たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宙組『FLYING SAPA-フライング サパー』_上演決定

2020年06月30日 00時19分17秒 | 宝塚
 赤坂ACTシアターで3月30日から4月15日まで上演される予定だった『FLYING SAPA-フライング サパー』、このまま陽の目をみることなく終わってしまうのかと心配していたら8月1日から11日まで梅田芸術劇場メインホールで上演されることになりました。自分が観劇することはまずもって無理ですが上演されるという、それだけで十分すぎるほど嬉しいです。舞台の幕があがる、それだけで気持ち元気になれます。

 充実の時を迎え、遠からず終わっていくであろうまかまどきき(真風涼帆さん、星風まどかちゃん、芹香斗亜さん)のトライアングル×上田久美子先生、二度とみることができない化学反応が起きるであろう舞台。梅田芸術劇場メインホール、広いですが定員数の半分しかチケットを売ることはできないからライブ配信を期待。中止にせざるを得なかった期間中もチケット収入ないままホールのレンタル料を払い続けていたであろう劇団には少しでも損失を取り戻してほしいです。ずんちゃん(桜木みなとさん)主演の『壮麗帝』、彩風咲奈さん主演で全国ツアー公演にでるはずだった『炎のボレロ』も梅田芸術劇場で上演決定。雪組トップコンビのコンサートも上演決定、全部の公演が無事に安全に上演されることを祈ります。まずは宝塚大劇場ではいからさんが無事に通っていくところから。








2月に『紅-ing』で訪れた、今のところ人生最初で最後の梅田芸術劇場メインホール。
梅田エリア、阪急、阪神、JRに地下鉄、駅がいっぱいありすぎて不思議感いっぱいでした。



阪急トラピックスの表紙のキキちゃん。











 首都圏でも9月上旬に上演予定とのこと、どこがホール貸してくれるのかな、東京は心配ですね。その東京近くにこのタイミングで行こうとしているわたし。感染者数は母数がないのでよくわからないし、感染率の話になると統計学だから正直理解できない。田舎でゆるゆるの感覚になっている感染リスク、人の数が桁違いだから、手洗いにうがい、気持ちを引き締め直さなければと思います。

また本を思いきります

2020年06月29日 00時49分42秒 | 日記
 締め切りまであと2日。もう少し余裕がないとかなり苦しいですが、どのみちこれ以上ここにいても何の役にも立たないおじゃま虫。また旅立っていかなければならないことにかわりはありません。ハードだとわかりつつ知っているところでやってみたいと思っていた業務の募集が出て登録してみたらさっそく1日に面接をと電話がはいったことだし、このタイミングでいいのかもしれません。1日は移動日なので無理ですとお伝えしたら7日まで待ってくれることになりました。だれでもやれるわけではなく、国家試験の受験資格有で募っているところを国家試験にすでに合格しているので道はあります。ハードだし、今までとはまた違う勉強が必要になってくるのでやれるものやらですが、また書類をつくらなければなりません。その前にまずは無事に移動あるのみ。

 今無理に断捨離しなくてもトラックに自転車もつめるとわかっているのですが少しでも減らしたくてまたいくつか思いきることにしました。ネットでみつけた、混在で20点以上なら送料無料で回収して買取。ゆうパックのミドルサイズ、見た目より入りますね。古いものばっかりでゴミ同然ですがもしかしたら少しは値がつくかも。20歳前後の頃読んだっきり、いつかまた読み返したいと思いキープしてきた本、家の大きな本棚にずっと置きっぱなしにしたままで結局読んでいない本、舞台のプログラム、妹が遺した薬師丸ひろこちゃん、原田知世ちゃん主演の角川映画のプログラムなどなど。まだ終活しているわけではないですがいつか手放していかなければならないのでこの機会にまた思い切ります。こうして移動のたびに本を減らしてきているし、親がいなくなって荷物を整理しはじめたときモノをもっていてはいけないのだと気づいてからずっと断捨離を続けているのですがまだあります。たくさんの本といろいろと勉強をがんばっていた間に増え続けた資料たち。間違いなく減ってきているのですが紙は重いので段ボールいっぱいにつめるといくつかずっしりと重く、今回も引っ越し屋さんほんとにごめんなさい。この2年間で増えた宝塚のプログラムなどもなんとかしていかねば。本にかぎらず買う時はかんたんですが手放すときはほんとに頭を使います。今回思い切れなかったものたちは再来週以降また少しずつためていって引き取りに出したいです。本だけから年末に送ったNPOもあり。

 2012年に『エリザベート』上演中の帝国劇場でミーハー気分で購入したこちらの写真集も手放すことにしました。レスリー・キー撮影、ルドルフトリプルキャスト。状態はよくないですが、もしほしい方がいらしたらどこかに中古品として少し先に載ってくるかもしれません。いろいろと手放したい方が多いようでコロナもあるし、買取回収の予定は満杯です。






2016年6月12日;ルドルフ
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/preview20?eid=efb9ef16636bbe4ab82db0b48664f1f6&t=1593356754823


