あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

平和を守る

2017-08-15 21:12:15 | Weblog




8月15日。
終戦記念日。

第2次世界大戦を生き抜いていらした方も
年々少なくなっています。

私は母が東京大空襲の生き残り。

父の叔父は硫黄島で戦死。
いまだ、遺品は勿論、遺骨さえ、かえってきていません
叔父からいただいた髭剃りを父は大事に大事に
もっていました。
父が亡くなったときにお棺にいれました。
父の宝物でしたし、一人、九州から東京に出てきたときに
「お守り」としてもっていたものだったので。

今日は茶道会の臨時総会。
途中、「黙祷」

この平和がいついつもまでも続きますように。

続いていくべく私たち現世代が守っていかねばなりません。


あらためて「戦争体験」を読み返しています


こども創造センター(新潟視察番外編)

2017-08-13 13:11:36 | Weblog
新潟視察後の事務処理や、予定されていたミーティングなどで
あっという間の週末。

さて、新潟市の「食育・花育センター」と同じ「いくとぴあ食花」エリアにある
「こども創造センター」について触れてみたいと
思います。

「ここも観てください」とご案内いただき、
館内を視察させていただきました。

こども創造センターは
「子どもに創作活動及び体験活動の機会及び場を提供することに
より、子どもの自ら生きる力を伸ばし、及び生きる力を育む」
ことを目的として設置された施設。
4階だての立派な施設でした。
新潟の木材が使われていて、(食育・花育センターも同様でした)
明るく温もりに「ほっと」する感じ。
1階は光と音のホール(200席くらい?ブラックライトが設置されて
いる!)、ものづくり広場、展示場。
2階は赤ちゃんひろば、ままごと広場、つみきの森。
赤ちゃんたちが楽しく遊んでいました♪
3階はきのぼりアスレチック、クライミングウオール。




4階はにじの滑り台(4階から3階まで滑り降りることが
できるのです)、そらいろネット(3階が見下ろせるネットの上で
こどもたちが跳ね回っていました)。
そしていこいの広場。
いこいの広場では、食事ができるのです。




お弁当をもちこんでもよいとのこと。

ものづくり広場では多くの子ども達がママやパパたちと
ものづくりに励んでいました。




驚くことに、材料はすべて用意されていて
何をつかってもよいのです。そして「無料!」
「何を造ろう?」
考えて、用意してある材料や絵の具等々で創作活動をし、
片づけもきちんとして、一日を終える・・・

身体を動かしたかったら、アスレチックやクライミングウオールで
遊んだり。
一日、このセンターで過ごすことができますね!

驚いたのは
「こども創造センター」の入場料、利用料は「無料」
市外の方も「無料」なのです。

新潟は雪が多いので冬場、家のなかにこもりがち。
ここにきて思いっきり遊んで、身体を動かしてほしい!という
想いもあるそうです。

外に出れば「動物ふれあいセンター」で小動物とふれあったり
山羊の乳しぼり体験ができたり。
カピパラもいましたよ!

遊んだ帰りは「食と花の交流センター」内の直売所で
新鮮な野菜や乳製品、酒もお米、魚等々
夕飯の食材を買って帰宅することができます。

食育・花育センターは新潟市の直営ですが、
それ以外は指定管理者が運営しています。

今回は「食育・花育センター」中心の視察でしたが、
あらためてこの「いくとぴあ食花」をゆっくりと視察したい!と
思っています。

新潟は「花」の街でした(花育マスター等)新潟視察3日目(10日)

2017-08-11 14:03:02 | Weblog










新潟視察最終日は
「花育マスター制度」について。
新潟市の花と食を一体的に学ぶことができる
「食育・花育センター」に行って
お話しを伺ってきました。

実は新潟は「花」の街だったのですね!
ボケ、アゼリア、クリスマスローズの生産拠点であったり
チューリップの切り花出荷率は「日本一」!!
新潟市の市の花が「チューリップ」であるのはそのためなのですね。

平成20年、花の大生産地である新潟市は「花や緑」に親しみ、
心豊かなまちづくりをすすめるために「新潟市花育推進計画」を策定。
市民運動としての花育を推進するために翌年、「花育マスター制度」を
創設しました。
花育推進事業として、花育マスター制度、花育通信、花育事例集の発行、
産地見学ツアーの開催、夏休み親子演園芸教室の開催等行っています。

(ちなみに平成24年には食育マスター制度も創設しています。)

