たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-帝国劇場6月17日(4)

2022年06月30日 15時51分41秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-帝国劇場6月17日(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/9d30e23205194a14d58e0812dd5efc69

2022年6月29日付演劇キックより、

愛の普遍性を豪華キャストが描き出す! ミュージカル『ガイズ&ドールズ』公演レビュー

http://enbu.co.jp/kangekiyoho/%e6%84%9b%e3%81%ae%e6%99%ae%e9%81%8d%e6%80%a7%e3%82%92%e8%b1%aa%e8%8f%af%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%82%b9%e3%83%88%e3%81%8c%e6%8f%8f%e3%81%8d%e5%87%ba%e3%81%99%ef%bc%81%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b8/


 さすが演劇キック、橘さんの記事、余すところなく書いてくれています。楽しい時間はあれよあれよと終わってしまいました。目が足りなさ過ぎました。見逃してしまったところがほんとにたくさんあるんだなあとわかりましたが、一度だけでも無事観劇することができた奇跡への感謝を繰り返し、噛みしめています。


 石井一孝さんが舞台装置をデザインされたデインさんをインスタグラムで紹介してくれています。ありがとうございます。https://www.instagram.com/p/CfWi-BzlFjx/


 盆とセリを存分に使った演出、素敵な舞台装置、衣装、生演奏。チケット代を払ってわざわざ劇場まで出向くことでしたか味わうことのできない空間でした。先日星組観劇のあと、電車に乗る前に帝国劇場の地下でお手洗いに入ろうとエレベーターを待つ間、いつもはみない地下1階と地下2階の地図をみていて、劇場部分は「奈落」と書かれていることに気づきました。この高さからせり上がってくるのかと今さらの感動でした。たしかにこれだけの大掛かりな空間と舞台機構をそなえた劇場は限られているので、梅田芸術劇場では上演できないかな。『ミス・サイゴン』、最初は帝国劇場だけの上演でした。特別な空間で出会った2022年『ガイズ&ドールズ』、生きていてよかったと思える貴重なひとときでした。

 7月7日から9日まで公演できますようにという願いをこめてもう少しわたしなりの備忘録。

 帝国劇場、6月17日(金)13時~

 ナイスリー・ナイスリー・ジョンソンの田代万里生さん。いつもモグモグタイム?のキャラクターを楽しそうに演じているようにみえました。大掛かりな舞台装置の一番高いところで歌う場面は、いちだんと艶やかな、本当にとってもいい声が広い帝国劇場に流れた、なんとも贅沢な時間。万里生さんが楽しい作品に出演されているのを拝見したのは今回が初めてかな。最初がサントリーホールの『蝶々夫人』、その後『ジキル&ハイド』『エリザベート』『グレート・ギャツビー』。カーテンコールは笑いに溢れていましたがシビアな作品が続きました。万里生さんのお隣で美声を響かせていたのは、ベニー・サウス・ストリートの竹内將人さんかな。木内健人さんも美声でした。

 未沙のえるさんを舞台で拝見したのはいつ以来だろうとたどってみると、どうやら2005年宙組『ホテル・ステラマリス』以来。観劇自体から離れていた時期があったので知りませんでしたが、2011年星組『オーシャンズ11』をもって宝塚を定年退職されていました。役名のカートライト将軍となっているのをみたとき、男役?ってなりましたがそんなことはなかったですね。救世軍は軍隊のような組織なので女性幹部も将軍となっているのでした。みりおちゃんサラに、このままではこの伝道所はきびしいと言い渡す役どころ、出番は多くないですが立っているだけで舞台全体が締まる存在感、さすがと思いました。久しぶりで元気に舞台に立っていらっしゃる姿を拝見できて嬉しかったです。

