「寒い朝」の季節を迎えると、なかなか布団から抜け出すことができません。特に、受験生を抱えてこれから朝型に変えていこうとする時、保護者の方の奮闘振りが目に浮かびます。実は、私も小さいとき寒いのが苦手で、子どもたちの往生際の悪さを笑うことはできません。しかし、こんな私でも「えいっ」と起きることができるようになった魔法の言葉があります。今回はその言葉についてお話したいと思います。
私は、大学入学と同時に郷里を離れました。経済的なこともあり某新聞社の奨学生として学校に通うことになりました。つまり、朝夕刊の配達と新聞代の集金をしつつ、学費と生活費を賄い大学に通うというものです。友達は「たいへんやなぁ」といいますが、田舎から出てきて右も左もわからない本人には、他に術はありませんから別にそんなに辛くはなかった、と思います。ただ一つ早起きが苦手でした。夏はまだしも、冬、特に厳寒期を迎えての早起きは苦痛でした。午前3時に起床しなければなりませんから、寝たと思ったら起きる訳です。ホントに苦痛でした。
そんな時、同じ奨学生の先輩が教えてくれた早起きの魔法の言葉があります。それは『一瞬の勇気』です。
布団から起きるとき、『一瞬の勇気』と言うのです。人間誰しも卑怯者や裏切り者になりたくありませんから、『一瞬の勇気』を振り絞り布団から跳ね起きます。これは或る意味、究極の自分自身との闘いです。日々、自分の心の有り様を試されることになります。自分自身の甘さと向き合うこんな日々を続けていると、いつしかあれほど苦手だった冬の朝の早起きが、苦痛でなくなっていきました。
この『一瞬の勇気』は、早起きするときだけに限らず、今でもずっと私の魔法の言葉です。何かに迷いを生じたり、言い難いことを言わなければならないとき、ぽんと背中を押してくれるのです。一度、行動を起こしてしまえば、後は以外となんとかなる……(やけくそ?)ものです。行動を起こすまでが最大のエネルギーを要します。電車で席を譲るときに『一瞬の勇気』、生徒たちの素行を注意するときに『一瞬の勇気』、そうそう24年前タバコをやめたときも『一瞬の勇気』でした。そう考えると私の半生は『一瞬の勇気』と伴にあります。
さて、今回はこのくらいで…。「『一瞬の勇気』でたまった事務処理して下さいね」と講師の先生に言われそうです。面倒でついつい後回しにしてきましたが、そろそろタイムリミットです(泣)。あなたも小さなことから『一瞬の勇気』で行動を起こしてみませんか?もう一人の自分を必ず発見できるはずです。
私は、大学入学と同時に郷里を離れました。経済的なこともあり某新聞社の奨学生として学校に通うことになりました。つまり、朝夕刊の配達と新聞代の集金をしつつ、学費と生活費を賄い大学に通うというものです。友達は「たいへんやなぁ」といいますが、田舎から出てきて右も左もわからない本人には、他に術はありませんから別にそんなに辛くはなかった、と思います。ただ一つ早起きが苦手でした。夏はまだしも、冬、特に厳寒期を迎えての早起きは苦痛でした。午前3時に起床しなければなりませんから、寝たと思ったら起きる訳です。ホントに苦痛でした。
そんな時、同じ奨学生の先輩が教えてくれた早起きの魔法の言葉があります。それは『一瞬の勇気』です。
布団から起きるとき、『一瞬の勇気』と言うのです。人間誰しも卑怯者や裏切り者になりたくありませんから、『一瞬の勇気』を振り絞り布団から跳ね起きます。これは或る意味、究極の自分自身との闘いです。日々、自分の心の有り様を試されることになります。自分自身の甘さと向き合うこんな日々を続けていると、いつしかあれほど苦手だった冬の朝の早起きが、苦痛でなくなっていきました。
この『一瞬の勇気』は、早起きするときだけに限らず、今でもずっと私の魔法の言葉です。何かに迷いを生じたり、言い難いことを言わなければならないとき、ぽんと背中を押してくれるのです。一度、行動を起こしてしまえば、後は以外となんとかなる……(やけくそ?)ものです。行動を起こすまでが最大のエネルギーを要します。電車で席を譲るときに『一瞬の勇気』、生徒たちの素行を注意するときに『一瞬の勇気』、そうそう24年前タバコをやめたときも『一瞬の勇気』でした。そう考えると私の半生は『一瞬の勇気』と伴にあります。
さて、今回はこのくらいで…。「『一瞬の勇気』でたまった事務処理して下さいね」と講師の先生に言われそうです。面倒でついつい後回しにしてきましたが、そろそろタイムリミットです(泣)。あなたも小さなことから『一瞬の勇気』で行動を起こしてみませんか?もう一人の自分を必ず発見できるはずです。