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中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

無錫 黿頭渚(yuan tou zhu)風景区

2019-04-11 00:04:11 | <江蘇省>観光

黿頭渚は太湖の北側にある半島で、無錫の有名な観光地、桜の名所のひとつです。

3月末頃には満開の桜を楽しむことができます。

 

 

ここ数年、清明節の連休には浙江省舟山の普陀山に行っていましたが、

3年連続お参りのノルマを達成したので、今年は近場にお出かけしてきました。

 

 

黿頭渚の”黿”は、中国語でスッポンのことです。

半島の形がスッポンの頭の形に見えることから名付けられたそうです。

 

 

入り口は、混んではいるけど連休中にしてはまだましな方かなという感じでしたが、

いやいや、中に入ってみるとやっぱり。。

 

 

以前来たのはもう15年前ぐらい。

何となくのイメージでの記憶はあるのですが、あのころはたぶんまだ桜の名所でもなかったし、

有名な観光地でしたが人であふれる場所でもなかったように思います。

 

 

今年は桜の開花が早かったようで、

残念ながら清明節にはもうソメイヨシノの花はほぼ全て散っていました。

残っているのは遅咲きの八重桜。

 

 

中日桜友誼林には現在3万本の桜が植えられています。

春には多くの人が観光に訪れます。

 

 

日中友好の証として日本から送られたソメイヨシノ1500本の植樹が始まりで、

その後も植樹が続けられ、今年は32周年の記念行事が開催されたようです。

 

 

混んでいてやっぱり行列に並ぶ必要はあるのですが、

こんな感じ弁当(35元)でよければ、

少しお昼時を外すとそんなに時間をかけずに買うことができます。

(暖かいお弁当です)

 

 

お弁当なら、みんなささっと済ませちゃうので 座る場所もすぐに空きます。

 

 

観光船の乗り場付近はもう身動き取れないほどの人。

船に乗る順番を待つ人、船から降りた人であふれています。

 

 

昔ながらのジャンクは走らず止まったままですが、

せっかくここにきたら鹿頂山から無錫旅情を楽しまないと。

 

 

黿頭渚風景区を発着するバスも超満員なので公共自転車が大活躍。

賢い人たちは活用しています。

なんかこう昔の中国に戻ったみたい。

 

 

正直、既に桜が散っていたことも知っていましたし、

連休中に行っても景色を楽しむこともままならないので、

ここに行こうなんて考えさえしなかったのですが、車に乗せて連れて行くからと誘われて、

運転しなくていいし渋滞しても車の中で寝てればいいか。。

みたいな感じで連休中の中国の観光地らしさ?をしっかり堪能してきました。

でも混まない時期さえ選んで行けば黿頭渚は本当にとてもいい場所なんですよ。

 

 

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無錫 無錫梅園

2019-02-28 00:10:00 | <江蘇省>観光

ここのところずっと天気の悪い上海、蘇州ですが、

日曜日は久々に晴れたので無錫梅園に梅の花を見に行ってきました。

 

 

まだちょっと早いのは分かっていましたが、

もしかすると人もまだ少ないかもという淡い期待を抱きつつ。

 

 

案の定、花はまだ半分程度で、蕾が多い状態でしたが、

まあまあ楽しめるレベルではあります。

 

 

が。。人は。。

淡い期待は入り口で崩れ去りました(というよりもう周辺は大渋滞)

 

 

無錫梅園は、無錫の梅の名所のひとつです。

入園料は60元で休閑カードも利用可能です。

 

 

栄徳生という人が1912年に私邸として造った庭に、

蘇州から梅の苗を持ち込んで植樹を始めて、

 

 

そこから1930年ごろまで、植樹や庭園の建物を増やし、

今の大きな梅園になったそうです。

 

 

まだ塔や高台から見下ろす梅の花はまばらでしたが、

もう少しでとても綺麗に見ることができそうです。

 

 

3月下旬ごろまで梅花祭が催されています。

 

 

それに合わせて台湾屋台祭りのようなイベントもやってます。

いくつか試してみましたが、まぁ美味しいものはないと思います。

(あくまでも個人的な感想です)

 

 

もし、ここで何か食べたいと思うなら、

もともとあるレストランなどで食べた方がよいかもしれません。

ちょっといい感じのカフェみたいなのもありましたし。

 