 2012年『ルドルフ・ザ・ラスト・キス』以来、どの公演もアンサンブルキャストのみなさまのレベルの高さにうなります。カッコいい群舞のダンス場面が多い、2022年『ガイズ&ドールズ』もダンスの達人がズラリでお一人お一人、すごいレベルだと思います。おそらく早がわりの連続、多い方は何役演じていらっしゃるのだろう。オペラグラス越しにお顔を認識できたのは、東宝ミュージカルですっかりお馴染みになった福永悠二さん、松田未莉亜さんだけでしたが、お馴染みになった方、帝国劇場はじめましての方、宝塚OG、スウィングキャスト、お一人お一人に拍手を送りたい。たくさんの力が結集して、劇場に観客がはいって出来上がるのが舞台なのだとあらためて思いました。プログラムを買うまいと決めていましたがほしくなってしまいます。いや、がまんがまん。

みりおちゃんサラ、
清楚な雰囲気に赤い衣装がよく似合っていて、帽子をおさえる姿もキュート。



チャーミングなだいもんアデレイド、
有村淳さんデザインの衣装、大勝利。



いつまでたってもコロナを特別扱いする国の指針がアップデートされない中で舞台を続けることは苦難を極めていると思います。『千と千尋の神隠し』も苦しいところ。陽性判定となったら謝らなければならない社会になってしまっていることがおかしいです。振り回され続けている東宝、舞台関係者のみなさまを責めることはできません。

7月7日、スカイとサラが、ネイサンとアデレイドが舞台で再会できることを祈っています。




マスクを外そう

2022年06月30日 01時30分35秒 | 気になるニュースあれこれ
「医師からのお願い。
 
ウイルスが怖いとか
ただ恥ずかしいとか
 
みんなそれぞれいろいろ思いがあると思うけど、
 
これだけは覚えておいて。

「今年の酷暑下でマスクしていたら熱中症で死ぬ可能性はコロナどころではない」」

https://twitter.com/MNHR_Labo/status/1542117287423283200より、

『ちひろのひきだし』より-「ガキ大将のお弁当」

2022年06月29日 13時35分00秒 | いわさきちひろさん


「私は決して偏食の子どもではなかった。人参もピーマンも好きだったし、肉も魚も嫌いなものはなかった。

 ただ、少し変わっていることといえば、蕪(かぶ)の葉のぬか味噌漬けがやたらと好きなことぐらいだった。こまかく刻んであたたかいごはんの上にのせ、しょうゆを少したらして食べるのは、その歯ごたえと舌ざわりとかおりが微妙に調和してなかなかの味なのである。

 私の行っていた幼稚園は、全部で4-50人という家庭的な小さなところだったが、その中で私は、何事も率先して走りまわり、チャンバラをし、木に登り、穴を掘り、ガラスを割り、生傷の数もどの子どもにも負けなかった。しかし、そこにも私に張り合う乱暴者のガキ大将が一人いた。彼は、みんなに恐れられていたのだが、私は正義の味方として、ただ一人毅然と彼に立ち向かう男であった。もっとも私にも年下の子分が何人かいたことを思うと、彼から見れば、私は全く許せないガキ大将だったのかもしれない。

 朝から遊びまわって腹ペコになった私にとって、お弁当の時間は何よりも楽しい一時だった。食事の前のお祈りの時-この幼稚園はカトリック系だった-私はうす目をあけて、先生がお祈りの終わりを告げる言葉を今か今かと待ち続けていた。そして誰よりも早くカチャッという音をたてて弁当箱をあけるのが楽しみだった。

 私のお弁当はいつも色とりどりであり、時にはおかずで図形が描かれていることさえあった。そしていつも、そのおかずのどこかに例の蕪の葉の漬け物が入っていた。母の絵を楽しむことなどほとんどなかった私だが、このお弁当は毎日楽しみだった。

 ところがある日、例のガキ大将が私のお弁当をのぞき込み、「なんでェ、女の子のお弁当みたいにちゃらちゃらしてさ」といって笑った。彼の弁当箱の中をのぞくと、それは黒一色だった。しゅうゆをつけたノリが、ごはんの上に一面敷きつめられていたのだ。彼は追い討ちをかけるように、「これが男の食べものだ」と胸を張った。私は反論するどころか、全くそれこそ男の食べものだと感心してしまったのである。

