たけのこ
2016年05月04日 | 絵
タケノコで思い出すのは、若い頃食べたタケノコのことです。
実家の近くには竹林があり、毎年春には父がタケノコを掘ってきてくれました。
たくさん掘って来るので、毎日毎日タケノコ料理ばかりでした。
おいしいのだけれど、吹き出物がでるので、娘時代は困りました。
父が掘って来るのは、この絵のタケノコよりも太くて地中に埋まっている部分が大きかった気がします。
父は、「すごいやろ、こんな太いタケノコはそうはあらへん」と自慢をしていました。
あまりそれがすごいことと思いませんでしたが、今はそのすごさがわかります。
春になるとそんなことを思い出すこの頃です。
それで描いてみましたが、絵に描くとなると結構難しいです。
おいしそうに見えますか?
お父さん、筍掘りの名人だったのですね!おしゃべり花さんのブログを読みながら、私と全く同じ思いだったことを知りました。私の父も、自分のことを、筍掘りの名人を思っていたようで、沢山、掘っては、家に持って帰ってくれました。
ホント、当時は、最初の内は良いのですが、だんだんと、筍攻めに遭っているような感じになり、ありがたさも薄まっていくようになったことを思い出しました。今から思えば、もったいない話しですねえ。
そんな気持ちを察してか、親戚や近所の人にもあげていたようです。そんなこともあり、「あんたのお父さんから、ええ筍、よう貰ったのを懐かしく思い出すわ」と言われることも度々。
今では、筍を掘る人も少なくなり、中には、休耕田に筍の根が進出し、竹林になり果てている所も多々あります。残念なことですね。
日本は、貴重なことを、どんどん失っているように思います。そういう自分も、偉そうなことを言えませんが、少しでも、阻止したいものですね。
描いている内に、どこをどう描いたらいいのかわからなくなりました。もう少し描き込んだら深みが出るかなと思ったのですが、返って悪くなってはいけないので終わりにしました。
ふらフラガールさんのお父様もタケノコ掘り名人だったのですね。おいしいタケノコをたくさん掘って来られたのでしょう。新鮮なタケノコはおいしいですね。
下準備が大変ですが、煮ると柔らかくてなお且つシャキッとしていて、ついつい食べ過ぎてしまいます。
煮物にしたタケノコを天ぷらにしてもおいしかったです。
懐かしい思いが次々と湧いてきます。
温かいコメントをありがとうございました。