昨夜から猫家の裏庭で哀しげな犬の声がする。
とり憑かれたようにいつまでも。ふと途絶えたかと思うとやがてまた思い出したかのように。
たまりかねた私が裏口を開けると声はぴたりと止み
草を踏みしだく私を見ながら訴えるような視線。
首には紺色の首輪 そうか、お前も誰かに可愛がってもらったときがあったんだな。
鶏小屋の脇に仕掛けた箱罠に野良犬がかかった。そう、アポロが引っかかったその翌日の晩。
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