 その日、私は母にあしたからのお弁当は蕪の葉以外のものは入れないでくれと主張した。翌日、一面緑のお弁当を期待してあけた弁当箱には、いつもよりいくらか緑のスペースは広かったものの、やはり楽しげにいろいろなおかずが並んでいた。私は再び母に、こういうものでは男として困るのだといい、翌朝のお弁当詰めを監視することにした。

 その日、私はお弁当の中身を確認して、意気揚々と小さなバッグを肩からさげて小走りに幼稚園に向かった。バッグの中では弁当箱がカタカタと快い音をたてていた。

 いよいよ待ちに待ったお弁当の時間がきた。私はガキ大将をそばへ呼び、おもむろに一面緑の弁当を見せた。彼は何もいわずに黒一色の弁当を食べ始めた。私も緑一色の弁当を食べ始めた。

 ところが、一口食べたとたん、蕪の葉以外の味が口の中に広がった。私の弁当は二段重ねの構造になっていたのだ。下にごはんが詰められ、その上に、いつものようにいろいろなおかずが敷かれ、再びごはんの層があり、その上に蕪の葉がのせられていたわけだ。私はいささか不服ではあったが、その味はなかなかのものだった。

 こうしたお弁当を何回食べたかはもう忘れてしまったけれど、母のことだから、蕪の下のおかずもいつものように楽しく飾られていたにちがいない。

 うちも、決して裕福な家ではなかったが、少しでも栄養をつけさせようという母の気持ちは、今考えてもうれしいものである。そして、あのガキ大将がどんな気持ちで私のお弁当をながめていたかを思うと、少し胸が熱くなる。」




新型コロナウイルス対策「屋外でマスクを外してもよい場面」篇

2022年06月29日 01時36分12秒 | 気になるニュースあれこれ
 6月28日付で厚労省の「マスクを外してよい場面」動画が公開されましたが、こんなふうに条件をつけていたら、マスクを外すことはできないのではないでしょうか。こんなに暑いのに、ほとんどの大人が外でもマスクをしています。子どもたちは、ヘルメットかぶってマスクして自転車に乗っています。まず大人が外す、マスクしていない顔を子どもたちにさらす、そうしないと子どもたちもマスクを外せないと思います。従来マスク人間でしたが、わたしは子どもたちのために、バス停往復はノーマスク、直前直後はあごマスクとするようになりました。バス車内と店舗の入退店時は仕方なく、一応かたちだけつけています。感染症対策としての意味はすにでありません。マスクは大人の保身、顔を隠すためのアイテムと化していると思います。

 大本営がこういっているからというお墨付きがないと批判を免れ得ません。未来ある子どもを守るために、屋外では全面的にマスク不要といってほしい旨、アンケートに記載して送信しました。公共交通機関や店舗でのマスク着用お願いのアナウンスも止めてほしいと記載しました。


https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg24635.html

新型コロナウイルス対策「屋外でマスクを外してもよい場面」篇

屋外では、人と近くで
会話をするとき以外は、
マスクは、必要ありません。

徒歩や自転車での通勤など、
静かに人とすれ違う場面、

散歩やランニングのときは、
マスクは必要ありません。

特に気温や湿度が高い場合、
熱中症を防ぐために、
屋外ではマスクを外しましょう。

ただし、
通勤ラッシュ、病院内、
高齢の方に会うときは、
マスクを忘れずに。

詳しくは、
厚生労働省のホームページで。

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-帝国劇場6月17日(3)

2022年06月28日 21時36分15秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-必ずまた会える
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/5fc6f804ff73b166f22b93c737201023

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-帝国劇場6月17日(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b07019b8cd9de6dd9ea0417e5773f2db

 
2022年6月18日日経エンタメ通信より、

『ガイズ&ドールズ』 新演出での気づき(井上芳雄)
https://style.nikkei.com/article/DGXZQOLM143BC0U2A610C2000000/?n_tw=1655489112&page=3