 

人が多いのでのんびりと花を愛でるみたいな雰囲気は皆無です。

 

 

でもお祭りと割り切ればそれなりに楽しめるかと思います。

子供用の遊園地やボート遊びの池などもあります。

 

 

たぶん、今週末はもっと咲いていると思います。

見頃は来週末ぐらいでしょうか。

ただし、人出はこれ以上になると思いますけどね。。

 

 

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江蘇省 常熟 沙家浜景区

2018-11-22 00:11:22 | <江蘇省>観光

沙家浜は陽澄湖の北側にある湿地公園です。

共産党が思想教育のために作った真面目な施設のある風景区です。

 

 

湿地公園としては華東地域で最大規模だそうです。

交通の便が悪い所にあるので車がないと行くのに時間がかかります。

 

 

蘇州から沙家浜への行き方をネットで調べてみると、

蘇州北バスターミナルから長距離バスで常熟汽車南駅(招商城)まで行って、

常熟5路のバスに乗り換え、沙家浜景区下車で行くのがよさそうです。

少し遠回りになりますが、常熟汽車客運北駅行の長距離バスでも常熟5路に乗り換えできます。

 

 

景区入り口のすぐ近くにあるのが、沙家浜革命歴史記念館。

いわゆる抗日で活躍した人達を紹介しています。

ここまでは無料で入れます。

 

 

念のために一応書きますが、あくまでも抗日であって、反日ではありません。

娯楽というかコメディ的な反日ドラマのテーマパークでもありません。

まぁ、見てもつまらないし、よく分からない。。かな。

 

 

公園の中に入ると水辺に沿って遊歩道が続いています。

水辺の道は木陰も多いので、暑い日に歩くのも大丈夫な感じです。

 

 

葦の中を進む小舟に乗ることもできます。(別料金です)

 

 

釣り堀でみなさん何を一生懸命釣っているかと思えばカニ釣りでした。

ちょうど行ったのが一月ほど前、上海蟹のシーズンに入ったばかりのころです。

上海蟹の雌は10月、雄は11月が美味しいと言われてます。

 

 

芦蕩劇場では、不定期ですが京劇の沙家浜が見られるようです。

杭の上でバランスをとって遊んでいる子供たちがとても可愛らしくて、

思わず写真の中にいれてしまいました。

 

 

京劇は中国の代表的な伝統演劇のひとつで、いわゆる歌劇です。

清代に北京で発展したことからその名が付けられています。

抗日劇の代表的な演目に沙家浜があります。

 

 

また、テレビの抗日ドラマの題材にもなっていて、

撮影はこの横涇老街で行われたそうです。

 

 

白酒の造り酒屋さんなんかもあって試飲できます。

白酒はあまり好きじゃないので飲まないけど。。

 

 

思想教育施設とか抗日なんて聞くと、どうだかなぁ何て思われるかもしれませんが、

これらをスルーしても、葦の湿地などの自然、遊覧船や小舟、

昔の街並みを再現した通りなど、いろいろと楽しめる公園だと思います。

 

 

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江蘇省 昆山 千灯古鎮 

2018-10-11 00:10:11 | <江蘇省>観光

千灯古鎮は昆山市にある水郷です。

この近くにある工場へ仕事をお願いするかもということで、

周辺環境の下見を兼ねて行ってみました。

 

 

ちょうど上海と蘇州の中間ぐらいにあります。

どちらからも35kmぐらいの距離です。

交通の便が悪く、上海からも蘇州からもちょっと行き難い場所です。

 

 

2500年以上の歴史を持つ水郷古鎮なのですが、

規模が小さいせいもあるのかあまり有名ではありません。

ネットで検索してみると10年ぐらい前の記事でも穴場の水郷古鎮と書かれているので、

未だに穴場のままのようです。

 

 

千灯古鎮の入場料は60元ですが散策だけなら無料です。

展示館などに入る場合は有料ですが、蘇州の休閑カードがあれば無料で入れます。

ただし、先に古鎮の入り口で入場券を受け取る必要があります。

 

 

蘇州から公共交通を使うなら高鉄の昆山南駅まで行ってから、

111路のバスに乗って周巷で113路に乗り換え、千灯で下車というのが良さそうです。

上海市内からならバスの乗り継ぎだけで行けそうです。

 

