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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『最後の日に』-アンデルセン童話集より

2022年12月26日 14時40分01秒 | 本あれこれ


「生きとし生けるものの日々のうちで、一番神聖な日は、私たちが死ぬその日であります。それは最後の日です。神聖な、そして大きな変化の日です。必ずやって来る重大なこの世の終わりの日のことを、あなたはほんとうに真剣に考えたことがありますか。

 ある時、みんなから厳格な信心家だと言われている人がありました。この人は、律法(おきて)の言葉のためにたたかう戦士であり、また、ねたみ深い神に仕えるねたみ深い僕(しもべ)でありました。ーさていよいよ、死神がこの人の枕もとに立ちました。死神は、きついおごそかな顔をしていました。

「時は来たぞ。おまえはわしについてこなければならない!」こう言って死神は、氷のように冷たい指でその人の足にさわりました。足はたちまち冷たくなりました。今度はひたいに、それから心臓にさわりました。心臓は疲れて、その人の魂は死の天使について行きました。

 ところが、たった今、足からひたい、それから心臓へと死神に清められているわずか数秒のあいだに、その一生がもたらし、引き起こしたいっさいのことが海の大波のように、死んでゆく人の上を通りすぎました。こうして人は、目のくらむような深い谷底を一目で見おろし、また、果てしない道を一瞬のあいだに見わたすのです。こうして人は、要するに一目で、数えきれない星空と、広い空間にうかぶ星々やもろもろの天体を見るのです。

 このような瞬間に、恐怖にかられた罪びとはふるえおののき、果てしない虚空に沈んで行くように、身をささえる物もない思いをするのです。ーしかし、信心深い人は顔を神のほうにむけて、子供のように「主よ、み心のままになさしめたまえ!」と身をゆだねます。

 けれども、今死にかかっているこの人は、子供の心を持っていませんでした。この人は、自分は一人まえの男だったと思っていました。罪びとのようにふるえおののきもしませんでした。自分が正しい信心家であったことを知っていました。宗教の律法(おきて)はどこまでも厳格に守ってきました。この人はこう思っていました。ーなん百万という人が永遠の破滅(ほろび)への大道を行かなければならなかった。そういう人たちの肉体はこの世にあるうち、剣と火とで滅ぼされてもよかったのだ。すでにその人たちの魂は、そういう目にあっており、永久にそうなるのだから!ーしかし、自分の道は天国に通じている、そこでは恩寵が、約束の恩寵が、天国の門を開いてくれるのだ。

 こうして、この人の魂は死の天使について行きましたが、もう一度、塵に帰った肉体が白い死の衣にくるまって横たわっている寝床のほうをふりむいて見ました。それは、この人の自我の今では縁の切れた写しにすぎませんでした。ー魂と死の天使とはどこまでも飛びつづけて行きました。ーそこはどこかの大広間のなかのようでもあり、また森のなかのようでもありました。あたりの植え込みは古風なフランス式庭園のように、刈り込んだり、引っぱったり、束(つか)ねあげたり、一列に並べたり、なかなかこって造ってありました。そしてそこに、仮装舞踏会が開かれていました。

「これが人生というものだ!」と死の天使は言いました。

 見ると、どれもこれも何かしら仮装していないものはありませんでした。ビロードや金ずくめで歩きまわっている人が一番高貴な、もしくは一番有力な人とはかぎりません。また、貧乏人の着物をきている人が一番賤しい、または、つまらない人ときまってもいませんでした。ーたしかに一風変わった仮装舞踏会でした。とりわけ不思議なのは、どの人も着物の下に、たがいに何か見られたくないものを念入りに隠しているのが見えることでした。ところが、それをあばこうとして、たがいに着物を引き裂きました。すると、そこから動物の頭がのぞいているではありませんか。ここでは歯をむき出したサルが、あちらではいやらしい雄ヤギが、そうかと思うと、ぬらぬらしたヘビや、生きのわるい魚などがのぞいているのでした。

 それは、私たちがみなめいめいに持っている動物でした。人間のなかにしっかりと根づいている動物でした。それらの動物がとんだりはねたりして、外へ出ようとするのを、人間が着物でしっかりと押し包んでいるのでした。ところが、相手はその着物を引き裂いて、「ほら、ごらんよ!ほら、見ろ!これがこの男だ!これがこの女だ!」と叫ぶのです。こうしてたがいに他人のあさましい心をあばき合っているのでした。

「では、私にはどんな動物がついていたのですか?」と魂は飛びながらたずねました。すると、死の天使は前のほうに見える高慢らしい男の姿を指さしました。見ると、その頭のまわりにはきらきらと色どりもはでな光がさしていました。けれども、その男の心のなかには動物の脚、それもクジャクの脚がかくれていました。光とみえたのは、その鳥のけばけばしい尾にすぎなかったのです。
 
