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ヨモギさんは色んな仕事を掛けもちしてるが・・・
「ガソリンがないなあ~
スタンドで給油しよう
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「イラッシャイマセ」
「機械風にしゃべってもバレてますよ ヨモギさん
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「残念 満タンッスか?」
「2,000円分で・・・
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「そうだ また長岡京市が登場する本を見つけたよ」
「え?今度は?
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「永井路子さんの『朱なる十字架』って小説
玉 後の細川ガラシャが勝龍寺城で細川忠興と結婚式をあげた
その翌日の話で 忠興が玉に勝竜寺城内を紹介するシーン・・・
『勝竜寺城は古い城で、ついこの間も、この城をめぐって戦いがあった。
この時は細川家はこの城を攻め落とす立場にあったのだが、
その功を買われてここの城主となったのだ。
土塁もさして高くなく、まわりにめぐらした堀も浅い。
戦いのあとは壁にも柱にもまだ残っていて、新築した坂本城にくらべれば
各段に見劣りした。』
とある」
「なんか勝竜寺城のことがショボイ表現。。。
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「だけどね
『それでも古い城には古い城なりのよさがあった。
坂本城のようにそそり立つ天守もなかったが、角櫓(すみやぐら)に登ると、
あたりの山々が一目で見渡された。』
とあるから大丈夫」
「よかった
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「それで忠興は玉に紹介するンだ
『都はあのあたりになる』
『右手は淀の川筋だ』
『つづいて山崎、西山、ひときわ高いのが愛宕山・・・』
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「まるで勝竜寺城公園にいるみたい
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「スマン!次の仕事の時間だ!
失礼するよ」
「ちょっと待って!まだなんですけど給油!
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つづく
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