 
 素敵な舞台セット、こうなっていたんですね。舞台機構もうまく使った場面転換、スピーディーで全く無駄がありませんでした。アンサンブルキャストのみなさまが演じるお店で働く人々がリアルで臨場感たっぷりでした。ハバナ往復の飛行機、タラップは、映像と意外にアナログな手法でちゃんと飛行機
にみえるような演出になっていると井上芳雄さんがラジオで話していました。航空会社で働く人々もアンサンブルキャストの方々が、おそらくものすごい早がわりしながら細かく演じていました。男性キャストの群舞ダンスがとてもカッコよかった下水道でクラップする場面、下水道なので仕方ないですがちょっと照明が暗くてみえづらかったのが残念でした。

 帝国劇場、6月17日(金)13時~、カーテンコールでスタンディングオベーションとなった時、右足股関節の軟骨が摩耗しているわたしはすぐに立ち上がることができしたが拍手を送りました。もっと大きな拍手を送ればよかったという気持ちが残ります。楽しい時間はあれよあれよとあっという間過ぎました。終演後、宝塚ファンもたくさんいたであろう客席は、気になっていたあのシーン、思ったよりも少なくてほっとしたという空気が流れていたように感じました。男役だった宝塚OGを応援する最初の壁、みなさま、たぶん覚悟してきたのでしょうね。

 だいもん(望海風斗さん)のアデレイド、どうなるのか全く想像がつかずドキドキしました。幕を開けてみたらとってもチャーミングな仕上がり、浦井健治さんのネイサンとのバカップルぶりがほほえましく愛おしくなる雰囲気でした。「I love you~♪」と歌うところ、田舎のお母さんに婚約したままとは言えず、手紙でネイサンと結婚したって書いちゃった、子どもが生まれたって書いちゃった、子どもは3人だったかな、とネイサンに話すくだりが特にチャーミングでした。クラブの踊り子の、露出度の高めの衣装の着こなしも可愛くて素敵でした。みりおちゃん(明日海りおさん)のサラはとってもチャーミング、二人とも根が本当に真面目なんだろうなと今回の舞台をとおして、あらためて思いました。

 アデレイドと14年間も婚約したままのネイサン、1993年の日生劇場公演では、深澤敦さんが演じられていたという記憶(アデレイドは久野綾希子さん)、歌うま、美声で歌唱指導などされているはず。おひげをつけた、恰幅のいい印象だったことを思い出します。星組で紅ゆずるさんが演じたネイサンも写真をみるとおひげつけています。今回は浦井健治さん、とってもナイスガイな井上芳雄さんのスカイとバランスで、どうしようもないダメンズだけれど憎めなくてカッコいいを全面に出した感じでしょうか、わかりません、わたしの勝手な想像。有村淳さんデザインのスーツの着こなしが素敵でした。スカイがサラをハバナに連れ出して留守中の伝道所でクラップをやってしまうという、ほんとにどうしようもないのにアデレイドはくされ縁がきれないまま、ずっとネイサンとの結婚を夢みているところに説得力がないと物語として成立しません。芝居巧者の浦井さん、絶妙の間だったと思います。歌う場面はほとんどなかったかな。

 井上芳雄さんと浦井健治さんが同じ舞台に立つことは希少で、それだけミュージカルファンは心沸き立ちます。公演中止期間が7月7日まで延長となり、キャスト、スタッフのみなさま、どんな気持ちで過ごされているのでしょう。SNSの更新もとまってしまいました。国の指針にもとづいた保健所、医療専門家の指導が本当に正しいかどうかではありません。東宝は千穐楽を死守すべく懸命になっていると思います。コロナ禍となってから楽しい作品をと決まった企画とのこと。夢のようなキャスティング。再開できるようにと祈っています。キュートなみりおちゃんサラとチャーミングなだいもんアデレイドのクリアファイルの写真はまた後日・・・。

「劇場は夢を見るなつかしい揺りかご」

「その夢の真実を考えるところ」

 Show Must Go On!