 なおも先へ行きますと、大きな鳥が木の枝の上で、不気味な鳴き声をたてていました。それは人間の声で「死の旅人よ。わしをおぼえているだろう!」と叫んでいるのでした。ーこれらはみな、この人が生きていたあいだのいろいろの悪い考えや欲望だったのです。それが「わしをおぼえているだろう!」とこの人に呼びかけたのです。ー

 魂は一瞬、ぞっとしました。なぜなら、その声に聞きおぼえがあったからです。悪い考えや欲望が、今ここに証人となってあらわれたからです。

「私たちの肉体のなかには、また、私たちの悪い性質のなかには、何ひとつよいものは住んでいません。」と魂は言いました。「けれども、私の場合は、そういう考えは行為になりませんでした。世間にも、その悪い結果を見せることはありませんでした。」こう言って、魂はこのいやな叫び声から一刻も早く逃れようとして、いっそう先をいそぎました。大きな黒い鳥たちはまわりを輪になって群れ飛びながら、世界じゅうに聞こえよがしに叫びつづけました。魂は、追いかけられた雌ジカのように走りました。ところが、ひと足ごとにとがった燧石(すいせき)につまずいて、足を傷つけて痛くてたまりません。「どこからこんなにとがった石が集まってきたんでしょう?まるで枯れ葉のように、地面に散らばっているではありませんか!」

「それはおまえが落とした不用意な言葉の一つひとつなのだ。それらの言葉は、今これらの石がお前の足を傷つけたよりもはるかに深く、おまえの隣人の心を傷つけたのだ。」

「そこまでは考えてもみませんでした。」と魂は言いました。

「人を裁いてはいけない!人を裁かなければおまえたちも裁かれないだろう!」こういう声がその時、空に響きました。

「これはみな私たちの犯した罪です!」と魂は言いました。そしてふたたび頭をあげて言いました。「私は律法(おきて)と福音を守ってきました。私は自分でできるだけのことをしてきました。私はほかの人たちとはちがいます!」

 やがて、魂と死の天使とは天国の門の前にきました。天国の門の番をしている天使がたずねました。「おまえはだれか?おまえの信仰を言いなさい。そしてそれをおまえのした行いで示しなさい!」

「私はすべての戒律(おきて)を厳格に守りました。私は世間の人の目の前でへりくだりました。私は永遠の破滅(ほろび)の大道を行く悪と悪人とを憎み、またそれを責めました。なお、私にそれだけの力があったら、火と剣とをもって責めたいとも思います。」

「ではおまえは、マホメット信者のひとりだね!」と天使はたずねました。

「私が!ーとんでもございません!」

「剣に訴える者は剣によって滅びるだろう、と神のみ子は仰せられている。おまえのは、神のみ子の信仰ではない。たぶんおまえはモーゼとともに、『目にて目を、歯にて歯を!』と叫んだイスラエルの子であろう。イスラエルのねたみ深い神は、その民族だけの神だ。おまえは、そのイスラエルの子のひとりであろう!」

「私はキリスト教徒です!」

「おまえの信仰と、おまえの行ないのうちには、それは認められない。キリストの教えは、和解と、愛と、恩寵である!」

「恩寵!」という声が、その時果てしない空間に響きわたりました。そして、天国の門が開かれました。魂は、そこに開かれた栄光に向って飛んで行きました。

 けれども、そこからさしてくる光は、何物をも突きとおすような強い光でした。魂は目の前で剣が引き抜かれでもしたようにあとじさりしました。その時、楽の音がやさしく、しみじみと響いてきました。それは、とうてい人間の言葉で言いあらわすことはできません。魂は思わず身ぶるいして、ますます低くうだなれるばかりでした。天国の光明は魂のすみずみにまでしみとおりました。この時はじめて、魂は、今まで一度も感じたことのない重荷を感じました。それは自分自身の傲慢と、冷酷と、罪の重荷でした。ーそのことが心のなかではっきりしました。

「私が生きている時にした善いことは、それよりほかにしかたなくしたことです。けれども悪いことはーそれはみな、私の心のなかから生まれたものです!」

 魂は清らかな天国の光に目がくらむ思いでした。そして、力無く小さくなって深く沈んで行くように思われました。天国にはいるには、まだまだ重く、未熟でした。また、きびしい正義の神のことを思いますと、「お恵みを!」と口ごもることさえ、はばかられました。ー

