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ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。

センター試験・国語への手引き

2010年09月03日 | 中学受験 合格力随想
9月になりました。センター試験まであと四ヶ月ちょっと。いよいよ仕上げに取り組む時期です。今回は、ご相談の多い国語について少し述べてみましょう。

極論すれば、センター試験の国語は、満点を取れるテストです。そして、そのコツは、次のとおり。

1、現代文においては、問題文は、理解できたところに線を引きながら、一気に読みます。

2、設問は、それぞれの選択肢のどの部分がおかしいかということとを×△?などで記号をつけていきます。消去法で、×や△や?のなかったものが◎です。

3、古・漢文の伸び悩んでいる方は、古文は文法と重要古語、漢文は句法をもう一度徹底的に暗記します。

4、10年分の過去問を満点近くになるまで繰り返し解きます。


現代文のもとになる学力は、ややこしく長い問題文を一気に読める読解力です。この読解力は、過去の国語入試問題集を復読(繰り返し読むこと)することで身につきます。なぜ復読がいいかというと、文章の表現や構造が、単なる知識としてではなく自分の血や肉として消化されることによって、読む力が自由に使えるようになるからです。これは、英語や数学など、他の教科の勉強とも共通する学力の本質です。

そして、点数をよくするためには、消去法のコツをつかむことが必要です。国語力と国語の成績の間には高い相関がありますが、センター試験や入試問題のように差をつけることを目的とした試験では、一致しない部分も大きくあります。消去法の考え方を理詰めで理解し、マーク模試できちんと試してみて下さい。

古文と漢文の50点×2=100点は、国語に苦手意識をもつ方にとっては基礎点になります。語学の履修と思い、4の事項の暗記に徹して下さい。本番はこの時期からの頑張りにかかっています。まだまだやれば点数にすぐに反映できることが、沢山あります。諦めずに頑張りましょう。


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