ノーマスクですね

2022年06月28日 17時15分18秒 | 気になるニュースあれこれ
G7サミットにて、フランスのマクロン大統領との首脳会談に臨みました。
https://twitter.com/kantei/status/1541200174919589888

 海外の要人の前では、ニコニコニコニコ、ノーマスクで握手して会食、なんにも決断できないのに、投資という名のもとにホイホイホイホイ、海外にはすぐお金だす約束。

 国内では児童手当のさらなる縮小、節電要請に意味不明のポイント付与、保身だけで、日本をどうしていきたいというビジョンも確たる志もなにひとつないのでしょうね。

 こんな暑いのにマスクして自転車に乗っている子どもがいます。お友達と話すのにマスク外せない子どもたちがいます。日本のことはどうでもいいのですか? 未来を託す子どもたちのことはどうでもいいのですか? 心の中で血を流しながら得たわずかな給料から天引きされた税金はあなたの財布でも個人マネーでもないのですが・・・。

 なんで支持率が高いのかさっぱりわかりません。マスゴミの印象操作?なんにもしないことが変化をおそれる高齢者層には安心ということですか?参議院選挙、投票するところがありませんが、どうがんばっても数で高齢者層に勝つことはできませんが、高齢者福祉を第一に掲げないと当選できないので第一声は高齢者福祉の充実、医療費2倍阻止ですが、少しはマシと思われるところに投票しなければ、いよいよ本当に暗黒。日本は沈没してしまいます。いやもう氷山にぶつかって水がひたひたとしみ始めているタイタニック号、それでも反対票を投じなければ、この方によって日本は沈められてしまいます。


『原子炉時限爆弾-大地震におびえる日本列島』

2022年06月28日 01時24分41秒 | 本あれこれ



 東日本大震災のあと購入し、途中までになっていたのをようやく最後まで読み通しました。

 2010年8月に出版された書籍。著者が浜岡原発で起こり得ると懸念していた原発震災が、2011年3月11日、福島第一原発で現実に起こりました。まだ6月だというのに猛暑となり、電力逼迫、節電と煽られて世論を原発再稼働へと誘導しているようにも思えてしまうのはわたしだけでしょうか。今の問題は、原発再稼働よりも電力自由化政策の失敗にあるところを岸田検討使はなにも解決しようとしていないというご意見をみかけます。もしまた原発震災が起こった時、決断力の全くない岸田検討使が制御できるとは到底思えません。放射能という目にはみえないもの、電力会社、安全神話、権威ある大学の名誉教授の肩書きをもった御用学者、原子力ムラ、コロナウィルスという目にはみえないもの、医療ムラ、製薬会社、ワク〇〇は安全だとする権威ある大学の教授の肩書をもった御用学者。本質は同じなのではないでしょうか。大本営の発表に間違いはないは危ういものだと、だんだん危険だとわかってきているのに続いているワクワクキャンペーンの促進でわかってきているはずです。原発の稼働による使用済み核燃料はどこへいくのか、内容が古くなっているところもあるのかもしれませんが、原発再稼働の是非を考える一助として一度は読むべきと思います。

序章より、

「1998年11月9日に東西ベルリンを隔てていた壁が崩壊するまで、アメリカとソ連が大陸間弾道ミサイルに核兵器を何万発も搭載してにらみ合うという、東西冷戦の時代が半世紀近く続いた。しかも互いに真剣な「敵意と憎悪」を抱いて、いつ敵陣めがけてその発射ボタンを押すか、と緊迫した恐怖時代を過ごしたのである。そのため、007シリーズのように魅惑的なアクション映画が生まれたが、あの物語は決して荒唐無稽だとはバカにできない一面を持っていた。歴史家は簡単に「ベルリンの壁崩壊」と呼ぶが、あれは、人類が絶望を壊した第一歩として、実に驚くべき歴史的な出来事だったのである。その後も人類は、核戦争ゲームにうち興じて、まったく進歩していないが・・・。