 ーそのとき恩寵が、思いもよらなかった恩寵があらわれました。ー

 神の天国はこの限りない空間にみなぎっているのでした。神の愛がそのなかを、絶えることなくこんこんと流れていました。

「人間の魂よ!神聖に、荘厳に、そして愛にみちた永遠の魂であれ!」こういう歌声が響きわたりました。私たちはすべて、この世の生活の最後の日に、この魂のように天国の栄光と崇高とを仰いで、思わず身ぶるいしてあとじさりすることでしょう。私たちは深く頭をたれて、へりくだった心をいだいて沈むことでしょう。やがて、神の愛と恩寵とに助け起こされて、立ちあがり、新しい道をただよいながら、より善くより気高く清められつつ、ますます光明の荘厳に近づいて行くのです。こうして、その光明に力づけられて、永遠の明澄の境に昇って行くことができるのです。」


(大畑末吉訳『アンデルセン童話集(四)』1940年2月15日第一刷、1980年9月10日第34刷発行、岩波文庫、59-65頁より)








この国は狂っている

2022年12月26日 01時23分01秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年12月24日岩手テレビ、
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c9bf00a8512489dbaf86d30bb49a33a000f7b7b


「乳幼児を対象にした岩手県の新型コロナワクチン集団接種が24日に行われた。

 生後6か月から4歳の乳幼児の集団接種は、滝沢市のツガワ未来館アピオで行われ、初日は事前に予約した40人が接種を受けた。使用されるのは、ファイザー製の乳幼児用ワクチンで、成人の10分の1の量を24日と来年1月14日、3月11日の3回セットで接種する。

 乳幼児のワクチン接種は、2回目までは3週間、3回目までは8週間、間隔をあける必要があり、インフルエンザ以外の予防接種とは2週間以上の間隔が必要。

 県の大規模接種は今回だけだが、乳幼児のワクチン接種は、各地の小児科でも受けることができる。」


 とてもみていられません、幼児虐待。

 このおじいちゃん医師、看護師、どんな気持ちでやっているのでしょうか? 親御さんたちは将来なにか起こった時、子どもに説明がつきますか?

 残念ながら、わたしが数年間参加していた学会の小児科医たちも、HPをみると乳幼児へのコロナワクチン接種を行っています。特に東北地方は子どもたちの接種率が高く同時に陽性率も高くなっています。もはや子どもたちのためとして、どんなに素晴らしいことを言っていても、今までどんなに素晴らしいことを言ってきていたとしても、ワクチン接種を行っているか、医師自身が頻回接種していたらアウトです。それ以外のことはなんにも入ってきません。お金と時間を使って、休日の疲れた体に鞭打ちながら研修に参加したり、必死になってきたことはなんだったのだろうと思います。

 このワクチンに警鐘を鳴らしている医師や研究者も、尊敬していた大学教授や医師がなんの疑問も抱かず頻回接種している姿に信じられなくなったとツィートされているので、気がついた人はみな同じのようです。ワクチン接種が見事に本質をあぶりだしてくれました。こんなに人が亡くなっているのにまだわからないってわかりません。ワクチン接種してきて、訴訟を起こされるのを怖れる医師も出始めているようですが、かかりつけ医は自治体のHPをみると接種を続けています。コロナ騒動はリトマス紙、今まで信じてきたものは全て幻想でした。



コロナワクチンは生物製剤と呼ぶべきものだと警鐘を鳴らし続けている研究者のスレッド、

https://twitter.com/molbio08/status/1606843197581578242より、

「ここで結論ですが、リスクの大きさ、多様性を考えると科学的には接種をいますぐ中止すべき段階です。またLNPを用いるmRNA型ワクチン全てに同様のリスクが考えられます。LNPによるmRNA型生物製剤は失敗したモダリティ(治療手段)と位置づけられる日は近いと思います。」




鹿先生のニコニコ動画「フロリダ州でワクチン裁判が始まる」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41549714


 
 
 

マスクのゴムひもの力は歯科の矯正具より強い

2022年12月25日 15時41分32秒 | 気になるニュースあれこれ
https://twitter.com/saitoakihiro3/status/1604785797625876480より、

「子どもの耳の整復
耳が前下方に1cm以上偏位してます。子どもの耳偏位が著しい。二重アゴになってきた、いびきをかくようになった等は舌の低下、口腔の浮腫が要因。その原因は側頭骨のねじれでありマスクの影響です。マスクのゴムひもの力は歯科の矯正具より強いから。皆さん悪い方へ顔矯正してますよ🌹

ちなみに整復は耳引っ張たらいいとかそんなもんじゃないよ。側頭骨は脳の土台の蝶形骨を支えてるので左右の耳の真軸を合わせないといけません。だから右がずれてるとか左がずれてるとかじゃないのでわからない人は危険なのでしないでください。メスはもたないけどやることはどの外科医にも負けない🌹」

