1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

記憶が...

2011-01-28 07:16:17 | Weblog

2006年7月21日。

三回目、最後の手術の朝の写真。

ずっと、最初の手術の時の写真だと思っていた。

でもバンダナを巻いているので「おかしいな」と思い日付を調べて、間違っていることに気付いた。

娘は、バンダナを嫌がった。

テレビドラマなどの「バンダナ=抗がん剤治療」というイメージが嫌だったんだろう。

はじめての手術の時も手術室に入るときは、ニットの帽子を深くかぶっていた。

「もうニットでは暑いでしょう」と言っても、「この帽子みたいに顔まで深く隠してくれる帽子はない。」と言って聞かなかった。

しかし手術室から出てきたときは、前もって看護婦さんに渡してあったバンダナが頭に巻かれていた。

この時からバンダナは、娘の一部となった。

 

私の記憶も怪しくなってきた。