 妹の高校の卒業アルバムを破り捨ててゴミ袋へ。今なら有り得ない個人情報満載。名簿まで載っています。すでにこの世にいない人は他にもいるんでしょうね。とっくに廃れてなくなったファッションビルのショップで働いていて、たまたま洋服を買いにきた妹を危うい道に誘い込んだ人がこの中にいる、同級生ってある意味こわいですね、選挙のときだけ公明党よろしくとか化粧品買ってくださいはまだマシ、とんでもないことでした。25年も過ぎて今さらそんなことを考えても仕方ないですが、その後母も病気になってしまったことを思うと時々悔しくなったりします。そこで出会わなければちがっていたかもと。今さらどうしよもありません。火曜日の朝ゴミ出しに行けるかしら・・・。

 民間の投資目的の賃貸物件はもうこりごり。実は入る前から水漏れ起こっていましたはひどすぎました。公団住宅どうなんでしょうか、鉄筋コンクリートといっても壁はうすいです。幸い角があいていました。お隣どんな人なのか、どれぐらい生活の音はもれてくるのか、もれるのか、不安ばっかりですが進むしかありません。

星組『食聖』『エクレール・ブリアン』_東京宝塚劇場千穐楽LV(5)

2020年06月28日 00時31分22秒 | 宝塚
2020年6月18日:星組『食聖』『エクレール・ブリアン』_東京宝塚劇場千穐楽LV(4)

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/78f6a2baa2fb14f8ebcc3cac0054b9cb


 今月限定のオンデマンド配信でみる『食聖』、2019年10月13日(日)東京宝塚劇場公演千穐楽。あらためて書き留めておきたい紅ゆずるさん演じるホンが食聖となり勝ち取ったメダルを、礼真琴さん演じるリーに握らせてポンと肩を叩く場面。

ホン「さあ帰ろうアイリーン」

リー「あわれみならいらない」

ホン「あわれみなんかじゃない、料理は争いのためにあるんじゃない、人と人とをつなげるためにあるんだ」

ホン「星なんていらない」二回目はさらにゆっくりと大きな声で「星なんていならい」
(ここでホンの後ろでアイリーンのおじいちゃんを演じる副組長の美稀千種さんがとってもいい笑顔でうなづいているところをとらえてくれたカメラマンさん、グッドジョブ)、「お前にくれてやる」

ホン「おれは、おれはアイリーンが笑顔ならそれでいいんだ」
「おれははじめてこんな気持ちを知った、強さこそが全てだと思っていたおれに、君がこんな気持ちを教えてくれたんだ」
「人の心をやさしくあたためる、そんな炎もあるということを」

 わちゃわちゃわちゃわちゃ、誰もが笑顔の大団円は何度みても楽しいです。紅ゆずるさん、男役最後の姿がはじめて宝塚大劇場ではみたときはびっくらぽん、まさかの赤ちゃん背負って登場の子宝に恵まれたお父さん。梅田芸術劇場ドラマシティ・日本青年館の『鎌足-大和し美し-』での、与志古を思い続ける鎌足と鎌足の人生を肯定し続ける与志古との関係から、この『食聖』での、もしかしたら養子をもらったりして10数人も?子どもがいる夫婦役でのエンディングはいい流れでした。誰もが満開の笑顔。幸せに満ちた舞台。 礼真琴さん演じるリーとひっとん(舞空瞳ちゃん)演じるクリスティーナはペアルックで登場。かわいい首席コンビ、バタンの受け渡しがさりげなくわかりやすく楽しく演出された退団公演でした。

『エクレール・ブリアン』のボレロの場面、舞台全体のフォーメーションの美しさはカメラではさすがにとらえきれなかったですね。二階席だから堪能できた美しさでした。ちとせまいですが大好きです、東京宝塚劇場2階席。





 東京宝塚劇場、7月31日(金)から再開することを劇団が発表。華形ひかるさんの退団は千穐楽の9月20日(日)。録音演奏なの、オケのみなさんの失業が続くことを思うとつらいですがオーケストラの再開に向けた動きは始まったばかり。劇団として、今の状況の中での最大限の努力をしての決断だと思います。友の会の抽選に当選することはきびしいだろうからライブ配信に期待。東西の専用劇場を維持しながら生き残っていくためにやれるだけのことを劇団にはやってほしいし、ファンはみんなお財布を開く用意がある。わたし、そのためには収入を得る道をみつけていかなければ、そのために働くのですよ。帝国劇場、シアタークリエに続いて東京宝塚劇場の幕があがる、日比谷の劇場にまた灯りがともる。それだけでも心のエネルギーがまた満ちてくる感です。日比谷はわたしの心のふるさとだから。
 
 再来週、さっそく日比谷をぶらぶらしちゃおうかな、久しぶりに東宝ナビの抽選にもエントリーしてみます、定員数の半分のチケット、当選するはずはないですけど、エントリーできる状況になったというだけ嬉しいし、万が一ということもあるかも、ないかな・・・。




 