大人が外さないと子どもたちは外せない。

一億総マスク社会、素顔の人が不審者にみえる社会、本当の不審者がいてもみんながマスクで顔隠しているとわからない社会、かなりヤバイ社会。

そもそも国がワクチンを打たせるために違法行為を平然と続けている状況。
マスクとワクチンはコロナ騒動の象徴。
大人がマスクを外して国にノーという意思表示をしないかぎり、国を滅ぼすコロナ騒動は続いていく。


特措法を適用する根拠を失った新型コロナウイルス感染症
https://iwmtyss.blog.jp/archives/1081390720.html


雪組『蒼穹の昴』-12月18日東京宝塚劇場

2022年12月25日 00時44分55秒 | 宝塚

2022年12月18日(日)東京宝塚劇場、15時30分~

 お風呂の排水口のつまりにより30分ほど遅れましたがなんとか無事に観劇することができました。安定の2階B席3500円、友の会で当選しました。久しぶりの長時間マスクはつらかったですが丁寧に案内してくれて一生懸命やっているスタッフさんを前にすると何も言えません。マスク、アルコール消毒、検温、まだカンセンショウタイサクを続けるの・・・と思ってもクリアしないと入場できないので観劇の時だけは考えないようにします。


 「昴よ 希望の星よ

  我らを導け 正しき場所へ」


 壮大な物語でした。リァンウェンシウの咲ちゃん(彩風咲奈さん)が歌う主題歌「昴よ」。咲ちゃん、ものすごく歌がうまいというわけではないのですが、大きな大きな人柄が咲ちゃんに合っていて胸に響きました。朝月希和ちゃんのリィリンリンをおおらかに優しく抱きしめる場面が二度ほどありましたがものすごく清々しくて、宝塚でしか味わうことのできない美しい場面でした。恋人ではない、兄と妹のような、家族のような慈しみにあふれていて沁みました。

 名前がむずかしく、中国語をほんの少しかじったことありますが日本語にはない音ばかり。プログラムを読むにもフリガナないとわからず相当時間かかりそうです。千穐楽まで一週間のところでようやく観劇して、ほぼ予備知識なしで、ざっくりとはわかったと思います。

 有村淳さんデザインの衣装がものすごく豪華。紫禁城の舞台セットがわたしの記憶にある広大な敷地内全てが皇帝一人のためのものという故宮博物館(紫禁城)をよく体現していてこれまた豪華。どなたかとプログラムを確認すると松井るみさんに納得。

シルクロードへの旅-故宮博物館⇒ウルムチ
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/cfde97239492bb32c871edbe08afbffb


 キーパーソンとなる役で専科から6名出演、日本物ではないのですが、芝居の雪組、日本物の雪組の歴史を感じました。かつて雪組の組長をつとめた京三紗さんがいらっしゃるの、嬉しかったです。物語の発端となる占い師パイタイタイ役、雪組にはいつ以来のご出演なのかな。えいろくを演じる悠真倫さんの悪役が珍しい。汝鳥伶さんの伊藤博文、一樹千尋さんの西太后、夏美ようさんのようきてい、かちゃさん(凪七瑠海さん)のりこうしょう、それぞれ素晴らしいお芝居でした。かちゃさんが悠真倫さんを追い詰めていくときの専科同士のぶつかり合いの迫力よ。

 京劇の場面。宝塚と京劇が見事に溶け合った美しい仕上がりでした。京劇を生で観たことありますが、短期間で歴史ある動きの数々をよく習得したと思います。衣装も鎧も動きにくそうです。タカラジェンヌの学習力、自分のものにしていく力、半端ないです。中心があーさ(朝水絢さん)のリィチュンルと、かつての名優で病に冒され目も見えなくなった黒牡丹はどなたかと確認すると眞ノ宮るいくん、うまかった。目を見張りました。

 皇帝なのになんの力もない清朝第11代皇帝-光緒帝の縣千くん、美しい顔立ちがより切なさをさそいました。ラストエンペラー第12代皇帝-愛新覚羅溥儀は、ぐぐってみると光緒帝の弟の息子で甥にあたります。音彩唯ちゃんの珍妃は史実では西太后に殺されてしまったそうです。かつて藤間紫さん主演の『西太后』という舞台を新橋演舞場で観たことがあります。ライバルの東太后を死に追い込む場面があったと思います。悪女というイメージが強いですが、この物語では生きながらえてしまったことを嘆き、故郷を思って歌う哀愁漂う場面もあり違うイメージだったでしょうか。演じる一樹千尋さん、さすがでした。一樹さんのソロ歌唱はとても珍しい。

