たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

「「医療記者なのに恥ずかしい」という感情」「自分がけがれた、周りに害を与え得る危険な存在である、という感覚」

2022年12月01日 16時38分49秒 | 気になるニュースあれこれ
2022年11月30日BuzzFeed
医療記者、新型コロナに感染する 当事者になってショックを受けた自分の感情

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/corona-positive?utm_source=dynamic&utm_campaign=bfsharetwitterより、


「今回も陰性を確認するつもりで、ぬぐい液を混ぜ込んだ試薬を検査プレートに3滴落とすと、じわじわと浸透していく。

「あれ?」

真っ白になるはずの検査結果の部分に赤い線が見え始めた。

結果はまさかの陽性。予想もしていなかった展開にたじろいだ。

真っ先に浮かんだのは「医療記者なのに恥ずかしい」という感情だ。「コロナ対策を3年近く偉そうに発信してきた医療記者なのに、感染を防げなかった」という恥ずかしさ。

だが、オミクロンは感染力が上がっているわけだし、感染を恥ずかしいと思うなんて間違っている。すぐにそう思い直した。」



「というわけで、3日目以降は症状すらなく、仕事もリモートで続行して、問題なく自宅療養生活を送っていた私だが、強いショックを受ける出来事があった。

症状が治まり、初めてスーパーに買い物に行った時のことだ(※)。

※療養中の外出制限については、厚労省は「有症状の場合で症状軽快から24 時間経過後又は無症状の場合には、外出時や人と接する際に必ずマスクを着用するなど自主的な感染予防行動を徹底することを前提に、食料品等の買い出しなど必要最小限の外出を行うことは差し支えありません」としている。

いつものように野菜が並んでいる外の陳列棚を見て、入り口から入ろうとした瞬間、自分でも思ってもみなかった強烈な感覚が湧き上がってきた。

自分がけがれた、周りに害を与え得る危険な存在である、という感覚。子どもの頃の遊びで言うと、「エンガチョ」をされて、周りの人に避けられる存在であるという感覚だ。

スーパーの入り口で、自分と周りの人たちに見えない壁を感じて、思わず足を止めてしまった。

でも一瞬で理性的な自分が戻り、「ああ、これが感染症にまつわる差別や偏見の感覚なのだ」と気づいた。感染症や病気にまつわる差別や偏見をなくすために記事を書いてきたはずの自分が、こんな感覚をごく自然に抱いてしまったことに、強くショックを受けた。

コロナウイルスは正確な知識があり、適切な行動を取れば、周りにうつすリスクをかなり下げられる感染症だということは十分わかっている。

15年近く医療取材を続けて、病や感染症にまつわる差別と戦ってきたはずの自分がこんな感覚に支配されてはいけない。これまで3年近くコロナ対策を学んできて人に感染させない方法について知っているし、感染したからといってそんな負のレッテルを自分に貼り付ける必要はない。

それに無症状の感染者だっているのだから、スーパーの中にいる人たちと陽性を確認したけれど症状が無くなった自分がまったく異なる状態だと言い切ることもできない。

一瞬でそう思い直し、入り口で入念にアルコール消毒をして、欲しかったバナナや牛乳、ヨーグルトなどだけをサッとカゴに入れ、店員と言葉を交わすことなく短時間で買い物を終えた。」


「コロナは医療において腐敗が横行しているという疑義を示している」

2022年12月01日 01時59分33秒 | 気になるニュースあれこれ
「僕がコロナの問題で取り上げるべきだと思ったのは、医療という、人間の命が関わり、巨大な公的資金とグローバル資本主義と言われる中で巨大なマーケットのお金が関与する医療という世界において、特に日本は財政危機だと言われながら医療に関しては何十兆円というお金が支出されるこの医療という問題において、腐敗が横行しているという疑義を示している。ここで腐敗が横行しているということが放置されているというのは、国が滅びる、滅びないという問題とは違うかもしれませんが、我々日本国家そのものの質的な腐敗を意味している。こんな不当なことを放置している国家は、仮に地震もなく存続していたとしても存在しないのと一緒、野蛮国家です。人の命を使って金儲けして、そしてそれを暴こうとする科学者をつぶすなんていうのは、そんな国は国家としてあたいしない。戦争とか巨大地震とは違う問題かもしれないけれど極めて深刻。」


(ニコニコ動画)

2022/11/27 -京大レジリエンスfestival-

藤井 聡 京都大学大学院教授(レジリエンス実践ユニット長)
宮沢 孝幸 京都大学医生物学研究所 附属感染症モデル研究センター 准教授
高野 裕久 京都大学地球環境学堂 地球益学廊 教授

https://www.nicovideo.jp/watch/sm41426422