いっちゃんの「私だけに」

2020年06月26日 23時39分41秒 | ミュージカル・舞台・映画
「オンライン一路真輝ライブ「私だけに~今だからこそ~」」
https://ameblo.jp/ichiro-maki/entry-12601416902.html?frm_src=thumb_module


「長い夜もいつかは明ける
 たとえ希望閉ざされた時も
 見失う事はない 私だけは」

  やや久しぶりにいっちゃん(一路真輝さん)のブログをのぞいたら、「私だけに」を歌う動画がアップされていました。『エリザベート』の「私だけに」ではなく、いっちゃんのサヨナラショーのために小池修一郎先生が書き下ろしたオリジナルの「私だけに」。退団記念に発売されたビデオテープで繰り返し聴きました。雪組の二番手時代の途中から東京宝塚劇場は全部観劇、退団後も仕事と勉強の両立で観劇から遠ざかっていた時期をのぞいて何本も拝見。同世代、一緒に年をとってきている感覚、舞台のいっちゃんに出会うと勝手に懐かしい友達に再会したような嬉しみと安心感。節目節目で出会ういっちゃんの「私だけに」は歌うまをこえて沁みます。東宝初演の『エリザベート』で、今は歌われなくなった「夢とうつつのはざまに」を聴いているのは生きているかぎり、わたしの人生の宝物。

 2018年12月の『オン・ユア・フィート』では、たーたん(香寿たつきさん)もそうなんですけど、まあ様(朝夏まなとさん)のお母さん役をやるようになったのか、ふむふむと。この時は終演後のトークショーにも参加できて、サプライズでまあ様登場もあり楽しかった。年とってきているファンを心配するいっちゃん。お互い年をとったなと・・・。




 2018年4月8日にいっちゃんの35周年記念コンサートの備忘録を書いた自分の記事なんですが、今も同じ気持ちです。

 「東宝版、宝塚版と性別を超えたところで歌える一路さんとエリザベートとの関係はほんとに不思議。今の一路さんで歌った「私だけに」。なんだろうなあ。技術的にこの歌をすごく上手く歌える人ってたくさんいると思います。でも上手いだけでは違うものがこの歌にはあります。上手く言えませんが歌い手の人となり、生き方、舞台にかける情熱、全てが問われ丸裸になるような気がします。歌い手のその時のコンデションや心情によっても違ってくると思います。歌い手自身に問いかける歌。だから技術的に優れているだけとも違うような気がします。エリザベートの楽曲はすべて神がかっていますが、そんな意味で、「私だけ」にはとりわけむずかしいと思います。帝劇で一路さんがエリザベートを演じることはもうないでしょうが、これからも節目、節目で一路さんの「私だけに」に出会えるような気がします。東宝版、宝塚版と性別を超えたところで歌える一路さんとエリザベートとの関係はほんとに不思議。今の一路さんで歌った「私だけに」。なんだろうなあ。技術的にこの歌をすごく上手く歌える人ってたくさんいると思います。でも上手いだけでは違うものがこの歌にはあります。上手く言えませんが歌い手の人となり、生き方、舞台にかける情熱、全てが問われ丸裸になるような気がします。歌い手のその時のコンデションや心情によっても違ってくると思います。歌い手自身に問いかける歌。だから技術的に優れているだけとも違うような気がします。エリザベートの楽曲はすべて神がかっていますが、そんな意味で、「私だけ」にはとりわけむずかしいと思います。帝劇で一路さんがエリザベートを演じることはもうないでしょうが、これからも節目、節目で一路さんの「わたしだけに」に出会えるような気がします。」



2017年9月9日;一路さん35周年記念コンサート
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/dbfc980613e102e2c494f5be0f02045e

2018年4月1日:一路さん35周年記念コンサート(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/739fca2d95d342cf25ab7be7b58f5628


 ささやかなブログへの訪問、いいねと応援、ありがとうございます。プロフィール欄を変更したことでインパクトは弱くなりましたが、どうにかこうにか無事に生き延びている証として続けていこうと思います。本日役場に提出届を出してきました。自分を信じて締め切りまであと4日。全く見知らぬところはきついので、スーパーウルトラハードだとわかっていても、大いなる矛盾をはらんでいるとわかっていても、ブラックではないけどホワイトでもないとわかっていても、資格と経験を生かすなら需要はあるので生き延びる道をさぐる、今ならまだ間に合うはず・・・。

花組『ハンナのお花屋さん』を振り返ってみる

2020年06月26日 00時29分34秒 | 宝塚
「都会は居場所のない人間の集まり」「ロンドンは決して住みやすい場所とはいえないけど、ここが自分の居場所って思えなくてもいられる、それが都会」(Byクリス・ヨハンソン)。

 明日海りおさん演じるクリスのことばが沁みます。植田景子先生のどんな経験がこのことばをクリスに言わせたのかなあとあらためて思うこの頃です。

 2017年10月赤坂ACTシアターで上演された『ハンナのお花屋さん』、今は宙組のキキちゃん(芹香斗亜さん)アベルと星組トップ娘役となったひっとん(舞空瞳ちゃん)ハンナのコンビが懐かしい。またコンビを組んでほしかったなあとちょっと未練があり、宝塚グラフの表紙でのツーショットを期待するこの頃。パソコンでみすぎたせいか、DVDはこわれてしまいました。自分に引き寄せて感情移入しながら赤坂ACTシアターの客席とライブビューイングで2回観劇しました。