 シュンコイの和希そらくん、歌も芝居も一段と進化しました。満州旗人という出自が短い時間でもうまくにじみ出ていたと思います。自分は満民族だという中国人に会ったことがありますが漢民族とは違うという誇りのようなもの?日本人にはわからない感覚でした。西太后を狙い、最後は自爆、つらい場面でした。タンストンの諏訪さきくんもいい芝居をしていました。咲ちゃんのリァンウェンシウを守るために、自分が生きるよりも簡単な道を選んで裁かれる、これまたつらい場面でした。袁世凱の真那春人さんもさすがのうまさ。登場人物がいっぱいで今はこれ以上書き切れず。オンデマンド配信中のナウオンステージでかちゃさんが言っているように、特に二幕、難しい名前がいっぱい出てくる膨大な量の台詞を、咲ちゃんよく覚えました。自分のものにして自分の体から自然に溢れるように舞台の上で生き続ける。千穐楽まで一週間のところで舞台全体が熟していた3時間でした。

 フィナーレがまた素敵。和希そらくんのソロに始まり、チャイナガールズのロケットが桃の?舞台装置から飛び出してくる振付と衣装が可愛い。男役さん群舞の衣装が黒の上下に銅色をまとった衣装と扇を使う振付が素敵でした。胡弓の調べにのったダンス。(胡弓の演奏のCD持っているはず、癒しの音色、まだあるかな)。二階席後方からみるとフォーメーションが見事。振付は羽山紀代美さん、続いて娘役さんたちが大階段を続々とおりてくる高揚感が宝塚の醍醐味。あーさを中心とした群舞、衣装は景徳鎮の陶磁器を模したドレスだそうです。エトワールが退団する副組長の千風カレンさん。

 25日(日)、東京宝塚劇場千穐楽、希和ちゃん、カレンさん、卒業のみなさま無事に晴れやかに迎えられますように・・・。

なんとか間に合うように一応備忘録、書けました。宝塚の舞台を生でみると清められたような心持ちになります。最後まで最後まで宝塚だけは信じたい、信じています。


『るろうに剣心』を観た時から、今の日本を理解するために明治維新以降の近代史を勉強し直しと思いながら積読本が多すぎてまだ果たせず。

 


















シアタークリエ、
海宝直人さんかっこいいですね。



日生劇場、
まだ信じてはいるのです。







花組東京宝塚劇場公演、3月のB席友の会で一回当選できました。全く先がありませんがそれまで生きていなければと思います。


コロナ茶番は3月まで続いていくもよう

2022年12月24日 14時58分03秒 | 日記
2022年12月23日時事通信、

「「2類相当」見直し議論本格化 新型コロナ、委員から賛否 厚労省専門部会」

https://news.yahoo.co.jp/articles/75c4070aec61986106c8e91ca07f22f6a8a1fbe8


 こんなニュースが出ていますが、コロナワクチン接種を行っている医療従事者の収入を非課税とする特例措置が来年3月末まで延長されたそうです。したがってワクチンを3月末まで打たせ続けることは決定しており、分類の見直しなどしないことはとっくに決定済み、見直しの議論をしているふりは茶番に過ぎないという話。

 5回目まで進んだ方々は早ければ来年の2月に?いやもっと早い人は1月にも?6回目の接種まで進むのでしょうか。その先命があればさらに7回目まで?さらには8回目まで?本当に進むのでしょうか。人類未踏の領域、マウスでは7回目で全滅、どうなっていくのでしょうか、おそろしいかぎりです。

 C-C-Bの笠さん、高見知佳さん、安全地帯のドラマー田中さん、バブリーだった1980年代を彩った同世代が、一週間の間に立て続けに亡くなりました。著名人の突然死が続いていますが一般人も。特に夜に入ると走り回っている救急車。10月の死亡者数も昨年比で激増、出生数は減っているので人口がどんどん減っていますが、コロナ死は大騒ぎするメディアが一切スルー。事実から目を背けた大人たちが粛々と顔を隠し続けている日本は絶望的。

 一番近くの団地内スーパー、やや久しぶりにいくとマスク着用お願いの貼り紙がなくなっていました。「新型コロナウィルス感染拡大~」のアナウンスも終了。数ヶ月前から、可能な範囲でマスク着用のお願いに切り替えていたファミマはしばらく前から貼り紙がなくなっています。素顔の小っちゃい女の子が素顔のわたしを見上げてにかっと笑ったので、わたしも汚い顔ですが笑い返しました。せめて未来ある子どもたちはこの茶番劇から今すぐ解放してあげるべきだと思います。


アメリカのフロリダ州では製薬会社に対する裁判が始まるようです。テレビと新聞には一切でません。

https://twitter.com/You3_JP/status/1606093298380115968より、

「フロリダの最高裁は、mRNAワクチンの有効性を誇大宣伝した容疑者であるワクチンの製造会社(ファイザー、モデルナ)の犯罪を調査し、起訴し、裁判を行うために、大陪審を速やかに招集する命令を下した。

