桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

チョー!! 嬉しいこと

2010年07月07日 20時14分25秒 | 日録

 今日、チョー!! うれしいことがありました。
 ときどき参詣させてもらう廣徳寺へ行ってきたのですが、今日はいつものような散歩ついでの参詣ではありません。ご住職にお目にかかり、なんらかのお手伝いをさせていただくという約束をしてきたのです。
 先週、その旨をしたためた書信を出しておきました。日曜日に返信があり、たいへんありがたい申し出である、と。

 で、何をするか、その打ち合わせに行ってきたのです。
 出かける直前からあいにくの雨。ときおり突風も舞うような天気でしたが、晴れ晴れとした気持ちになって帰ってくることができました。
 こういう気持ちで過ごせる日々が多くなれば、きっと体調にもよい影響を及ぼすであろうと信じて……。

 廣徳寺は我が宗旨(曹洞宗)のお寺ということもあり、ここへくるといつもホッとした気分に浸ることができます。
 それは住宅地の中にありながら、3000坪という広大な敷地とその大部分を占める豊かな緑があるからでもあります。
 ありがたい環境を残してもらっていると感じるので、訪れるたびに本堂とまだ見たことのないご本尊のお釈迦様に手を合わせてきましたが、体調を崩し、私を取り巻く環境も劣悪になって、ひょっとしたらもう死ぬしかないかと思い詰めた日々を通り越してみると(まだ通り越したとはいえないかもしれませんが)、ただお賽銭をあげ、手を合わせるだけでなく、ホッとさせてもらえることに、瑣末なことでもいいからご恩返しをしたいと考えたのです。

 で、私は草むしりをしたり、落ち葉を掃き清めたり、それらをつづけるうちに、私が決して怪しい者ではないと信用されるようになれば、いずれ内陣の掃除も……と軽く考えていたのですが、理由は人さまざまなれど、私のように奉仕をしたいという人はすでに数人(いずれも私と同年代かそれ以上らしい)が活動されていて、境内の掃除に人手が足りぬということはない。
 それよりも困っているのは、むしった草や落ち葉、枯れ枝を集めたあとの処理なのだということでした。

 一昔前なら、落ち葉は乾燥させたあと、燃やせばよかったのです。ところが消防法という面倒臭いものができて、市街地では焚き火や野焼きができなくなった。
 どうしても、というときは消防署に届け出ればできぬこともないが、消防署の承諾と近隣に住む人々の承諾は別物。
 お寺があるのを承知で家を建てたのに、と自前の家を持たぬ私は思いますが、皮肉をいって済む問題ではないのは確かです。
 だから、いちいち袋詰めにして、少量なら市のごみ収集に出し、大量の場合はごみ処理場に運ばなければならない。その袋詰め作業がなかなか大変で、進まないというわけです。
 あと処理なんか嫌だというのではありませんが、想像していたこととは異なったので、いささか意表を突かれた思いでした。しかし、自分から申し出ておいて、それはイヤじゃとはいえません。どれほどのことができるかわかりませんが、喜んでやらせてもらうことにしました。



 雨にけぶる廣徳寺の本堂。
 これからはいままでとは違う気持ちで眺めることになるのでしょうか、と思いながら眺めました。



 参道左にある空洞椿(からつばき)です。
 樹齢三百年といわれていました。幹は手前側が空洞で、奥の樹皮だけで命を繋ぐとともに幹全体を支えていましたが、今年の彼岸の中日、風速40メートル近い強風に煽られて、花と蕾をつけたまま、ついに倒れたのだそうです。



 私が袋詰めを担当することになった枯れ草の山です。
 雨になってしまったので、今日は何もできませんでしたが、上の方から順繰りに、松戸市指定の可燃ごみ袋(縦50センチ×横36・5センチ)に詰めて行きます。詰め終えたらリヤカーか一輪車で所定の場所まで運んでおきます。
 表層を取り除くと下の方は湿っているので、次回の作業のために、レーキでひっくり返して空気と陽光に触れるようにしておかなければなりません。



 本堂後ろにある樹齢未詳の公孫樹(イチョウ)。
 落ち葉の季節になると、その量は可燃ごみの袋に換算して百五十袋、2トントラック二台分にもなるそうです。

 うーむ。ひと月にどれぐらいのことができるものかまだわかりませんが、秋になったら、この公孫樹の落ち葉集めにも一肌脱ぐことになりそうです。
 いやいや、そんな先のことよりも、重要なことはひと月に一度でも二度でもいい、一回あたり落ち葉一枚でも二枚でもいいから、つづけることだ、と思いを新たにしました。つづけなければ意味がありません。

 私のペースで自由にきて、できるだけのことをしてもらえればいい。きたとき、帰るときの挨拶も不要。なんの指図もしない代わり、作業を終えたからといって、お寺のほうからお礼もいわないし、お茶も出さない。
 そうか、お茶ぐらいは出るかと思ったが……ま、いいか。

 引っ越しも控えているのでおちおちしてはいられませんが、このところ体調も悪くないので、数日中に再訪しようと思います。どんなことができたか……は、またそのときにブログで。



 帰りは流鉄の小金城趾駅前で夕飯の買い物。跨線橋を兼ねた駅の通路を通り抜けて反対側に渡ります。



 駅を通り抜けると、ちょうど流山行の電車がやってきました。
 雨に打たれて、新坂川の土手に咲く紫陽花の色取りもいっそう鮮やかでした。

 霧雨のような雨ですが、熄むことなく降りつづいていました。
 鐘の下公園には案の定、野良殿の姿はありません。
 ……と思ったら、我がマンションと公園の中間、桔梗が咲いている町会事務所裏に仮称劇団一人だけがいました。
 チョッチョッと舌を鳴らすと私に気づいてくれました。近くまでこないことは相変わらずですが、立ち去りかけて向きを変え、草むらに隠れてこちらを窺っていました。完全に私を憶えてくれたようです。

 野良殿の繁殖で迷惑している人がいることは承知しているし、去勢手術をしてこれ以上繁殖しないような活動をしているボランティア団体があることも知っていますが、腹のあたりの痩せこけた仮称劇団一人を見ると、私としてはシカとすることはできません。小ぶりのタッパーウェアに詰めたキャッティを二摘み、さりげなく置いてきました。

 今日は七夕。
 夕方、雨は上がりましたが、厚い雲が垂れ込めたままです。今年も天の川を見ることはできません。これで2005年から六年連続となりました。


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4 コメント

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Unknown (うー太)
2010-07-07 22:43:49
(o^∀^o)おぢさんの体調が落ち着いてきたようで、よかったです。
仮称劇団一人も慣れてくれるといいですね。

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Unknown (はるじ)
2010-07-08 11:49:04
良かったですね。
落ち葉集め、あまり無理せずに。
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うー太殿 (桔梗)
2010-07-08 12:05:37
コメントありがとうございます。
劇団一人は♂か♀かわからぬのですが、於京(おけい)と名づけました。その理由は近いうちにブログで…。もし♂だったら、また変更です。
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はるじ殿 (桔梗)
2010-07-08 12:07:29
対価を貰うわけではないので、疲れたら休憩。体調が悪ければ行かない。少しずつゆっくりやりまする。
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