1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

治療のこと

2007-10-02 17:48:07 | Weblog
骨肉腫の治療法は、ここ20年で目覚しい進歩を遂げています。
それによって生存率も10%から80%へと向上しています。不治の病と考えられていた骨肉腫も今では治る病気になりました。
しかし、その治療は大変苦しいものです。
手術の前に抗がん剤投与を行います。腫瘍の縮小化を図りながら腫瘍の他への転移を抑えます。
その後、手術が行われます。
腫瘍の部位、大きさにより切断か温存かが選択されますが、最近では腫瘍の縮小化・再建技術の進歩により手足の温存率も100%近くにまで上昇しているそうです。
うちの娘の場合、上腕骨が壊滅状態だったので、鎖骨を使って再建しました。
神経を1本1本ほぐして皮をむき消毒して元に戻す。先生方が気の遠くなるような作業を繰り返して下さったおかげで指も動くようになりました。
手術の後、体の回復を待って抗がん剤の投与。体内に残っているがん細胞を殺します。
抗がん剤の副作用、効果は一人一人違います。副作用がひどい場合、治療を休止しなければなりません。回復を待って、治療を再開するため治療が終了するまでの期間は人によって違いますが大体1年くらいと考えていいでしょう。

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