フロリダ州では、薬物の有効性について、誤解を与えたり、誤って伝えたりすることは違法である」



 

カロナール(アセトアミノフェン)の代謝物は有害(toxic)

2022年12月24日 00時57分07秒 | 気になるニュースあれこれ
https://twitter.com/fseiichizb4/status/1606295110030741507
より、

「カロナール(アセトアミノフェン)の代謝物は有害(toxic)。
 これを除去するために肝臓は多くのグルタチオンを必要とする。

 ワクチン打つと、グルタチオンを枯渇させ副反応や後遺症を深刻にする。」


https://twitter.com/gomaki19531/status/1605746155345760256より、

「カロナールは
 体内のグルタチオンを
 消費してしまう

 誰だ
 ワクチン接種後の発熱に
 カロナールを飲めと言ったのは

 だから
 ワクチンの解毒が
 妨げられて

 後遺症が激増しているんじゃないの?」


 今年の2月、コロナでベッド満杯、命に別条ない整形外科の手術は後回しだから、はい痛み止め、一日二錠まで飲める、副作用はないということで、総合病院の整形外科医から処方箋で出されたトアラセットもアセトアミノフェンが主成分。かかりつけ医はできるだけ飲まない方がいいということでロキソニン系のリュウマチの薬を試してみましたが体のだるさが半端なく、トアラセットを一日一錠飲み続けています。かなり胃にきます。薬剤師からは高齢者は一日四錠飲んでいると言われましたがこれを四錠、わたしは死んでしまいそうです。いつまでどこまでこれを飲み続けながら生きながらえていくのか、全くわかりません。コロナ騒動で、医療を信じることができなくなりました。コロナワクチン打たなくてほんとに正解、打っていたらもうこの世にいなかったにちがいないと思います。

 グルタチオン、ぐぐってみると、そんなつもりはなくても食べている野菜(ほうれん草、トマト、かぼちゃなど)に多く含まれているようです。アスパラガスが一番多く含んでいるそうな。クエン酸ものんでいます。これでまだなんとか体のバランスがとれているということでしょうか。めまいがしてふらふらするのは、どこまでトアラセットの副作用で、どこから右足が5㎝短くなっていて右眼の視力が極端に悪いことからくるバランスの悪さなのかわかりません。まだ筋肉で自力歩行ができています。65歳をすぎたら体が衰えるので要注意とありますがそこまで生きているのか・・・。

 コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師や研究者の発信を読んでいると、天から与えられた体は実によくできているんだなと思います。必要なものは取り込み、不要なものは分解して排除する力がそなわっている。それが出来なくなった時が寿命。アレルギーは体に不要なものを過剰に排除しようとするので起こります。ウィルスも完全に排除すべきものではない、そもそも排除することなど不可能。あまりにも自然を歪めたことをしようとするのは不遜なのだとあらためて思います。お金と権力にとりつかれて、今回のワクチンをすすめている人たちにはいつか神の裁きがくだるでしょう。



 積読本がまだまだあるのでたどり着けませんが読んでみたいと思っている一冊。
 




「マスクをしているので表情が分からない」

2022年12月23日 18時39分41秒 | ミュージカル・舞台・映画
2018年ミュージカル『ジキル&ハイド』(12)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0d4626b494839738f7d1b33aee4af865


時事通信エンタメニュース、
https://twitter.com/jijicom_ent/status/1605457948133580800より、

「ミュージカル「ジキル&ハイド」の製作発表で #笹本玲奈 さんはコロナ禍での舞台の務め方として「共演者とコミュニケーションを取る機会が以前と比べてすごく少なくなった。会話は少し離れてしないといけないし、マスクをしているので表情が分からない」。

続けて「その中で、カンパニーとしての団結力をつくっていくのが昔より難しくなってきたと思う」と #笹本玲奈 さん。「こういう作品だからこそ信頼関係が大事。(共演の)皆さんとコミュニケーションを取れることを、すごく楽しみにしています」。」


 マスクだらけの舞台裏写真と動画、マスクしたまま芝居稽古、マスクしたまま歌唱稽古、マスクしたままダンス稽古。国のガイドラインにより舞台芸術緊急ネットワークは本番中以外常時マスク着用を義務づけているようですが、わたしはもうみているのが耐えがたく、応援してきたキャストの方々のツィッターフォロー外しました。子役ちゃんたちにもマスクさせて、マスクしていない写真をアップするときには「撮影時のみマスク外しています」と注釈をつけさせる、こんなふうに子どもを洗脳してしまうことは、そんなつもりは全くなくとも最早虐待だと思います。仮に本番中以外にマスクを着用し続けることで、本当に感染症が予防できているとしても、それ以上に体への悪影響はないでしょうか。もう体ができあがっている大人はまだいいのかもしれませんが成長期の子役ちゃんたちにとっては脳に酸素が十分行き渡らず、悪い影響の方が大きいのではないでしょうか。舞台が好き、舞台を愛してきたからこそ、キャストのみなまさを応援する気持ちに変わりはありませんがもうとてもみていられません。




