新潟市、佐渡市の視察から昨日戻りました。
台風の影響も受けず、心配していた佐渡へのジェットホイルも
無事、運行。
下水熱システム、エクサドン、花育マスター制度。
充実した視察となりました。
では、まず8月8日の「下水熱システム」について。
新潟市役所に伺い、担当の皆さんからご説明いただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/c5/9b5f98bc4fbc86940454552513c990af.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/72/01bbfdbaee3fe62631afa6bb12159234.jpg)
新潟市では下水道の熱を利用した「下水熱システム」が
融雪、農家のハウスの空調システムに利用されています。
これは「全国初」の取組み!
雪が多く降る、新潟。
歩道や道路の除雪は勿論、除雪ができない歩行空間の
確保は長年の課題。これは羽村市でもいえることですが。。。
「マンホール蓋上の雪が溶けている!」
ここに着目した点が素晴らしいと思いました。
「下水熱を利用し、歩道融雪の熱源として利用できないか?」
検討が始まりました。
データ収集を目的とした、下水熱融雪システムを
平成24年に新潟市美術館前バス停の歩道、
平成25年、がんセンター前バス停の歩道で試験施工。
以上の2ケ所は、スポット的面積でデータ収集を終え、
面積を拡大することに。
新交通システム(新潟市はBRTが運行しています)の
交通結節点に導入することで、歩道の積雪問題が解決し、
公共交通の利用促進を目的として、
平成27年に、市役所前バスターミナル歩道部に導入しました。
冬場、雪が降っても下水熱によって歩道の雪が見事に溶けている
写真を見せていただきましたが、
「下水熱って凄い!」
次に農業用地地への利用ができないか?
検討が始まり、汚水幹線が農業用ハウス(花卉)近くに
汚水幹輅がはしっている秋葉地区に着目。
ここは「花ステーション」として花卉直売所でもあるのです。
このハウスに導入。
冬場の暖房に使われています。
気になる費用。
下水熱利用なので、料金は徴収していない!
施設所有者はシステムを動かす「電気代」のみ負担。
ハウスに導入したことによる経済効果は、1シーズン22万円!
約67パーセントの削減になっています。
(暖房は概ね12月~3月。日中は10℃、夜間は5℃の設定)
環境評価は二酸化炭素削減量が約78パーセント!!
素晴らしい効果だと思いました。
実際に「花ステーション」に連れていっていただき、
システムと、下水熱に使われる管路も覗かせていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/7e/665ddefedfe7391ecde9929187e9b455.jpg)
マンホール蓋をあけると、「温かい!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/8e/86f91a0925d49b54b1105df03a6d3f71.jpg)
この熱を利用しているのだなあ・・・と感嘆しました。
暖房は勿論、熱源なので、冷房にも使えるそうで、
近隣の保育園からも相談があるとのことです。
これからもデータ収集を引き続きおこない、
公共施設への導入、将来的には民間企業での導入も
進めていきたいとのこと。
平成25年に「環境モデル都市」として選定され、
低炭素型都市づくりを進めている新潟市。
下水熱利用は、CO2排出量を低減し、
低炭素型都市づくりに見事に貢献していることがわかりました。
「下水って凄い!下水熱って素晴らしい!」
下水道の可能性を実感した視察となりました。
対応してくださった新潟市下水道道計画課、
東部地域下水道事務所の皆さま、本当にありがとうございました。
雨の中、市役所から30分ほどかけて「花ステーション」まで
お連れいただいたことにも、心から感謝申し上げます。
台風の影響も受けず、心配していた佐渡へのジェットホイルも
無事、運行。
下水熱システム、エクサドン、花育マスター制度。
充実した視察となりました。
では、まず8月8日の「下水熱システム」について。
新潟市役所に伺い、担当の皆さんからご説明いただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/c5/9b5f98bc4fbc86940454552513c990af.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/72/01bbfdbaee3fe62631afa6bb12159234.jpg)
新潟市では下水道の熱を利用した「下水熱システム」が
融雪、農家のハウスの空調システムに利用されています。
これは「全国初」の取組み!
雪が多く降る、新潟。
歩道や道路の除雪は勿論、除雪ができない歩行空間の
確保は長年の課題。これは羽村市でもいえることですが。。。
「マンホール蓋上の雪が溶けている!」
ここに着目した点が素晴らしいと思いました。
「下水熱を利用し、歩道融雪の熱源として利用できないか?」
検討が始まりました。
データ収集を目的とした、下水熱融雪システムを
平成24年に新潟市美術館前バス停の歩道、
平成25年、がんセンター前バス停の歩道で試験施工。
以上の2ケ所は、スポット的面積でデータ収集を終え、
面積を拡大することに。
新交通システム(新潟市はBRTが運行しています)の
交通結節点に導入することで、歩道の積雪問題が解決し、
公共交通の利用促進を目的として、
平成27年に、市役所前バスターミナル歩道部に導入しました。
冬場、雪が降っても下水熱によって歩道の雪が見事に溶けている
写真を見せていただきましたが、
「下水熱って凄い!」
次に農業用地地への利用ができないか?
検討が始まり、汚水幹線が農業用ハウス(花卉)近くに
汚水幹輅がはしっている秋葉地区に着目。
ここは「花ステーション」として花卉直売所でもあるのです。
このハウスに導入。
冬場の暖房に使われています。
気になる費用。
下水熱利用なので、料金は徴収していない!
施設所有者はシステムを動かす「電気代」のみ負担。
ハウスに導入したことによる経済効果は、1シーズン22万円!
約67パーセントの削減になっています。
(暖房は概ね12月~3月。日中は10℃、夜間は5℃の設定)
環境評価は二酸化炭素削減量が約78パーセント!!
素晴らしい効果だと思いました。
実際に「花ステーション」に連れていっていただき、
システムと、下水熱に使われる管路も覗かせていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/7e/665ddefedfe7391ecde9929187e9b455.jpg)
マンホール蓋をあけると、「温かい!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/8e/86f91a0925d49b54b1105df03a6d3f71.jpg)
この熱を利用しているのだなあ・・・と感嘆しました。
暖房は勿論、熱源なので、冷房にも使えるそうで、
近隣の保育園からも相談があるとのことです。
これからもデータ収集を引き続きおこない、
公共施設への導入、将来的には民間企業での導入も
進めていきたいとのこと。
平成25年に「環境モデル都市」として選定され、
低炭素型都市づくりを進めている新潟市。
下水熱利用は、CO2排出量を低減し、
低炭素型都市づくりに見事に貢献していることがわかりました。
「下水って凄い!下水熱って素晴らしい!」
下水道の可能性を実感した視察となりました。
対応してくださった新潟市下水道道計画課、
東部地域下水道事務所の皆さま、本当にありがとうございました。
雨の中、市役所から30分ほどかけて「花ステーション」まで
お連れいただいたことにも、心から感謝申し上げます。