 ブログを振り返ってみると、こんなにたくさん記事を書いていました。自分ながらびっくりぽん、うけとめたいともがき続けていました。人の人生は幸せだったのか、そうでなかったのか、うけとめたいともがいているうちに気がついたらてんがいこどくになっていました。そして、気がつけばひとりぼっちの気の毒な人生なのでしょうか、わたし。わかりません。自分が決めればいいと思います。人の人生は人のもので、その人の人生が幸せだったのか、そうでなかったのか、答えを求めてきたけれど結局わたしにはわからないのだなあと思います。だからもうこれ以上考えない。答えがどこにもないことはたくさんあって、答えはないのだということを受けとめながら、また郷里を離れ居場所を求めて出直そうとしている人生、締切まであと5日間。いろいろなことを同時進行中なので苦しくてたまらないと涙があふれてきてしまう時がありますがひとつずつハードルをこえている毎日。

 都会はよそものの集まり、あたたかく迎えてくれるわけではないですが拒否もされない、みんなよそものだから解放的、閉鎖的でいんしつなものは感じません。車の運転に不向きなわたしはそんなところで人に紛れていた方が居心地がいいみたいです。いろいろな意味で郷里と親和性をもつことはできませんでした。帰る場所はなくなりますがふるさとはそれぞれの心の中にあるもの、それぞれの心のよりどころがふるさと。『ハンナのお花屋さん』、わたしにとってのふるさとのような物語のひとつ。そういう意味でのふるさとがわたしの心の引き出しにはたくさんある、だからこれからも生きていくことができます、たぶん。

 最後の最後は、最後の最後のとりでがあるから心配しなくても大丈夫。コロナ禍のきびしい時にあえて密のリスクが高いところに移動するかっていう感じですが今から全く知らないところで暮らしていくのはきびしすぎて、国家資格と一昨年の経験を生かそうとするならまたウルトラハードだとわかっているところへ居場所とわずかな収入を求めていこうとしています。全く行ったことのない見知らぬ場所ではなく前を通ったことがあったり近くに何度も行ったことがあるところあたりに、必要とされるところを求めていく。またへばりんちょ、自分がやれるのかっていう感じですが・・・。

 少し前にプロフィール欄を変えたのでわかりにくい話でごめんなさい、手記を書かせてもらったりもしていますが自分にとってやっぱりすごくきつい現実でうけとめきれないので変えました。残念なことですがきついところを離れていきます。

 ささやかなブログへの訪問ありがとうございます。 


2017年7月16日:花組『ハンナのお花屋さん』
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/fc372c1a3bd74850f55f2f6658faedaf

2017年10月15日:花組『ハンナのお花屋さん』_心の声に耳をすませて
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/5f3521416130e79aad91b2d7fb015918

2017年10月22日:花組『ハンナのお花屋さん』_Make a Wish(願い事は?)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/ca6091c53b0a72bdf1cf94c2d6b14025

2017年10月24日:花組『ハンナのお花屋さん』_Happiness
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/fc02bc7efc17c461038951d18cf51590

2017年10月27日:花組『ハンナのお花屋さん』_Home(生きる場所)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b5f0b9fc211dccbbb538bad7b22ee704

2017年10月29日:花組『ハンナのお花屋さん』_沁みわたっています
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0a3d065f54d4add39e45c0b24852acc7

2017年11月5日:『ハンナのお花屋さん』_優しさを求める時代
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/c2a1a711f94c23660582f6ca7fa20bdc

2017年11月12日:花組『ハンナのお花屋さん』_心の宝物
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/c9f359f38ae8f9666162271a71315731



2013年『ラファエロ展』_「友人のいる自画像」

2020年06月25日 09時25分30秒 | 美術館めぐり
2020年6月2日:2013年『ラファエロ展』より_「無口な女(ラ・ムータ)

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/3a146e5298306f0edd5be21fd5caf3ac


ラファエロ・サンツィオ《友人のいる自画像》
1518-20年頃
油彩/カンヴァス 99×83cm
パリ、ルーヴル美術館

「身なりの良いふたりの男性のしぐさには、親密さが漂っている。この二重肖像画のモデルや注文主などは、これまでのところ明らかになっていない。背後の男性がラファエロであることは認められているが、前景の男性については諸説あり、ラファエロの弟子であったジュリオ・ロマーノとするものが近年注目されている。ジュリオはラファエロの一番弟子と言ってよい存在で、師の死後は、彼が中心となって工房の運営を引き継ぎ、未完成作を完成させた。画中のラファエロについては、芸術的着想の擬人化であるとする解釈、前景の人物が指さすのはラファエロの鏡像であるとする解釈などがある。」

(公式カタログより)




