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やるせない!死の商人『ロード・オブ・ウォー』

2007年03月25日 14時48分21秒 | Weblog
ニコラス・ケイジ主演の『ロード・オブ・ウォー』。
史上最強の武器商人と呼ばれた男。実話に基づく映画であり、随所に戦争・虐殺への怒りがこみ上げてくる。実際に手を下さなくとも、武器(カラシニコフ機関銃等)を売りさばくことで、結果として、死に加担していることになる。全編を通しての、語り口調による回想仕立てが、より現実の重さを彷彿とさせる。悲しく、苦しい感情が、ずっと流れていくようだ。この閉塞感は『ミュンヘン』を観ている時と似ている。オリンピック選手を殺害された報復に、イスラエルが放った特殊暗殺者。この物語と同じく、重苦しい空気が充満している。ニコラス・ケイジが演じるユーリーが言う。「人生における破滅的状況は、2種類ある。夢が破れたとき、と、夢がかなった時だ」。実に重い言葉である。どちらに転んでも結果は同じなのか?                                   
ひょんなことから国際武器売買事業に乗り出し、やがて世界的武器商人へと成り上がっていった一人の男の実像をシニカルかつリアリスティックに描いたアクション・ドラマ。監督は『ガタカ』のアンドリュー・ニコル。出演は『ワールド・トレード・センター』のニコラス・ケイジと『トレーニング デイ』のイーサン・ホーク。【ストーリー】ソ連崩壊前のウクライナに生まれ、少年時代に家族とともにアメリカに渡ったユーリー。彼はギャング同士の銃撃戦を目撃した時、武器を必要としている者に武器を提供する仕事が求められていると気づき、弟のヴィタリーと共に武器売買事業を始める。そしてその仕事に天性の才覚を発揮した彼は、やがて世界有数の武器商人へと成り上がっていく。ソ連崩壊によって大量に余った武器をアフリカへ売りさばき莫大な富を築いていった彼は、反面、商売に伴う危険も増し、さらにインターポール(国際警察機構)のバレンタイン刑事から執拗に付け狙われるようになるが…。

生命とは?『アイランド』

2007年03月25日 12時22分38秒 | Weblog
 生命とは?『アイランド』
 生命とは、何か?を考えさせられる映画『アイランド』。 近未来に人類はクローン技術を使い、商品化させる製造物を製造し、提供する時代に突入。肝臓、腎臓等必要に応じて製造するのだが、その中に、突然変異の人種が・・・。
アイランドとは、まさに臓器を取り出す工場で、ここに行く事が楽園に行く事と記憶にインプットされた臓器提供クローンたち。この楽園には、毎回抽選が行われ、当選者は大喜びをするのだが・・。
 命とは?人間とは?を痛烈に考えさせられる映画だ。一人のクローンが、この非人間的な仕組みに対峙する。
 ストーリー:近未来のアメリカを舞台に、徹底管理されたコロニー都市に暮らす
男女が自らの恐るべき境遇を知り、その非情な運命に逆らって逃亡するさまを
スリリングに描いたSFアクション。監督は『アルマゲドン』のマイケル・ベイ。
出演は『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガーと『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソン。【ストーリー】近未来のアメリカ。大気汚染で生命が死に絶えたという外界から隔絶され、徹底的に管理された安全なコロニーで暮らす青年リンカーン。彼ら住人にとって、汚染されていない地上最後の楽園“アイランド”へ行くことだけが唯一の夢で、毎日のように行なわれる抽選会で当選することを首を長くして待っていた。だがある日、リンカーンは、コロニーの中に迷い込んで来た蛾のような昆虫を発見、外界が汚染されているという話に疑いを抱く。そんな中、彼が親しくしていた女性ジョーダンが抽選会で当選、彼女は喜び勇んで荷造りを始めるが…。