蒸し暑い

事務所に戻ったのは、午後1時。シャッターを開けると、さっそく業者がやってきた。
仕事をする気分ではないが、あれやこれやと、心は乱気流を抑えて、胃袋を満たす。

病院は、今日仕事が休みだった娘と交代。

気になるのは、せっかく貰ったツヤツヤの石一個、ティッシュに包んでジーンズの内ぽっけに入れたはずが、どうしても、見当たらない。

120％、落としたようだ。くそ！

蒸し暑いし、心が落ち着かないので、やはり、頭を洗って、つるつるに剃りあげることにしよう。髪を伸ばすのは、また冬に入ってからだ。

ツヤツヤ石

送信from Y.Yoshizmi：控え室で待っていると、11時10分前に、手術中の担当医が私の前に現れて、「摘出した胆嚢に気になる部分があったので、今、顕微鏡で病理検査に回していますので、もう少し時間がかかります。」と言いにきた。

摘出してしまった胆嚢の中に、何か気になることがあったとして、切開部分を放置したまま、その検査結果を待っているだけの、『理由』はあるのだろうな？、と私の心は叫ぶ。

術後にその説明が出来ていなかったら、どやすぞ！

「気にしなくていいだろう、というので、今から、閉じます。後30分ほどで終わります。」と11時20分頃に、再度担当医が私の前にやってきた。

そして、12時少し前に、館内携帯の呼び出しがあって、術後の説明室に行く。

1センチほどの表面がツヤツヤして石が3個と、細かな石が数個。これだけ？たったこれだけがタラコのような胆嚢にはいっていただけで、果たして、これがあれほどの、七転八倒の痛みを起こす原因か？

一個を貰った（落としてしまった！）

かなり、怪しい。そばのパレットに乗っていた、袋だけとなった胆嚢が二つに切られて、真ん中部分に、高さ1センチ、幅4センチほどの白く厚みのある脂肪のように見える部分があった。

気になったのは、これだという。確かに、柔らかい薄い袋の中に、このような部分があれば、気になるだろう。これが痛みの原因だった可能性もありえる。単なる脂肪か、筋肉繊維の塊らしく、癌ではないという。

これが癌だったら、胆のう管の脇に、小さなリンパ節があるので、そこに転移などしていたら、腹を開いているとき、取り除いておくとベターだというので、顕微鏡検査を待ったらしい。

それにしても、胆管に繋がる胆嚢との間の小さな管（胆のう管）が、ねじれて、写真では巻貝のようになっている。

人間が長い間生きているとき、胆嚢が回転して、小さな取り付け部分をねじれさせる。それが巻貝のようになってしまっているのだ。胆管部分は太く、胆嚢側が細く小さくなっている。底を、小さな石が通り抜けるとき、きっと痛いのだ！

このねじれた管の中に、小さな石があるかもしれない、というので、「しごいた」らしい。

さらに、細い部分を切り取ったので、クリップで、閉鎖したのは、その巻貝状になった途中だという。

考えると、そいつはきっと『痛い』に違いない。胆のう管が慣れるまで、きっと痛むぞ。

切り取った先っちょだけを、クリップで閉鎖するだけでいいのに、余計なことをしやがって！

だから、言ったじゃないか。余計なことはせず、胆嚢摘出だけ、ちゃっちゃとしろ、って。
術後経過の問題だ。医者は、痛くない。痛みに無神経なのだ。手術にかかる時間は、早いほうが、術後の回復も早い。

余計な臓器を、念のためになどと、触る必要がないほど、早く治るし痛みも少ない。

結局、3時間かかって、麻酔が切れたら、痛くて痛くて、座薬を入れても痛みは治まらないようだった。酷く、消耗しているようだ。だが、終わったのは、事実。

玄関脇レストラン

送信from Y.Yoshizmi：レストランが出来たときから、恐らく古いタイプだったから、今では、2,3世代前の感じの、つまり高齢者には馴染みの、雰囲気の「田舎臭いレストラン」が大きな病院施設の玄関脇に、三日月形に広がっている。

珈琲飲み放題（外のドリンクもOK）のモーニングを食べながら、じっくり腰を落ち着ける。

9時過ぎに手術室に入っていった。2時間ほど、という予定だったが、あの「へぼ」は、恐らく長引くだろう。

第一、昨日の私の申し入れ（胆嚢摘出だけ、ちゃっちゃとやって欲しい）という申し入れは、理解を示したが、本人から再度電話があり、本人了解の下、「お任せ」となった。

「20分ほどしか、かかりませんし、この際だから、すっきりしたほうがいいでしょ？」という、話だった。　ふん！

雨なし

送信from Y.Yoshizmi: [ 20c,26c,20% 60p67k ]

連日、雨が降らない。かなり、大地が乾いている。「から梅雨」であることは間違いない。

心まで乾きそうだが、我が家の宇宙人の「つがい」は朝の早くから、能天気に元気だ。火星の大地に似てきたのか？　地球が。

さあて、そろそろ、病院に出かける時間だ。いよいよ、本番の胆嚢摘出手術。石で膨らんで、葡萄のようにでこぼこ、しているらしいから、カルシューム胆石もなかなか、成長する。

カルシューム過多かというと、体質的にはカルシューム不足だというから、厄介なものだ。ただでさえ、カルシュームが足りないのに、石になってしまえばより不足する。

女性はほうれん草好きだから、ほうれん草が「あかん」と信じている人物がいる。まあ、ひとそれぞれ、かな。