「教皇ユリウス二世は、才能を見込んだ芸術家に全幅の信頼を寄せるという点で、優れたパトロンだった。「署名の間」で描かれていたすべての壁画は取り壊され、新しい装飾のいっさいがラファエロに任された。横七メートル以上の大画面は、ラファエロにとっては、はじめての挑戦だ。彼がそこに描いた《アテネの学堂》は、構想の壮大さで、ローマ十を驚嘆させた。公開されるやいなや、人々がこの作品の前に立ちつくしたと伝えられている。この成功で、ラファエロの名声は確固たるものとなった。ラファエロは、

 以後、亡くなるまでの12年間にわたり、ラファエロは、ヴァティカンの宮廷画家を務めた。宮廷画家とは、この時代の文芸保護の動きに伴って、イタリア各地に誕生した職制である。君主専従の画家として、年俸が保証されるだけでなく、ときには貴族の称号を与えられるほどに厚遇された。温厚で社交的なラファエロは、パトロンである教皇や貴族たちとの交流を大いに楽しみ、豪邸にも移り住んだ。その暮らしぶりは、まるで王侯貴族のように華やかだったという。

 名声を得たラファエロのもとに、多くの画家志望者が集まった。ラファエロは、自分の子どもに接するように、彼らをやさしく迎え入れた。そのためますます師匠として慕われ、ヴァティカンに出仕するときには、つねに50人の弟子が付き従ったと伝えられる。

 またパトロンのひとりだった枢機卿(すうききょう)ビッビエーナは、自分の姪を嫁がせようとするほどラファエロをかわいがった。しかし、ラファエロはこの申し出を承諾し婚約はしたものの、結婚することは引き延ばしているうちに、彼女は亡くなってしまう。結局、ラファエロは、生涯独身を通した。」

(『週刊 西洋絵画の巨匠 19 ラファエロ』小学館ウイークリーブック2009年6月16日小学館発行より)



『赤毛のアン』とプリンス・エドワード島のファンにはおなじみの写真家、吉村さんのブログ。

「アーティストが10年間一つの作品に没頭した。ではその間の生活費はどうしたのか。そう、パトロンがすべて出していたのです。〜何世と言われる国王とかが。」

https://kaz-yoshimura.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-b99cdf.html

星組『鎌足-夢のまほろば、大和し美しー』_思い出し日記(5)

2020年06月24日 22時02分54秒 | 宝塚
2020年6月12日:星組『鎌足-夢のまほろば、大和し美しー』_思い出し日記(4)

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/000bb20c967c82a9f61fca398340af9a


 『鎌足』、書き留めておきたいことばがいっぱいなので、オンデマンド配信みながら文字起こし、断片的な備忘録。

 蘇我氏がたおれ、日本初の元号「大化」が定められて、平穏がおとずれたかにみえた大和でしたが、宮中では権力争いが渦巻いていました。

 二幕冒頭、弟である軽皇子に譲位した、有沙瞳ちゃん演じる大后(皇極天皇のちに斉明天皇)、
「どうして軽皇子を帝に据えてお前を皇太子にとどまらせたのです」
「優秀だからこそ臣下といえど油断なりません」
「大和はけっして一枚岩などにはならない、あの鎌足とて例外ではない」
「人質をとりなさい、あなたにも后が必要なころあい、ちょうどよいでしょう、そして鎌足の忠心を試してごらんなさい、けっして歯向かうことのできぬよう。それが臣下をひきいるものの務めです」。

 蘇我入鹿を討つことを煽動した紅ゆずるさん演じる鎌足への憎しみを露わにする中大兄皇子の母の凍りつくような冷たさの裏にある女心と中大兄皇子を守るため入鹿を見捨てるしかなかった母としての葛藤、自分が傀儡にすぎないと知った孤独に共鳴し合った入鹿と皇極天皇。ナウオンステージで、下級生の自分が上級生に対して高いところからものを言うことが最初はできなかったと話していますが見事な役者ぶり。

 中大兄皇子に仕えて大臣となり、綺咲愛里さん演じる車持与志古郎女(くるまもちよしこのいらつめ)と結婚してようやく平穏が訪れたかに見えた鎌足の人生に、幸せな時間は束の間のでした。結婚した二人の食事の場面、ここで『食聖』をぶちこんでくるアドリブ?さすがでした。
与志古「唐からきた料理人に作らせました、たしかホンとか」、与志古に「あなた」と呼ばれて照れまくる鎌足、与志古のことを好きすぎる。次は中臣(なかとみ)にかわる名前と世継ぎを望む鎌足に、入鹿を討ち果たし現実がすぐさま深く影を落とします。少年少女の日、志を誓い合った三人。与志古の口から自然に入鹿(少年の日は鞍作)の名前が出てきます。

与志古「鞍作(くらつくり)があたなに新しい名をつけてやると・・・」
鎌足「鞍作の話はよせ、わたしを責めるのか」
与志古「責めてなどおりませぬ」
「ただの思い出話」
「鞍作がいなかったことにもなかったことにもできますまい」
「過去は過去、思い出は思い出です」

