先月につづいて今月の薬師詣でも雨です。
目指すのは足立区の西新井大師・総持寺。雨降りでなければ、総持寺のあとはほぼ環七通りに沿って三体の薬師如来がお祀りされているので、訪ねたいところなのですが、雨の具合と相談しながら、まずは西新井大師を目指します。
常磐線緩行で北千住まで行き、東武線に乗り換え。
伊勢崎線から大師線に乗り換える途中、同じ東武線なのに改札がありました。
西新井駅での乗り換えで改札があったのはこういうことでした。大師前駅には昔の改札が遺されているだけで、フリーパスです。
大師前駅は広々としていますが、雨なので見通しが効きません。
参道にある呑み屋らしき店。まだ開いていませんでしたが、近づいて、とっくりと観察してみれば、確かに呑み屋です。
参道で達磨と煎餅を売る店。
総持寺山門。大師前の駅から総持寺境内に入るのにはショートカットがあるのですが、本堂にお祀りされている薬師如来に参拝するために罷り越したのですから、山門から。
本堂です。
真言宗豊山派の寺院。本尊は十一面観音。天長三年(826年)、弘法大師が創建。川崎大師平間寺、観福寺大師堂(前橋厄除大師)とともに関東三大師の一つです。
すでに法要が始まっていました。
本堂右手に薬師如来像が祀られていましたが、回廊のようなところからガラス越しに撮したので、暗くて使いものになりません。画像は総持寺のホームページから拝借しました。
満開の河津桜。
ときおり強い風が吹きます。吹き下ろしてきた風が地表でバウンドして、華奢な折りたたみ傘では、先ダボと呼ばれる、畳むときに折れる部分がいとも簡単に折られて、万歳してしまいます。この調子ではこの先歩いて行くのは難しいと判断して、今日は西新井大師への参拝だけで帰ることにしました。
参道にあった達磨と煎餅を売る店で友人たちへの土産を買いました。
地元に戻って慶林寺に参拝します。ここの河津桜も満開。
嵐を思わせるような風が吹き、雨が降ったというのに、帰るころには陽射しが出て、弁慶を思わせるような、こんな私の影法師ができるようになりました。