 この終末核戦争と一体になって語られたのが、本書に述べる原子力発電所の大事故であった。こちらは地球の終わりではなく、一つの国家や一地方を壊滅させ、人間が住めなくなる大惨事の話であった。なぜ住めなくなるかと言えば、事故によって外部に放出された大量の放射能汚染によって、その一帯で農業ができなくなり、水と食べものを失うからである。勿論、その土地には人間が住むことができなくなる。ここ十数年ほど、原発の大事故の確率はどんどん高まっているが、逆に、大事故がどれほどおそろしい惨事であるかについて解説する報道がパッタリと途絶えて、ほとんどの人が知らないため、原発事故を化学工場の事故と同程度に考える人が増えてきたことは、あたかも羅針盤なしで航海に出ているような状態で、気が気でない。」

 

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-必ずまた会える

2022年06月27日 20時51分02秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-帝国劇場6月17日(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b07019b8cd9de6dd9ea0417e5773f2db

 帝国劇場の『ガイズ&ドールズ』、6月28日から7月6日まで公演中止期間延長と発表されました。10日間の隔離期間ということでしょうか。井上芳雄さんのバースデイ公演もちょうどかぶってしまうのか。昨年4月、宝塚のエリザベートガラコンサートが緊張事態宣言により中止、配信のみとなったとき、たそ(天真みちるさん)が、インスタライブで目の前の公演が中止になるということがこれほどつらいものなのかとわかったと話していました。キャスト、スタッフ、オケのみなさま、どんな気持ちで過ごされているのでしょうか。自分が奇跡的に観劇することができた17日は、順調に公演が進んでいたのでこんなことになるとは思いませんでした。一回、一回、二度とない一期一会。

 昨夜井上芳雄さんのラジオ生放送がありました。かなり無理をされていたのかもしれませんが、必ずまた会えますからという芳雄さんの言葉に安心感をおぼえました。このためにいろいろな段取りをつけて観劇できなかった観客へのお詫びと、このまま一人が感染したら全部止まってしまうのは観客へのダメージが大きいので限界がある、違う道をさぐっていきたいとさりげなく次なるステップへの提案もしていました。悪しきは、分科会が決めてしまった国の指針、なにも決断できない岸田検討使、すぐにクラスター発生だと大騒ぎするマスゴミによってつくりだされた感染は悪だとする風潮。なかなか言いにくいところを言ってくれたと思います。

 東宝はなんとか7月9日の千穐楽の幕を開けるべく、模索しているのだと思います。こんな時だからこそ届けてくれようとした楽しい作品。7月7日から9日まで公演できることを祈っています。

 芳雄さん、みりおちゃんのバースデイ公演のカーテンコールでは、みりおちゃんには内緒でオケのみなさまと「ハッピーバースデー~♪」を歌う予定だったこと、妹が同期なので89期の兄ですと最後に言ってどかんとうけるつもりだったことをラジオで明かしていました。さゆみちゃんのバースデイを盛り上げようとしていたと。みりおちゃんを明日海さんではなく、「さゆみちゃん」と90パーセント呼べるようになったこどなども。いきなりさゆみちゃん呼びするとなんだこいつはとなってしまうのでだんだん頻度をあげていったという話。石井一孝さんはインスタグラムで必ずまた再開して俺たちのガイズを届けますと。信じて待っています。また元気に会えますように・・・。








「補助金ビジネスになっていた」14兆円超の“コロナ予備費”の実態

2022年06月27日 12時23分32秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年6月25日TBSNEWS

「補助金ビジネスになっていた」14兆円超の“コロナ予備費”の実態 病院関係者の証言から見る巨額税金の行方【報道特集】

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a4d76a0e6b0ef90d78820a2ce4ed9e67dea1b3c?page=1

 巨額のコロナ予算使途不明金、ようやくTBSだけが取り上げました。コロナ幽霊病床、補助金ビジネス、公立病院も例外ではない。知事命令により緊急性のない整形外科の手術は後回し、コロナ患者でベッドはいっぱいと説明されましたが、実態はどうだったのか、今どうなっているのか。

 病院も医師も信用できなくなりました。コロナワクチンを医師自身が3回接種しているということからわかりません。当初より危ないと警告する科学者の声はありました。2回目が進んだあたりから接種後の死亡報道がありました。こんな短期間に開発されたものになんの疑問も持たないのか?かかりつけ医にも整形外科の医師にもきくことはできませんが内心不思議で仕方ありません。

