四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ふるさとへの旅(ジエンド)隼人塚

2009-11-16 22:16:48 | 生かされて今日
 JR隼人駅に近くに五重石塔3基と四天王石像4体が立っています。隼人塚といい国の史跡です。古代において大和朝廷に服属せず殺されたクマソ・隼人の霊を慰めるために建てられたとか、正国寺という寺の跡などの諸説があるそうです。
現在では約1000年前の平安時代後期の建造物と見られており、未だよく分からない石塔群のようです。奈良県の纒向(まきむく)遺跡で大型宮殿址が発見され、女王卑弥呼の住まいではと騒ぎになっています。邪馬台国九州説は苦境に立たされるでしょう。
 私はよく薩摩隼人ですねと云われますが、向こう見ずな元気モンと云った意味なのでしょうか。鹿児島ではボッケモンと云います。決して野蛮人でありませんよ。
 ニュースによりますと熊本との県境、出水(いずみ)市に恒例の鶴が越冬に多数飛来しているそうです。「南国鹿児島」と云われますが、冬は霧島や内陸部ではスケートが出来る寒い所もあるんですよ。是非、鹿児島へお出でください。
 ふるさとの旅もここ隼人塚でピリオドをうちます。


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ふるさとへの旅(その7)鹿屋

2009-11-16 06:54:48 | 生かされて今日
 桜島の裏側から大隅半島を走り元帝国海軍航空隊があった鹿屋航空史料館へ参りました。日本本土へ迫るアメリカ艦船へ爆弾を抱いて突入された905名の若き青年達が出撃した戦跡です。
二十歳前後のりりしい顔写真を仰ぐと、「もっと生きたかったゾ」と訴えてこられ脱帽、身を固くします。軍国主義教育の思想強制で逃げ場なく自爆へ追い込まれた犠牲者です。親への遺書を読ませて頂くと目頭が熱くにじみます。教育偏向の恐ろしさを訴えております。憲法第20条にある「思想信条の自由」はこの尊い犠牲者のお陰様と云えましょう。
 嘗てお台場の海の科学館に展示されていた飛行艇の傑作機、唯一残されている二式大艇です。「空の戦艦」と呼ばれB29の1.3倍の航続距離を誇る名機でした。爆撃や偵察用でかなり大きく、後ろから見ると胴体は意外と細身でした。
 なお、薩摩半島にある知覧は陸軍の特攻基地でした。
合掌
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