サッカーの試合において、審判が間近にいなかった時に、ゴールなのかどうか微妙な場合がある。こんな時に、観客からは間違いなくゴールと思われた場合も、審判によってゴールの判定がなされなかったことが多い。実際、今回のFIFAワールドカップでも、ゴール疑惑の試合があった。こんなことから、FIFAは、ゴール判定システムの導入に踏み切ったのである。
FIFAが誤審防止を目的にゴール判定システムを初めて導入した。この日設置された「ゴールレフ」は、ゴール内に機器を取り付けて磁場でボールの位置を判定し、ゴールが認められると主審の腕時計が振動する仕組みで、判定の結果は審判団以外に公開されない。この日はゴール付近での微妙なシーンはなかった。9、12日の試合では、複数のカメラで映像を解析する「ホークアイ」が使われる。
国際サッカー連盟(FIFA)のバルク事務局長は5日、東京都内で会見し、6日開幕のクラブワールドカップ(W杯)で初導入されるゴール判定システムについて「テクノロジーが初めてサッカーに用いられる革命。審判の正確な判定の助けになるだろう」と自信を示した。
判定システムには2社が参加し、今大会では日産スタジアムと豊田スタジアムで1種類ずつ使われる。センサー入りのボールを使い、ゴールラインを越えたかを判断する。システムの助けを受けるかどうかは、試合開始90分前に審判団が判断できる。5日午後には日産スタジアムに設置された「ゴールレフ」が公開され、ボールがラインを割ると審判の時計が振動し、画面に「GOAL」と表示される様子が実演された。
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