田舎の倉庫

Plala Broach から移植しました。

絶品~「本ます」鍋

2011年02月11日 | 田舎暮らし

昨日は、行きつけのスーパーのシニア特売日。
例によって鮮魚売り場を覗くと、福岡産の「天然ブリ」出ています。値段も手ごろ(2切れ300円)なので、これを購入。

引き続き見て回ると、近隣の瀬棚(日本海)で獲れた「本ます」が出ています。大きさは40cmほど。ぷっくり太ってとても美味しそうなのでこれも購入しました。(670g、680円)

この「本ます」は、3~4月頃の魚ですが、温暖化の影響か、最近は沿岸で獲れる魚の分布がハチャメチャになっているので、ここより若干南の瀬棚ならば、今が旬なのかという気もします。

また、いつもより大きいので、先ず焼き魚用を切り分け、残りは「鍋」用としました。

早速、昨夕は「本ます」鍋をいただきましたが、ほんのり桜色の身は柔らかく、脂ものっていて格別の美味しさでした。


日差しはすっかり春です

2011年02月10日 | 田舎暮らし

昨日、今日とニセコは穏やかな小春日和です。
日差しは強く、春がすぐそこまで来ていることを物語っています。

先の大雪で、拙宅のガレージは雪に埋まっていますが、そのガレージの屋根を、野うさぎとキタキツネが闊歩した足跡が残されていました。

野うさぎは、左側の公道の方からやってきて、土手から屋根に飛びのりました。一方、キタキツネは立ち木を右に迂回して屋根にのぼりました。

まさか、ガレージの屋根で待ち合わせのではないと思いますが、これも春がすぐ近くまで来ている(もう野山にはエサがない)証拠です。

鳥のエサ場には、この2・3日、大きなカケスが来てコゲラなどを押しのけてエサを漁っています。

小生ら人間にも、野山の動物たちにとっても、待ち遠しい春です。


幻の魚~イトウ

2011年02月08日 | 田舎暮らし

かって秋田県の田沢湖でのみで生息し、環境の変化で絶滅したとみられていた「クニマス(国鱒)」が、西湖(山梨県)で生息し続けていることが確認され大きなニュースとなりました。

最近、地元の倶知安町でも、絶滅が心配されていた幻の魚「イトウ」の自然繁殖が、20年ぶりに確認され話題となっています。



これは、2月6日付け朝日北海道版の記事ですが、5日同町風土館で、経過報告や保護策などの提言が為された由。

こうした地元有志による地道な活動と、川の環境を改善する取り組みによって、貴重な「イトウ」の安定的生息が促されることを期待したいと思います。写真は、ネットから拝借しました。


文字で聴くクラシック~中山七里著「おやすみラフマニノフ」

2011年02月07日 | 読書三昧

先日、以前はよく聴いたラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のCDをみつけ、甘いメロデイがちょっとね、などと言いながら聴いてみたらとても良かったので、本欄でご紹介しました。

翌週、町の図書室に行くと、新刊書コーナーにこの本が展示されており、あれれ~と驚き借りて来ました。

物語~音大生の晶は、秋の演奏会でコンマスの栄誉を担うことになった。しかし、完全密室の楽器保管室から時下2億円のストラディバリウスが盗まれ、また、オーケストラもまとまりを欠き、晶は心身ともに追い詰められていく・・・

クラシック音楽界でのミステリーというユニークなテーマに挑戦して好評だった「さよならドビュッシー」に続く、同氏の第2作。

物語の中で、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の演奏がスコアに沿って詳述されるのですが、読み進むにつれて、これらの曲の旋律が頭の中で鳴り響くのがとても面白いと思いました。熱烈なクラシックファンの方にはお勧めです。


天窓が・・・

2011年02月06日 | 田舎暮らし

先に、北側の屋根に堆積した雪が滑り落ちた際、氷が天窓をヒットしたらしく、外側のガラスに無数のクラックが入ってしまいました。

この天窓は、108x112cmの比較的大きなもので、書斎と寝室に設置してあります。今回事故にあったのは北西側の書斎の天窓です。

このまま放置するわけにも行かず、メーカー(ベルックス)にサポートを依頼すると、札幌からサービスマンに部品(ガラスセット)を持たせて派遣するとの回答がありました。

事故から中1日置いた昨日午前、サービスマンが来て屋内から、新品のガラスセットに交換し、無事、修理は終わりました。

このガラスセット。
外側は特殊な強化ガラスだそうで、通常のガラスの3~5倍の強度を持つそうです。厚さは5mmほど。不燃ガスが注入された20mmほどの空間を挟んで内側のガラスとペアになっています。
重量は、サービスマンがやっと持ち上げるほど(30kgくらいか)で、本国(デンマーク)から輸入しているようです。

サービスマンの話では、事故の発生する割合は、天窓の大小には直接関係なく、衝撃的な打撃によるものがほとんどだそうです。

修理費用は、まだ請求が来ていませんが、サポートセンターの話では、概ね、7~8万円くらいとのことでした。

今年の大雪は、各地に被害を及ぼしていますが、これが拙宅にもこんなかたちで及んで来るとは思いませんでした。イヤハヤ!


第一級のエンタメ~宮本輝著「三千枚の金貨(上下)」

2011年02月05日 | 読書三昧

良い本を読んだ後の幸福感はこの上ないものです。
読み始めてしばらくして、上質な小説だけが持つ何かうっとりするような感覚に襲われ、「これいいね」と(先に読み終わっていた)家内に言うと、したり顔で肯いていました。



物語~深夜の病院の談話室で、末期がん患者の男は言った。"桜の木の根元にメープルリーフ金貨三千枚を埋めた。みんな自分の金でこつこつと買い集めたものだ。場所は和歌山県。みつけたら、あんたにあげるよ"

5年もしてこの話を思い出した斉木は、同じ会社の仲間2人、行きつけのバーのマダムとの4人で、宝探しを始めるのだが・・・

物語の筋もさることながら、洗練された文章、場面展開の巧みさ、次々と提示される人生観や世界観、旅の経験やゴルフ、ワイン、そば、おでんなどに関する薀蓄(うんちく)等々、宮本ワールドを構成するひとつひとつに肯きながら、楽しく一気に読みました。ご一読をお勧めします。


恵方巻食べた?

