時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

石原慎太郎のばかさ加減はもうコリゴリ

2006年12月08日 | 政治問題
都知事の石原慎太郎には、4人の息子がいる。
長男は衆議院議員の伸晃(49歳)、次男は気象予報士の良純(44歳)、三男が衆議院議員の宏高(42歳)、そして、最近一躍有名になった「自称」画家の四男の延啓(40歳)である。
3人の兄はそれなりに知名度もあり、まぁ、自立した人生を歩んでいる。ところが、四男は画家とは言うものの、40歳にもなってどうも一人ひとり立ちできていない。これを何とか世に出したい、と思ったかどうかは知らないが、東京都民の大切な税金で、海外に出張させたり、都のワンダーサイトのステンドグラスをデザインさせて買い上げたりと、息子可愛さに至れり尽くせりの便宜を図ってきたのが、親バカの石原慎太郎である。
しかも、都が保管している海外出張に関する資料には、まったく名前が出てこないように資料が偽装、隠蔽されていたというから驚くほかはない。
たまたま、パーティーの写真が残っており、これに四男が写っていて判明したという。
ここまで来ると、石原慎太郎の親バカぶりに呆れるほかはないが、更に、3期目をめざして来年の都知事選挙に立候補を表明したというのだから、信じられない思いである。
石原都政が行ってきたことは、どれを取ってもばかばかしいことばかりだ。
たとえば、レールを敷いた限りはやり遂げたいと言っているオリンピックだが、これはもう眉唾ものだ。そもそもオリンピックの開催地は、5大陸を順番に回ることになっている。2008年に北京で行われ、その後は南アフリカだから、アジアで開催されるのはずっと先だ。こういう実現性が極めて乏しい事業の誘致のためにもう多額の都税をつぎ込んでおり、これを更に加速させようというのはいかがなものか。しかも、福岡に比べれば金はかからないというが、晴海に会場を作った場合、観客はバスで運ぶという。バスで運べる人数はたかが知れており、いざオリンピックとなれば、地下鉄を作ろう、高速道路を作ろうという都民無視の大型開発と税金の無駄使いが始まるのは目に見えている。
また、「福祉はぜいたくだ」というのが、彼の口癖であるが、弱者に手を差し伸べるのが政治の役割ではないのか。運悪く障害を持って生まれたり、不慮の事故などで障害を持つ身になることもある。誰しも年を取り、病気も増える。こういう弱者に援助を行うことこそが求められているのである。しかし、彼が行ってきたのは、障害者のためのわずかばかりの補助金までむしり取るようなことばかりだ。
一例をあげよう。(お断りしておくが、以下の金額は、廃止された年間の予算である。)
・障害者カルチャー教室:700万円
・吃音者の発生訓練事業:28万円
・点訳、朗読奉仕員指導者等育成事業:40万円
・身体障害者地域活動育成の海水浴事業:40万円
・盲導犬のえさ代補助:64万円
いずれも、豪華外遊やバカ息子の出張経費があれば、簡単に継続できるものばかりではないか。
しかも、こういう疑惑に満ちた行動を議会で追及されると、「余人を持って代えがたい」「法律に違反することはしていない」と居直る始末だ。親族企業に都が仕事を発注しているのと同じではないか。
法律に違反さえしていなければ何をしても良いというような不見識な人物を都知事という公職に戴いていることは、都民にとって本当に恥ずかしい限りである。
即刻、退場いただきたいと思っている。