四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

恩に気づく

2008-07-15 07:26:05 | 生かされて今日
 お盆のさ中なのでしょうか、父や母のことで朝早く目を覚まします。私が中学生の頃おじいさんの証券会社が社員の使い込みで倒産しました。役員に名義を貸していたらしい私の父はその負債を負うことになりました。自宅の家財道具に税務署の赤紙が貼られました。差し押さえです。
父は役員だった会社の退職金や自宅を処分して返済したようです。運送業を興すつもりだったのでしょう小さなトラックが家に置かれました。兄は大学進学を断念しましたが、私はなんら深い事情は知らぬままに進学出来ました。
今思うと親と祖父の労苦、兄の口惜しい思いに気づき、自己中心を懺悔するばかりです。
自分を支えるために「犠牲バンド」をしていただいたことに、なかなか気づけない自分なのです。今になってようやく気づき、下積みに感謝しております。南無妙法蓮華経
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