桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

小岩ふう焼きうどん

2008年10月28日 15時12分16秒 | 料理

 今週は小岩ふう焼きうどんをつくってみました。

 ご存じの焼きうどんとは全然違うと思います。でも、私の中ではこれが焼きうどんなのであります。
 記憶は遙か遠いので、もしかすると勘違いしているかもしれませんが、初めて焼きうどんというものの存在を知り、食べたのは二十五の歳でした。東京・小岩にダカーポという行きつけのスナックがあり、そこで食べたのでした。
 具材は韮(ニラ)と豚の挽き肉だけ。味付けはコンソメ顆粒と醤油だけという至ってシンプルなものです。

 その後、有楽町や池袋の大衆食堂で食べたことがありますが、大概は五目焼きそばやチャンポンの麺類がうどんに変わっているだけで、小岩ふうのシンプルな焼きうどんにお目にかかったことはありません。小岩ふうと名づけた所以であります。

 その店で知り合った相方と一年後に結婚して、以来小岩には行っておりません(多分)ので、まだ店があるかどうか知りません。マスター夫婦は私より十歳ぐらい年上の方でしたので、もう引退されている、と考えたほうがよさそうです。
 もしかすると、私がこの焼きうどんのただ一人の継承者ということになるのかも……。

 フライパンにサラダオイルを入れて、熱くなったところで、韮の茎のほうを入れます。野菜不足だと思うので、韮は二束入れます。
 醤油を適量垂らすと、韮と醤油の焦げる香ばしい香りが漂います。韮がしんなりしたところで豚の挽き肉を入れます。適量(100グラムぐらい)だとすぐバラけていい感じになりますが、パックで買ってきたものを残しておいても仕方がないので、全部入れます。
 量が多いので、火が通るまで時間がかかってしまい、韮がげんなりしてしまうのが一人料理の難点です。

 それなら先に挽き肉を炒めればいいのかというと、それでは韮の香ばしさが出ません。やはり韮が先です。
 肉に火が通ったら、コンソメを適量振り、うどんを入れます。うどんは湯通しせず、包装を破くなりそのまま入れて、ほぐしながら韮と挽き肉を絡めます。全体にサラダオイルが馴染むころには、うどんにも充分に火が通ってアツアツになるはずです。
 韮の葉のほうは火から下ろす直前に混ぜ込み、盛り付け時にうどんの下敷きにするようにします。茎はクタクタになってしまいますが、葉を最後まで残しておくことでシャキシャキ感を残すことができます。

 いまのところ、うどんはシマダヤの「純うどん」以外は不可です。日清や他のメーカー、同じシマダヤでも讃岐うどん、乱切りうどんなども試してみましたが、麺が一様に柔らかくなりません。

 今回かかった費用は純うどん一玉59円、韮98円×2、豚挽き肉236円(レジにて一割引で212円)、〆て467円でした。


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