 先日定期通院でかかりつけ医にいったときには、4回目の予約は6月中旬からと張り紙がありました。待合室の中は、あの強烈なにおいがこもって充満していました。気持ち悪くていられたものではありません。(先週、日比谷から帰ってきたとき最寄り駅のエレベーターの中も、同じく強烈なにおいがこもっていました。) わかりませんが3回目、4回目を接種した方々からでているにおいが、暑さで汗とまじりさらに強烈なものになっているのではないかと。こんな異様なにおいがでるものを接種し続けていたら、こんな破格の手当(しかも非課税)がもらえて面白いようにもうかる仕組み、おそろしいばかりです。

 定期通院をぱったりやめてしまうことはできないし、生まれる前からの股関節脱臼による変形性膝関節症を自分でどうすることもできませんが、できるかぎり医療機関に近寄らないようにしようと思います。6月の整形外科の受診予約は、痛み止めがまだ何十錠もあるし、コロナがこわいという理由で、7月に変更しました。状況をみながらまたあらためて予約し直したいと言ったら、またキャンセルしてもかまわないので7月中で予約してほしいと言われたので仕方なくそうしました。こわいのはコロナではなくコロナ対策、涼しくなるまでいきたくありませんが、8月下旬には痛み止めがなくなってくるのでいかざるをないでしょう。手術はしません。痛くて歩けなくなるのが先か、財布が尽きるのが先かわかりませんが、どちらにしろそこまでの人生と思っています。失敗の人生ですが、そもそも日本は終わっているので、未来だとか生きる希望とかありません。その日が訪れるまで荷物を減らしながら、楽しめる時は楽しむと決めています。

 労働紛争となってしまった時、社会の仕組みは弱者を守るためにあるのではないと思い知らされました。日本はだめな国なのだとわかりました。コロナを通してみえてきた社会は、残念ですが、自分が感じていたよりもはるかにはるかに闇が深いのだとわかりました。

 15年ぐらい前ですが、精神障害者のためのグループをやっているボランティアさんから、製薬会社が高額であろう宴席を設けて医師たちを接待しているところに出くわしたことがあり驚いたという話をききました。お金と権力は人を狂わせますね。コロナ禍をとおして再確認できました、残念ですが。

ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-帝国劇場6月17日(2)

2022年06月26日 17時57分27秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『ガイズ&ドールズ』-帝国劇場6月17日
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/cea09d846483491dd94a0e75b29865e9


 6月26日、みりおちゃん(明日海りおさん)のお誕生日、ファンクラブ貸切公演が、直前に中止と発表されました。ツィッターみながら言葉を失いました。おそらく検査さえしなければ公演できたのではと思います。無症状の感染者なんて言い始めたら、わたしも含め客席にもたくさんいるでしょう。全員検査して陽性判定者は隔離するってやっていたら永久にコロナは終わりません。悪しきは、無症状者が感染させるとして、重症者、死亡者のほとんどは高齢者なのに2年すぎても変わらない、変えようとしない国の指針。キャストのみなさま、楽屋でスタンバイされていての中止決定だったでしょう。どんな気持ちで過ごされているのか、悔しいだろうなと思います。みりおちゃん、加藤清史郎君と同じ研音の所属ですが、ファンクラブは研音のメッセージ会員とは別料金でわたしのお財布では残念ながら手が届かず。今日のカーテンコールでは井上芳雄さんがどんなトークで盛り上げてくれるのだろうと想像するだけで楽しい気持ちになっていました。ファンクラブには入れませんが、『金色の砂漠』で魅せられた役者としてのみりおちゃんをこれからも応援していきます。

 昨日は副都心線の車内で暴れる男性がいて数時間にわたり運行停止、もし自分が観劇のため電車に乗った日にこんなことが起こったら到底逃げられないし観劇も叶わなくなってしまうことも考えると、『ガイズ&ドールズ』、一度では目が足りなさすぎでしたが一度でも無事に観劇できたこと、返す返すも奇跡だったと思います。