2011年02月04日 | 田舎暮らし

昨日は節分でした。
皆さんのお宅では、豆まきをしましたか?
「恵方巻」は食べましたか?

拙宅では、毎年ささやかですが豆まきをしています。
スーパーで求めた炒り豆を、玄関とベランダの出入り口で「鬼は外! 福は内!」とやっています。

昨日は、ちょうど買出し日(木曜日)だったので恵方巻も購入し、これもほお張りました。

小生が育った福島県会津地方(生まれは東京ですが)には、こうした風習はなく知りませんでしたが、関西地方の風習が、業界団体の働きかけもあり、全国に広まったようです。

ウィキペディアでは、このように説明しています。

「恵方巻は、節分の夜にその年の恵方に向かって目を閉じて一言も喋らず、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされている。商売繁盛や無病息災を願って、七福神に因み、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻、ウナギ、でんぶなどの7種類の具を入れることで、福を巻き込む意味があるとする説もある」

一方、目刺しを焼いて玄関先に出すのは面倒でやっていませんが、これも購入したので、今朝、朝食にいただきました。


示唆に富む~白取晴彦著「ニーチェ「超」入門」

2011年02月04日 | 読書三昧

「ツァラトゥストラはかく語りき」を著し、難解な気難しい哲学者として知られるニーチェですが、著者の白取氏は、彼の哲学は教養のためのものでなく、まさにいかに生きるべきかの指針であるといいます。

つまり、ニーチェ以前の哲学は、世界や理性を探求するだけであったが、彼はこれを改革し、現にここで生きている人間それ自身の探求に切り替えたという点で画期的である。

変転する世界にあって、真理とは意思の力である。自身の生存の前提となる価値を身につけ、現にそこにある生を肯定し受け入れることによって、人生を意義あるものとすることができるといいます。

136頁の小冊子ですが、極めて示唆に富む人生の友としてのニーチェ入門書だと思いました。ご一読をお勧めします。


快晴のゲレンデ

2011年02月03日 | 田舎暮らし

降り続いていた雪が止み、朝から青空の見える絶好のスキー日和となりました。

朝食もそこそこにゲレンデに向かいました。
ただ、風が強いため山頂へのリフトが止まっていて、スキーヤーもボーダーも標高1,100m付近の急坂(コース長1,238m、標高差250m、最大斜度29度)に集中しています。

彼らに混じって1度滑った後、ひらふスキーセンターのある山麓まで長いスロープを滑り降りました。

山麓のホテルで一休みし稜線に戻ると、山頂へのリフトが動いて、大勢の人々が(歩いて)山頂を目指していました。

久しぶりのスキー日和と雪の恩恵に感謝の一日でした。


落雪

2011年02月03日 | 田舎暮らし

雪が止み気温も上がって、昨夜、西側の屋根に堆積した大量の雪が轟音とともに滑り落ちました。

今朝、台所の窓から外を見ると、雪の壁が出来ていて見通しが利きません。

外に出てみると、滑り落ちた雪の塊が、軒下に堆積した雪の山に乗り上げてしまっています。

幸い、軒下には排雪用の通路を設けてありますので、滑り落ちた雪はその通路で止まって、窓ガラスを割るような事故にはなりませんでした。

ただ、まだ北側の屋根には、正月以来、堆積した雪が乗っていますので、これがどなるか心配しています。今回の気温の上昇で、すっかり落ちてしまうと良いのですが。


My Favorite Doughnuts!~Rachmaninov ピアノ協奏曲第2番

2011年02月01日 | 音楽三昧

いやはやの大雪です。
今朝は真面目に起きて雪かきをしました。

ベランダ(30㎡)の雪を排雪用通路に下ろすのですが、積雪は概ね、40cmほど。ざっと12m3もある訳ですから、一筋縄ではいきません。家内と二人で、1時間仕事でした。

My Favorite Doughnuts!
今回ご紹介するのは、Rachmaninov(ラフマニノフ)のピアノ協奏曲第2番です。1番とのカップリングです。

甘いメロディーで知られる名曲です。
フィギャースケートの伴奏音楽としても使われるので、ご存知の方も多いのではと思います。

日頃、あまり聴かないのですが、CDラックを納戸から出して手元に設置したら、種々のCDに容易にアクセスできるようになり、しばらく振りに聴きました。

演奏は、ピアノがツイメルマン、オーケストラは、小澤征爾指揮のボストン交響楽団です。2000年(第2番)と97年(第1番)の録音ですから、かなり以前の制作です。両者ともまだ若く、溌剌とした演奏に好感が持てます。

一方、ツイメルマンは、この協奏曲について、「初恋のような感情に満ちた曲」と述べています。

曰く、「ラフマニノフの協奏曲は演奏するものではなく、"生きる"ものです。私にとってこの2曲は若いピアニストの若い協奏曲です。「疾風怒濤」的な感覚にあふれ、初恋のような感情に満ちています。・・・猛烈に心を揺さぶる瞬間があり、まるで作曲家を裸にしたように多くを物語る旋律的な部分もあります」

独奏者自身が、これほど惚れ込んでいるわけですから、これが聴く方にも伝染して好結果につながっているのではと思います。