２か月の月日が経ってしまい、本日、「孫との別れの日」を迎えることとなった。出産から成長し、２か月が経った本日、娘と共に孫は、旦那さんの家へと帰ってしまったのである。毎日、ミルクだ、ウンチだと大慌てしていた月日が、静寂の日になってしまった。実に辛い。あんなに小さい、何も分からないがあどけなく笑う孫の顔が、しばらく見れなくなってしまうのである。何ともやるせない、何とも寂しい時間に戻ってしまったのである。妻と共に、溢れる涙をぬぐうのが必死だった。我が子の巣立ちの時よりも、実に悲しく、大きな心の空洞ができてしまったような感じがするのである。
日本は、台風１９号の列島縦断で、大変な被害が出ている中ではあるが、それ以上に心の空洞が埋まらないのである。心の中に、巨大台風１９号が、嵌ってしまったようにも思えてしまう。大きな空洞と大きなうねりの中に、心が存在しているようなのである。別に会えないほど遠隔地に旅立ってしまったわけでもないのに、何でこのような寂しい思いになるのであろうか？「孫」と言う存在に、打ちのめされてしまった感がある。何も認識していない、生後２か月の無邪気な孫。この存在が、大きいのである。この孫がいなくなっただけで、これほどの寂しい気持ちになるとは・・・・。明日からどうやって生きていこうとまで考えてしまうのである。自分の子供ではないが、孫という存在は、すこぶる巨大な存在感を残していったのである。わずか６０センチほどの小さな体なのに、「進撃の巨人」ほどのインパクトを私たち夫婦に残していった。実に大きな存在なのである。あの無邪気な笑顔が、脳裏に焼き付いて離れない。涙、涙・・・・・、なのである。