 入鹿の影におびえる鎌足を、「敗者となった入鹿を歴史から消した」と蘇我氏亡き後中大兄皇子に仕えるようになった天寿光希さん演じる船史恵尺(ふねのふひとのえさか)の不気味な笑みが、さらに追い詰めていきます。

 そして鎌足は中大兄皇子に「お前の妻をめとることにした」と告げられるのでした。現代では血が凍るようなドロドロ。

鎌足「なにゆえ与志古(よしこ)を?」
中大兄皇子「お前との絆をより強いものとするために」
鎌足「しかし、しかし、与志古(よしこ)は・・・」

 異存をとなえ、忠誠心を疑われようとする鎌足を与志古(よしこ)が救います。

「いいえ異存などございません、とてもありがたいお話でございます」「そうですね、鎌足様」
鎌足「なにゆえそのような、与志古(よしこ)はそれでよいのか」
与志古「よいも悪いもございません、中大兄様にお仕えしているのです、ありがたく頂戴するのがつとめというものでございます」
中大兄皇子「こちらへ参られよ」

 崩れ落ちる鎌足がドレス?の裾をつかんで引き留めようとするのをかわして与志古は宮中へと入っていきます。「采女をひとりおまえにくれてやろう」と中大兄皇子に言われ戸惑う鎌足。

大后(皇極天皇)「安見児(やすみこ)では不服か?」
与志古「鎌足様、およろこびなさいませ」、目を見開く鎌足に「そのような顔をなさってはおかしいですわ」。心の中とは裏腹な言葉で鎌足を守り抜こうとする与志古の姿が力強い場面でした。

2019年7月7日:星組『鎌足』ライブビューイング_安見児得たり
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/preview20?eid=79b1c8eb6fc9c50560263ee0e6fef411&t=1592808337536


 安見児(やすみこ)を得た悦びを「詠いなさい」とせまったのは皇極天皇でしたね。

 安見児(やすみこ)の前で「つらい、わたしはいちばん失ってはならないものを失ってしまった」と膝を崩れおり、はいつくばり続ける鎌足。主に逆らうことはできない鎌足は「だがわたしには与志古を失うなど耐えられない、い~」と泣き崩れながら「この苦しみや悲しみがわからないのか」と立ち尽くす安見児に投げかけます。

星蘭ひとみちゃん演じる安見児「わかりません」「わたしは采女です」「思うことも思われることもすっかり捨てて生きておりました」「鎌足様、与志古様への思いをひとひらだけでもわたしにおおしえください」
鎌足「悲しい人だ、あなたも」、安見児(やすみこ)を抱きとめる鎌足。

 鎌足と安見児(やすみこ)、与志古と中大兄皇子、二人組をオーバーラップさせる振付は歌舞伎界の藤間勘十郎さん。(ナウオンステージで稽古場で振付している時の藤間先生すごくかわいいっていう話が出ていました。)中大兄皇子の前でも与志古は毅然と、力強く鎌足を肯定するのでした。

中大兄皇子「わたしがこわいか」
与志古「こわくはありません」
中大兄皇子「それほど強く鎌足のことを、そして鎌足もお前のことを」
与志古「中大兄(なかのおおえ)様、本当に必要なのはわたしではなく鎌足様なのでしょ」
中大兄皇子「鎌足が必要だから妃にしたのだ」
与志古「畏れているのは中大兄様のほうです、中大兄様はお強い方だとうかがっていましたが間違いでした、鎌足様の方がずっとお強い」
中大兄皇子「私の方が弱いというのか、鎌足よりもわたしが」
与志古「中大兄様、体に触れることはできても心に触れることはできません」
中大兄皇子「悲しいな」
与志古「いいえ悲しみはわたしと鎌足様のものです」、鎌足を守るために中大兄皇子を抱きとめる与志古。

 そして鎌足は中大兄皇子に、入鹿を討つとき加担してくれた蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらのやまだのいしかわのまろ)を、謀反の疑いありとして討つよう命じられるのでした。石川麻呂は大化の改新後の地位に不満を抱いていました。「謀反が起こってからではおそいのだ」という中大兄皇子の次なる一手は孝徳天皇、さらにはその遺児、有間皇子(れんれんの薄幸の少年感お見事でした)。己が生きるために鎌足は、もがき苦しみながら斬って斬って斬り続けなければならなくなっていたのでした。

「このような流血のために志をたてたのではない」もがき苦しみながらも「では死にますか」と恵尺にせまられると「与志古をおいては死ねない」とはいつくばりながら生きようとする鎌足。