花育マスター、食育マスター共に、さまざまな分野の専門家が
登録なさっていて、面談といままでの実績を判断して
マスター登録を行っているとのこと
市外の方でもOKだそうです。
園芸家、華道協会の先生達、造園業、アロマやハーブの専門家
お花屋さん等が登録なさっていて、現在、145名の方が
登録なさっているそうです。

地域の花育活動に来てほしいときに、センターに申請すると
適切な方を派遣してくれるそうです。
講師への謝礼は市の謝礼基準にのっとり1回につき
7600円。
依頼元は別に費用(実費等)がかかるようです。
ワンコイン講座など、開催するところもあるとのことです。

昨年度の派遣回数は139回。4169人の方が参加しています。
プロの方に気軽に来ていただけて、お花や盆栽、園芸、フラワーアレンジメントや
ハーブの講習を受けたり、地域活動ができるのは
羨ましい限りです。

新潟市民の生活に「花」が欠かせないものに
なっているように感じました。

花育と農業者の連携もばっちりとれていて、
全農・JA、花卉生産組合と連携い、季節の切り花展示を行ったり、
母の日、敬老の日、バレンタインデーなどの「物日」には
流通業者、小売店による花束やフラワーアレンジメントの提案展示を行い
花のある生活の提案や消費拡大を行っています。

「食育、花育センター」は「いくとぴあ食花」(食と花の交流センターエリア)
4施設の一つ。
(他には「こども創造センター」「動物ふれあいセンター」「食と花の
交流センター」があります)
食育も同時に行っているので、素晴らしい調理室がありました。




遊びながら
自分の食事の栄養バランスがわかる機器があったり、
お魚を三昧に卸すことができる模型があったり・・・・
年間40万人を超える来館者がある、というのも
頷けます。

驚くことに、このエリア内の施設は「無料」で利用できる!!
(レストランは別ですが)
市外の方も「無料」。驚きました。

「食育、花育センター」が新潟市の市民の「食育」と
「花育」の拠点となっており、花育マスターが
市民の花に親しむ生活や活動に活用されているか、実感した視察と
なりました。

丁寧に親切に説明してくださった食育・花育センターの
皆様、本当にありがとうございました。

そして、新潟市の視察に大変にお世話になりました、
新潟議会事務局渡辺主査には心から御礼申し上げます。
新潟で学んだことは、これからの活動に
しっかりと活かしていこうと思います。
ありがとうございました。

「エクサドン」!佐渡市の認知症予防 新潟視察2日目(9日)

2017-08-11 12:29:36 | Weblog






新潟視察2日目(8月9日)は佐渡市へ!
無事にジェットフォイルも運航!
佐渡市へ向かいました。



佐渡市視察のテーマは「エクサドン」
佐渡市の高齢化率は40.5%(男性35.7%、女性45.0%)。
佐渡市の人口は57255人。羽村市と同じ人口規模。
高齢化率は羽村市よりはるかに高いことがわかりました。
認知症の方の人数は推計で3457人、
軽度認知障害の人数は推計で2966人。
認知症予防、介護予防は重要な課題、施策だということが
わかります。

エクサドンは佐渡市民にとり、身近な和太鼓と伝統といて受け継がれて
きた佐渡芸能を、介護予防、認知症予防に活かした取り組みで、
推進するコアメンバーといて医療(森本医師。テレビでも同じみですね)
と太鼓専門集団(鼓動)と行政が連携、支援し
進めてきた事業です。

プログラム内容は、基本的な太鼓をたたく動作が全身運動につながり、
同時にファシリテーターの打ち方動作をまねる
「やまびこゲーム」や、次々に同じ動作を隣に伝えていく
「回覧板ゲーム」等。脳を刺激し、デュアルタスクが体験できる
内容となっていました。

市役所で事業立ちあげから携わっていらいた
濱田保健師。





詳しいお話しをうかがったあと、
活動を行っている場所に連れて行っていただき、
実際に私も「エクサドン」を体験しました!





太鼓をたたく、ということが
ストレス発散になりますし、ゲームになると
緊張します!
「次は私?」「次はなに?」と
かなり頭を使う・・・
運動量もけっこうなもので、汗をかきました。
そして、印象的なのは、参加なさっている皆さんが
活き活きとなさって笑顔がとても素敵!
初めて会う私にもとてもやさしく
「一緒にやれば大丈夫!」
「次はあなたよ!」と
ニコニコ笑顔で教えてくださいました。

佐渡市ではエクサドンの活動をサポートする
サポーター養成、育成講座を行い、サポーターの活動支援を
行っています。
現在53名のサポーターがいらして
活動を展開しています。
サポーターが行うエクサドン活動は年齢制限はありません。