加藤厚労大臣がマスク自由化を求める高校生に「マスクは『自由』である。個人個人が判断すべきものだ。」と明言したそうです。なんで記者会見でこう言わないの?



https://twitter.com/gakusei_hosyu/status/1605896135683362816
より、

「加藤厚労大臣と直談判が実現しました❗️

さらに、加藤大臣に「マスクは『自由』である。個人個人が判断すべきものだ。」と明確に発言して頂きました。

ここまで来れたのは全て支援して下さった方のおかげです。本当に本当にありがとうございました。今後についてもまた発信します!」




いつまでもコロナをやっている場合ではありません。

https://twitter.com/7z3Hdbb6Tbz0cVxより、転用

 




重症化率、致死率が季節性インフルエンザ以下となってきていますが、日本を滅ぼす過度なカンセンショウタイサク、まだ続けますか?


2022年12月21日産経ニュース、

「コロナ過度に恐れずに」 入院率、重症化率など低下 茨城県が第5~8波のデータ公表
https://www.sankei.com/article/20221221-PCQDWQWLMZMO3I5Y3KN77EEAHQ/
 



『マイ・フェア・レディ』から『回転木馬』まで(7)

2022年12月23日 13時13分27秒 | ミュージカル・舞台・映画
『マイ・フェア・レディ』から『回転木馬』まで(6)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/727c058e51663f3ac1e6c95ba29348a6



(1995年『回転木馬』帝国劇場公演プログラムより)

「東宝のミュージカル上演史『マイ・フェア・レディ』から『回転木馬』まで-小藤田千栄子-

 1960年代の前半に始まった日本の翻訳ミュージカルも、1980年代に入ると、いよいよロングランの時代になった。同時にこの時代は、演劇界全体がミュージカルの時代にもなり、おびただしいとさえ言いたいほどの作品が上演されるようになった。もちろん根底には観客の支持ということがあるが、劇場が増えたということも見逃せない事実である。さらには観客の好みの多様化ということもあって、中劇場、あるいは小劇場も、さかんにミュージカルを上演するようになった。さらに加えるならば、バブル経済と円高の外的要素が、最も顕著に現れたのは来日ミュージカルで、80年代にはこれが一気に増えた。そして東宝ミュージカルも70年代に比べると新作が増えているのである。ではどんな作品が登場したのか。ここではまず新作から触れてみよう。

 80年代に最初に飛び出したのは『ファニー・ガール』である。宝塚の超ビッグ・スターだった鳳蘭の、東宝ミュージカル初主演だった。続いて『スウィニー・トッド』が帝劇に出た。スティーヴン・ソンドハイム作曲のミュージカルでは、これが東宝への初登場であったが、ちょっと難解なテーマをこなして、また新しい領域に挑戦したのである。当時の市川染五郎と、鳳蘭の主演で、高麗屋さんが〈市川染五郎〉の名前で主演した最後のミュージカルとなった。このすぐ後に市川染五郎は、九世・松本幸四郎を襲名する。

 つぎの新作は『ミズ/ことし最高の女性』で、これも鳳蘭の主演。華やかに鳳蘭時代が始まったのが分かる。ついで三越ロイヤルシアターに『ジプシー』が出た。草笛光子主演で、製作は三越劇場演劇製作室となっているが、東宝が製作協力をしている。そして細川俊之主演の『ナイン』、鳳蘭・西城秀樹主演の『デュエット』と続き、1984年11月~12月には、宝塚が大地真央主演のブロードウェイ・ミュージカル『ガイズ&ドールズ』を出した。東京公演は翌85年3月だったが、この作品と、81年にバウホールで演じた『ディーン』(東京公演は82年)が、大地真央の宝塚時代の代表作となった。

 ここで宝塚バウホール・ミュージカルの、主なものをまとめると、84年には『オクラホマ!』『南太平洋』『回転木馬』のロジャース&ハマースタイン二世もの3本の連続上演があり、さらに86年には『ショーボート』(東京は87年)、88年には『レッドヘッド』があった。この時代になると、もうあちらでも、こちらでもミュージカルばかりで、上演史を書いていても、漏れがありはしないかと心配である。