 中大兄皇子が天智天皇として即位した祝いの席でのぞみのものをたずねられた鎌足は「与志古を返していただきにまいりました」と。返してもらえぬならと刀をとる鎌足、「与志古はわたしの志です」。ここの天皇の側近たちとの立ち回り、完全に歌舞伎でした。自害しようとする鎌足の姿をみた与志古は天智天皇に「帝ごらんになられたとおりです、鎌足様が謀反など企てるとお思いですか、鎌足様は与志古がいないと生きていけないのです」「帝は鎌足様を失ってでも与志古をそばにおいておきたいとお思いですか」「鎌足、くよくよなさいますな」「こんなにもおいつめられて、帝はつよい方です、でも与志古は弱い鎌足様が好きです、鎌足様は与志古がいないと生きていけないのです」と強く投げかけます。ライブビューイングでは見逃してしまった場面、幼い日、弓を射るのにへっぴりごしの鎌足に「与志古は強い殿方が好き!」といい放った無邪気だった10歳の与志古ちゃん。宮中へ仕えることになった時も「お前までいなくなってしまうのか」とすがるように泣く鎌足に、「強い殿方が好き」と言ったその与志古が泣き崩れる鎌足を抱きしめる姿はむねあつでした。弱い鎌足が好きだと、鎌足の全てを肯定する与志古。

 天智天皇は「そこにいるのはお前の妻、与志古だ、わたしの妃ではない、二人連れだって好きにするがよい」と二人を許します。そして「鎌足を失うことを思うとわたしはおそろしかったのだ」と側近に本音を漏らすのでした。与志古は「あのお方こそ鎌足様なしでは生きてぬけのです」と。そして帝の子を宿していることを鎌足に告げるのでした。

 何がおこっても鎌足を信じ続け、病に倒れ最期の時を迎えようとする鎌足の人生を肯定する与志古の心に残ることばもこの機会に書き留めておきたいですが、長くなってきたので次回にします。愛里さん、退団挨拶で与志古の台詞をかりたことばが心に沁みました。またあの台詞が聴けるとは思わなかったので感無量でした。

 星組のトップスターとなった紅さんの相手役に選ばれた時は、紅さんに話しかけれても「はい」と「いいえ」しか言えなかったという愛里さんがよくぞここまで成長したと思いました。可愛いく逞しく舞台をささえるヒロイン、たのもしい限りでした。







 




『いわさきちひろ・おはなしえほん夏』より_「たなばた」

2020年06月24日 09時07分04秒 | いわさきちひろさん
「たなばたの よるです。あまのがわの きしで、おりひめが ないて いました。

「どう したの? こんやは あなたの おまつりなのに。いちねんで いちばん うれしい よるなのに。」

 ちいさな ほしが、おりひめに いいました。

「はやく ひこぼしに あいに いきなさい。」

「いいえ、ひこぼしには あえないの。いちねんに たった いちどの よるなのに、わたしは ひとりぼっち。」

 おりひめは いって、ますます かなしそうに なきました。

おりひめを せなかに のせて、ひこぼしの ところへ はこんで くれる はくちょうが、きのう、ながれぼしに ぶつかって、はねを いためて しまったのです。

「かわいそうな おりひめ。こんやを まって いたのに・・・・・。」

 ほしたちは みんな かなしく なって、そっと ふるえました。

 そのときです。おおきな うちゅうせんが、あまのがわの きしに とまりました。

「のって ください、おりひめ。わたしが、ひこぼしの ところへ あなたを はこんで あげますよ。」

 うちゅうせんの せんちょうが いいました。

 おりひめは うちゅうせんに のって、とんで いきます。

 なつかしい ひこぼしの となりへ。

「おりひめを のせて、あまのがわを わたる ことが わたしの ゆめでした。こんや、ゆめが ほんとうに なりました。さあ、もうすぐ つきますよ、おりひめ。おけしょうを なおしなさい。」

 せんちょうは わらって、おひりめに ぎんの かがみを わたしました。」




旅の思い出写真_ノイシュバンシュタイン城で購入した絵葉書

2020年06月23日 09時21分53秒 | ドイツロマンティック街道とスイスアルプス
2015年5月17日:旅の思い出写真_ノイシュヴァンシュタイン城
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/6dca1ae239cd6c0c63855846dd2e1085


「ドイツロマンティック街道とゆったりスイスアルプス・パリ9日間」、
振り返ってみると自分へのご褒美のぜいたくな旅でした。
(家賃払いながらどうやっていけたのか、今となっては自分でも不思議・・・)。

日本を出発してから四日目の2007年10月23日(火)、

ライン河クルーズ→ロマンティック街道・ヴュルツブルク市内見学→ロマンティック街道・ローテンブルク市内の見学→スイスアルプスへとバスで長期離移動している途中でノイシュバンシュタイン城を訪れました。
移動途中からだんだんと雪が舞い始め、どんどんと降りしきる感じになっていって、
お城に着いたころにはすっかり雪に包まれていました。
雪が降ると静寂感もあって、途中の雪景色も、雪に包まれた城も、すごくきれいでした。

 この頃はまだデジカメを持っていなかったし、写メの容量も少なかったし写メ自体がまだそれほど浸透していなかったかな、内部は撮影可でしたが一枚も撮りませんでした。現地で購入した絵葉書をアップ。切手を貼るところにはこの城を建てたバイエルン国王ルートヴィヒⅡ世の晩年の肖像画のあるとことがお茶目。

