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ALGOの塾長日記~愚公移山~

-学習塾方丈記-

学習指導の由なしごとを
    徒然に綴ります。

時の記念日

2007年06月18日 | 中学受験 行雲流水録
「おはよう!」と、とび起きて一番に時計を見る人。朝ごはんを食べながら、時間が気になる人。雨にぬれた淡(あわい)い色のアジサイの花に見とれ、ハッと急ぎ足で通り過ぎて行く人。約束の時間を守る大切さを知っている人。人はいつも時間を気にしてすごしています。

6月10日は「時の記念日」でした。くわしく知らないので、よい機会だと思い調べてみました。抜書きしましたが、調べるっておもしろいです。西暦671年,天智天皇は水時計を設置し,日本で初めて人々に時刻を知らせたといいます。「時間をきちんと守り,欧米なみに生活の改善・合理化を図ろう」という目標がありました。

『日本書紀』によると4月25日,今の暦では6月10日に当たるので,6月10日が「時の記念日」に選ばれたのです.これは1920(大正9)年,東京天文台と生活改善同盟会によって定められたとのことです。時計の針はどうして右まわりなのでしょう。日時計から受け継がれてきたことは、知っている人もいるでしょう。地面に立てた棒の影をおっていけば右まわりになります。太陽の位置を思い浮かべると南半球では、日時計の影は左まわりになります。でも、時計を発明した場所はイタリアですし、そのころの文明は、ほとんどが北半球にありました。そういうわけで時計の針の右まわりは、世界中、どこの時計も4千年まえのエジプト人の知恵が作りだした日時計のしくみをひきついでいるのです。

はじめて機械(きかい)時計を作ったといわれるイタリアの修道僧が、日時計の影にあわせて、文字盤の数字をならべたというわけらしいのです。初期の機械時計は、動力におもりを用い、冠形(かんむりがた)の歯車の回転で振り子をしんどうさせるもの。機械時計にはかならず鐘(かね)がついており、自動的に鐘を打って町の人びとに時を知らせました。時計は時刻を知るだけでなく、生活を管理する大切なものだと改めて知りました。

この世の中は知らないものだらけ。だからこそ、「調べること」の楽しみがあります。広がりのある知的な行動は健全な学力の基礎です。いっぱい困って、いっぱい調べて、チョットずつ判る。それが本当の学習の姿と思うのですが。調べることは、ホントにおもしろいです。

澪標
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