 25日かな、小池修一郎先生がとっても楽しそうに観劇されていたようです。禁酒法が撤廃され、明日への希望がもてるようになったであろう時代を舞台にした作品。東京ガーデンシアターのまかコン以来でまた笑うことができました。

 みりおちゃんのサラがだんだん酔っぱらっていくハバナの場面。ワンスにもハバナの場面が登場しますが、ニューヨークからハバナへのフライト、ググってみるとユナイテッド航空で3時間53分、1920-30年代だとさらにかかっていたでしょうか。日帰り往復はかなりのハードスケジュールを強行できたスカイ、余裕の太っ腹。群舞のダンスが連続の場面でした。おそらくアンサンブルキャストのみなさまが超絶早がわりで何役もこなされていました。わたしの言葉ではうまく伝えられませんが、全く無駄なく小気味よい舞台装置の回転とかなりハードだけど素敵な振付とがシンクロして楽しい場面に仕上がっていました。こんなおいしい飲み物はじめてみたいな、瞳がキラキラ、キラキラしているサラの表情、もう時間だから帰ろうっていう井上芳雄さんのスカイに、もっとここにいたいみたいにいうところまでとにかくキュート、酔っぱらってきたサラが男性キャストに高々とリフトされる場面もあったかな。こんなサラ、好きにならずにはいられないでしょう。ネイサンとの賭けに勝つためにサラをハバナに誘ったスカイでしたが、ネイサンにはサラを連れ出せなかったと伝えて賭けに負けたことにしようと決めたであろうこともスカイの表情から伝わってきました。みりおちゃんの酔っぱらっていく芝居がうまい。『Sante!!』の酔っぱらった場面もなんとなく脳内再生していました。高音がきれいに出ていて歌が安定しているのはさすがみりおちゃん、伝道師の赤い帽子と清楚な衣装がよく似合っていたし、芳雄さんにすっぽり守られている感、帝国劇場デビュー作としてよかったと思います。

 だいもん(望海風斗さん)のアデレイドと二人、女子会みたいなノリで歌う場面があるのも嬉しかったです。初対面で意気投合の二人、ネイサンと14年間も婚約しているのに結婚できないアデレイド、教育し直さなければ、みたいな歌でした。アデレイド、クラブの踊り子なので当然といえば当然ですが、男役補正の下にこんな細い体と筋肉で締まった美脚がかくれていたのかと。下着?にミンクのショールを巻いて、タバコを吹かしながらソファに寝そべって登場した時には、ワンスで一幕の終わり、真彩希帆ちゃんへの思いが届かず薔薇の花に埋もれていたのと同じ人ですか、ってなりました。有村淳さんデザインの露出度高めの衣装、最後はウェディングドレス、どれも素敵でした。歌がうまいのはさすがだいもん。


宙組『ホテル スヴィッツラ ハウス』-オンデマンド配信中
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/da7c1b3b9e5ae6cdda3760026a2cce3d

ヘルマン(芹香斗亜)
「命とひきかえでいいと思うほど、愛している、芸術という世界を。
 公爵はスパイ行為には関与していない。
 君(ロベルト)が摘発すべきは私だ。」


 今の日本の状況、相当にねじれています。未来への希望をもつことはかなり厳しいと思います。ほぼ絶望的、劇場は夢と希望を届けてくれるかけがえのない場所、守られますように、無事に千穐楽を迎えられるようにと祈っています。スタッフ、キャストのみなさま、どうか謝らないでください。








日比谷シャンテ3階の東宝ポップアップショップ、できるだけモノを増やさないようにしているので、迷った末、17日にみりおちゃん、23日にだいもんのクリアファイルを購入しました。舞台写真入れたりとかしています。お二人ともキュートでチャーミング。



日比谷シャンテ1階入口、東宝ショップがオープンするのかな、『モダン・ミリー』のポスター、老眼進行中でみえていませんがまあ様(朝夏まなとさん)のサインがはいっているようです。まあ様の左腕。