 

古鎮の入り口にある3つの橋、泾浜橋、恒升橋、鼋渡泾橋は三橋邀月と呼ばれています。

3つの橋それぞれが、明代、清代、宋代の特色を持っているそうです。

(何が特色か調べられてません、スミマセン)

 

 

メインストリートの石板街は、宋代に造られた石畳の道です。

現存するものの中では最も古い部類に入るようです。

石の下は下水道になっているそうです。

 

 

ここは明代の思想家、顧炎武や、昆劇の創始者、顧堅の故郷でもあります。

顧炎武が住んでいた家は文化財として保存されています。

 

 

余氏典当は、清代に中国一の質屋を営んでいた余氏の店舗と邸宅です。

明代に安徽省から移り住んだと言われる余氏はここで大金持ちになりました。

”典当”の日本語訳は質屋です。

 

 

延福禅寺にある秦峰塔は宋の時代に建立されました。

古鎮のどの位置から見ても絵になる雰囲気です。

 

 

千灯に因んでか、燭台の博物館もあります。

1000以上の古い燭台やランプが展示されています。

 

 

昆山は日系企業も進出している場所ですがまだまだ田舎町も多いです。

町の食堂で値段を見ると田舎度合いがよく分かります。

でも、こういう場所に出かけるのが大好き。

有名な水郷より田舎の雰囲気が残っている場所の方がワクワクします。

 

 

最近、千灯周辺にも工業団地もできて、マンションも低層から高層へ変わりつつあります。

今は道路も整備中で通行止めになっていたり、でこぼこ道があったりしますが、

いずれはそれなりの街に変わってしまうのでしょう。

千灯以外の小さな古鎮へもそうなる前に行ってみたいと思っています。

 

 

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南通 啓東市の海

2017-11-23 00:12:00 | <江蘇省>観光

そういえば最近海を見てないなぁ。と思って、

海が見える所までぶらっと出かけてきました。

 

 

蘇州から海までの距離で考えるなら、上海浦東辺りが近いのですが、

あの茶色い海をわざわざ見に行く気もしないし。。

長江の北側ってあまり行ったことないので、

ざっくり目的地を南通の啓東にしてみました。

 

 

蘇州から車で南通へ行くなら、

G15(常台高速・瀋海高速)を使って

蘇通大橋で長江を渡るのが一般的かと思います。

 

 

蘇州から高速に乗って最初のサービスエリアが陽澄西湖服務区です。

広くて割と綺麗なサービスエリアですが、いつ来ても車が少ない。

粽子博物館なんてこと書いてますが、

粽を作る工程がガラス越しに見えるぐらいです。

(実演しているのは見たことないです)

 

 

蘇通大橋は、交通量が多く、

南通方向の流れは比較的スムーズですが、蘇州方向はよく渋滞します。

この日も帰りはしっかりと渋滞にはまりました。。

 

 

蘇通大橋を渡った先は南通の中心部近くです。

海に出るには、G40などを通ってまだ東へ80kmぐらい、

海のある啓東はかなり田舎になります。

 

G40のサービスエリア、麒麟停車区で一休み。

ここにあるのは、給油所とトイレ、売店と小さな食堂のみ。

 

 

腹ごしらえに、高菜の麺に目玉焼きをトッピング。

食堂に座っている人達の半分は売店で買ったカップ麺を食べてます。

 

 

蘇州から200kmほど走って目標の海に到着。

啓東は黄海と東シナ海のちょうど境目になります。

ここはどっちなんでしょう。

この海の真っ直ぐ先には九州があるはずです。

 

 

海辺に新しい建物が並んでいます。

おそらく商業施設を作ろうとしているような感じです。

 

 

肝心の海は、茶色ではないけど綺麗でもなく。。

海を見ることが目的だったのか、海まで行くことが目的だったのかはさておき、

太陽が沈むのをのんびり眺めてから帰りました。

 

 

海岸で公安の車がスピーカーで周囲に呼びかけながら近づいてきたので

何事かと思ってよく聞いてみると、

「”船に乗らないか”と誘われても絶対に乗らないで!」

だそうです。。きっと事故やいろんなトラブルが多いんでしょうね。

 

 

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