 そして1985年になると『ラ・カージュ・オ・フォール』が上演された。近藤正臣・岡田真澄の主演である。ついで鳳蘭・布施明主演の『ラブコール』が上演され、続いて鳳蘭と麻美れいの『シカゴ』が来る。『シカゴ』の日本初演は1983年のシアターアプルで、草笛光子・上月晃だったが、オール新キャストで帝劇にと登場したのが鳳蘭と麻美れい主演版だったのである。

 1986年には宝塚を退団した大地真央主演の『プリンセス・モリー』が登場した。大地真央時代の始まりである。同じ年に梅田コマ劇場では、藤田まことの『その男ゾルバ』が初演され、90年代になると、東京でも上演されるようになる。そして1987年になると『スウィニー・トッド』についでのソンドハイムのミュージカル『ジョージの恋人』が、鳳蘭・草刈正雄主演で上演された。同じ年、宝塚では『ミー&マイガール』の初演があった。剣幸・こだま愛主演で、すぐさま続演される人気だった。もう1本、大地真央の『王子と踊り子』が上演されたのも1987年である。だが、いかにも大地真央らしい華やかなヒットという意味では、1989年初演の『エニシング・ゴーズ』まで待たなくてはならない。『エニシング・ゴーズ』にめぐりあったとき、このとき初めて大地真央は、いかにもこの人らしいスタートをきったと言えるだろう。

 だが、1987年は、あの『レ・ミゼラブル』が初演された年として記憶される。」


                                     →続く




 

秋のプリンスエドワード島への旅-シャーロットタウン・ビーコンズフィールド

2022年12月22日 16時16分16秒 | プリンスエドワード島への旅
 もう訪れることのないカナダ。プリンス・エドワード島を三回訪れることができたのは奇跡でした。夢をみていたような気がします。コロナ騒動であらわになったカナダにも言葉がありません。この世にいる間、もう飛行機に乗ることも長時間のフライトで地球の裏側を訪れることもないでしょう。今となっては全て幻。高いお金を出して購入した風景写真集はバリューブックスに出してわずかばかりの値段がつきました。大切にとってきたパンフレットなど、断捨離するためにもう少し思い出をのせていこうと思います。 


















「ビーコンズフィールドへようこそ

この邸宅は、1877年にジェームス・ピークとその妻イデスによって、建てられました。
プリンスエドワード島(以下、P.E.Iと略します)の建築家:ウィリアム・C・ハリスによってデザインされ、土地とあわせて$50,000もかけて造られた、豪邸でした。(当時、1年分の給料は、約$300でした。)
台所には水道が完備され、全25部屋に伝統と暖房が行き渡っており、うち8部屋には装飾された暖炉があり、輸入物のシェンデリアもあります。
この地では、「ビーコンズフィールドは、P.E.Iでも指折りの豪華な邸宅だ。」と言われていました。
そして、1879年には、ビクトリア女王の娘;ルイーズが出席するパーティーの主催者を務めるほど、栄華を極めました。

しかし、残念ながらピークー家は、たった5年間しか、ここに住むことができませんでsたい。
彼が経営していた「木造船の造船業」は、次第に衰えていったのです。
「この家を建てるための多額の借金」と「投資の失敗」が重なり、1882年、彼はついに破産。
ここは、土地の地主であるヘンリー・カンドルと、その姉妹ミリセント、ペネロピのものとなりました。

カンドルー一家は、この邸宅を「贅沢すぎる」と感じながら、暮らしていたようです。(彼らは質素な生活を好んでいました。)とはいえ、結局30年余りをこの家で暮らし、生涯を終えました。
カンドルー一家は3人ともに独身であったため、1916年、最後に亡くなったヘンリーは「この家を、若く・孤立し・恵まれない女性たちの”駆け込み寺”として使ってほしい」と遺言。ここは「生活保護の必要な女性たちの、仮の住処」として活用されることになりました。

その後、1935年からは「看護学生寮」として使われていましたが、
1973年7月3日、P.E.I博物館として史跡保存財団の本部事務所となり、今日に至ります。
現在私たちは、この建物を、当時のままに保存(ならびに修復)しようと努めています。

この素晴らしい邸宅を、そしてここから見える花いっぱいの庭やシャーロットタウンの港を、どうぞ、ごゆっくりご覧ください。






































妊婦や小児にワクチンを勧めるなど正気の沙汰ではない

2022年12月22日 16時15分57秒 | 気になるニュースあれこれ
兵庫県保険医の新聞記事だそうです。

(ツィッターからの拾い画)



2022年10月15日兵庫県保険医新聞

特別インタビュー科学的怠慢に満ちた国の新型コロナ対応

http://www.hhk.jp/hyogo-hokeni-shinbun/backnumber/2022/1015/100002.php?fbclid=IwAR0raGYnHIVuQr-tciLa27_liGUA0q3ZYpLSTLxb