市が主催するエクサドン太鼓教室(これは介護予防事業なので
65歳以上の方が対象。10回がワンクール)の卒業生が
サポーターになる
場合も多いとこのこと。

サポーターによる地域でのエクサドン活動、
市が開催する教室ともに男性の参加率が高いことが
「男性の引きこもり予防にはよいこと!」と濱田保健師。
私が参加させていただいたときも、男性の姿が目立ちました。

課題となっていることは
「開催できる場所の確保」と「太鼓」
確かに、太鼓の音がかなり大きいので、防音設備のあるところが
必要。太鼓も市で25台用意しているそうなのですが、
「活動拠点に置いておきたいのですよね」
用意できない時には小さい太鼓を使って行っているそうです。

羽村市でも太鼓や神楽が盛ん。
和太鼓と羽村の芸能を組み合わせて、認知症予防、介護予防が
できないか?

帰りのジェットフォイルの中で考えました。

お忙しい中、対応してくださった佐渡市高齢福祉課には
心から御礼申し上げます。
そして、議会全員協議会が開催中にもかかわらず
お付き合いいただいた事務局の池田さん、
本当にありがとうございました。

ちなみに佐渡市議会は毎月、議会が開催されている
そうです!びっくりしました。

下水道。「やはりすごい!」 新潟視察NO1(8月8日)

2017-08-11 11:29:41 | Weblog
新潟市、佐渡市の視察から昨日戻りました。
台風の影響も受けず、心配していた佐渡へのジェットホイルも
無事、運行。
下水熱システム、エクサドン、花育マスター制度。
充実した視察となりました。


では、まず8月8日の「下水熱システム」について。

新潟市役所に伺い、担当の皆さんからご説明いただきました。





新潟市では下水道の熱を利用した「下水熱システム」が
融雪、農家のハウスの空調システムに利用されています。
これは「全国初」の取組み!

雪が多く降る、新潟。
歩道や道路の除雪は勿論、除雪ができない歩行空間の
確保は長年の課題。これは羽村市でもいえることですが。。。
「マンホール蓋上の雪が溶けている!」
ここに着目した点が素晴らしいと思いました。
「下水熱を利用し、歩道融雪の熱源として利用できないか?」
検討が始まりました。

データ収集を目的とした、下水熱融雪システムを
平成24年に新潟市美術館前バス停の歩道、
平成25年、がんセンター前バス停の歩道で試験施工。
以上の2ケ所は、スポット的面積でデータ収集を終え、
面積を拡大することに。
新交通システム(新潟市はBRTが運行しています)の
交通結節点に導入することで、歩道の積雪問題が解決し、
公共交通の利用促進を目的として、
平成27年に、市役所前バスターミナル歩道部に導入しました。

冬場、雪が降っても下水熱によって歩道の雪が見事に溶けている
写真を見せていただきましたが、
「下水熱って凄い!」

次に農業用地地への利用ができないか?
検討が始まり、汚水幹線が農業用ハウス(花卉)近くに
汚水幹輅がはしっている秋葉地区に着目。
ここは「花ステーション」として花卉直売所でもあるのです。
このハウスに導入。
冬場の暖房に使われています。

気になる費用。
下水熱利用なので、料金は徴収していない!
施設所有者はシステムを動かす「電気代」のみ負担。


ハウスに導入したことによる経済効果は、1シーズン22万円!
約67パーセントの削減になっています。
(暖房は概ね12月~3月。日中は10℃、夜間は5℃の設定)
環境評価は二酸化炭素削減量が約78パーセント!!
素晴らしい効果だと思いました。

実際に「花ステーション」に連れていっていただき、
システムと、下水熱に使われる管路も覗かせていただきました。




マンホール蓋をあけると、「温かい!」




この熱を利用しているのだなあ・・・と感嘆しました。

暖房は勿論、熱源なので、冷房にも使えるそうで、
近隣の保育園からも相談があるとのことです。

これからもデータ収集を引き続きおこない、
公共施設への導入、将来的には民間企業での導入も
進めていきたいとのこと。

平成25年に「環境モデル都市」として選定され、
低炭素型都市づくりを進めている新潟市。
下水熱利用は、CO2排出量を低減し、
低炭素型都市づくりに見事に貢献していることがわかりました。

「下水って凄い!下水熱って素晴らしい!」
下水道の可能性を実感した視察となりました。

対応してくださった新潟市下水道道計画課、
東部地域下水道事務所の皆さま、本当にありがとうございました。
雨の中、市役所から30分ほどかけて「花ステーション」まで
お連れいただいたことにも、心から感謝申し上げます。