 本物のシンデレラ城、グルグルと階段を登っておりて見学、終わって下に降り立った沖には時には目が回ってしまっていた記憶があります。細かいところの装飾までこだわりぬいていて豪華、とにかくすごいものを造ったもんだという印象でした。これは国のお財布はそうとうきびしかったでしょうねと思いましたが、日本語のガイドブックによると王は私財と王室費(国家君主の給料)を使い、さらに借金をし、借金は死後家族により返済されたとのこと。

 王は『エリザベート』のシシィの従妹、劇中の「戦争はよその国にまかせておけばいい、幸運なオーストリアは結婚によって絆をふかめるのです」というシシィの義母でフランツ・ヨーゼフ1世の母ゾフィーの台詞にあるように、親族同士の婚姻を繰り返して領土を広げていったハプスブルク家の一員。病的な気質はあったのでしょうね、謎めいたところが多い分、惹きつけられずにはいられない魅力のあるところがシシィと同じ。

 「ノイシュバンシュタイン城、調理場」で検索をかけると画像がいっぱい出てきますが、特に印象的だったのが調理場のすごさでした。

日本語ガイドブックより

「リンダホーフヤヘレンキームゼー宮殿の調理場は当時のまるまま残っていないが、ノイシュヴァンシュタインの台所は完全にそのまま保存されている。がっしりとした円天井を化粧しっくいのみかげ石の柱が支えている。温水のでる給水設備、完全自動回転車の野鳥獣肉グリルがあり、当時の厨房としては最新の設備であった。煙道の上昇熱風が羽根車を動かし、回転を歯車で串に伝えた(レオナルド・ダビンチ)の発明による。
真中になる大ストーブの煙は床下より外に導いた。煙突のストーブの熱は、パン焼きオーブン横の壁に埋め込んだプレートウォーマーで食器を暖めた。出口の扉の横にみかげ石の魚槽があり、蛇口は白鳥の頭の形をしている。台所は2年間だけ使用された。台所の外に次の間があり、従業員の休憩室であった。窓横の一角は厨房シェフが事務をとる所で、ガラス壁で仕切ってある。

 台所出口にむかって食器洗い場をのぞくことができる。1884年にはすでに地下、つまり1階から温風の中央暖房があった。通気縦杭を通って温風が上階の部屋へと流れる。大量のまきを運ぶために専用の昇降機があった。」













ノイシュヴァンシュタイン城-このカタカナ表記、現地で購入した日本語ガイドブックにそっています。

日比谷がまた動き始める

2020年06月22日 23時32分48秒 | ミュージカル・舞台・映画
「公演再開のお知らせ(帝国劇場・シアタークリエ)」
https://www.tohostage.com/info20200622.html


 東宝が7月に帝国劇場とシアタークリエを再開。

 本日夕方公式ツィーターで発表されました。大好きな日比谷が、ライブ配信も行い、コロナとの共生を模索しながら動き始めます。つらいとき、苦しいとき、哀しいとき、たくさんの心のエネルギーをくれた日比谷がまた動き始めます。中止にせざるを得なかった公演をコンサートというかたちで届けるラインナップ。井上芳雄さんと知念里奈さんのご夫妻が同じ舞台に立つの?豪華なキャスト、美弥るりかさんもファンもよかった。チケットを入手できないかぎり、自分は劇場に入ることができませんが、帝国劇場の幕が、シアタークリエの幕があがっている、というそれだけで嬉しいです。ふるさとはなくなりますが、心のふるさと日比谷に電車で一時間半ぐらいかな、一昨年の11月までの住まいほどではありませんが新幹線に乗らなくてもいけるところでまた来月から暮らします。

 中止の発表をみるたびに心が削がれてつらかったです。先週ホリプロは榊原郁恵ちゃん以来続けてきた夏の『ピーターパン』の公演中止を発表、また涙が流れました。何カ月ぶりの嬉しいお知らせでしょうか。長い時が流れたようが気がします。元気をだしていこうと思います。秋にはシアタークリエで芳雄さんの『あしながおじさん』に再会したい、帝国劇場の『ローマの休日』はまあ様(朝夏まなとさん)と平方元基さんのキャストで会いたいなあ、会えるといいな。また日比谷に近い暮らし、だからふんばる・・・。

 わたしたちの日常生活に、非日常という彩を添えて、明日への活力を与えてくれる舞台を、安全に楽しめる日がまた訪れることを祈ります。中止のチケットの払い戻しは何十億円?何百億円?になっているのか、損失をうめていくのは大変だと思いますが東宝という大きな組織が動くことは大きいです。


 日本クラシック音楽事業協会プレスリリース
「「#コロナ下の音楽文化を前に進めるプロジェクト」について 」

https://www.classic.or.jp/2020/06/blog-post_22.html

 音楽活動再開のための本格的な実験も始まるそうです。NHKに協力を要請して実験の模様は放送される予定とのこと。自粛警察へのアピールにNHKはもっとも有効な手段のひとつかな。
 
 舞台は不要不急のイベントではなく心の糧。Show Must Go On!