分からないことだらけで絶望的になる
フランスのレンタカーは今回(6月上旬)で2回目、イタリアでは車を10回借りましたが、未だに分からないことだらけで道に迷い、絶望的になる瞬間が何回もありました。
アメリカでカー・レンタルして運転するのはまったく楽で、何の問題もありません。
ところがヨーロッパでは、番地構成がわかりにくく、ナビゲーシヨンの操作(所番地の入力がうまくできない)が複雑で分かりません。
おまけに、パリ・シャルルドゴール空港の返却場所が異常に分かりにくい場所(空港駐車ビル内)で、失敗のぐるぐるまわりを何回やっても到達できず、絶望的にさえなりました。
レンタカー・スタッフに入力してもらったのに誤誘導
ドライブの初日。ユニクロがフランスに出店した1号店を見ようと思い、ラ・デファンスのモール、レ・クワトル・タンをナビに入力しましたが、うまくできません。ナビの操作は車を借りた際に教わってはきたのですが、とてもむずかしいのです。
さんざん迷って、ようやく辿り着きました。「こんなことではこれからの1週間は迷う日々になってしまう」と考え、面倒なことですがもう一度空港のハーツ返却場所に戻り(これも一度では到達できず)、スタッフに入力を頼みました。
これから宿泊する3箇所のホテル住所の入力です。その入力を見ながら教わろうとしたのですが、フランス語が話せず意思が伝わらず、一方、彼は入力に必死で教える余裕はありません。
それでも3つのホテルをどうにか入力してくれました。
こんな余分な道程と時間を費やし、しかも彼の入力はいい加減だったので、宿泊地のオーセール(Auxerre)のホテルに着いたのは夜の9時ごろ。
まったく、苦難の一日でした。
レンタカー会社の係員でさえ、ホテルの入力がきちんとできません。この結果、次のリヨン(Lyon)のホテルには「奇跡的に」到達できましたが、その次のオルレアン(Orleans)ではまた絶望。ようやく、とても親切な薬局で教わって救われました。
観光パックツアーほど楽な旅行はないけれど
イタリアでもフランスでも、レンタカーで動くのは「もうやめた!」と言いたいほど難儀です。
これに比べれば、観光パックツアーほど楽な旅行はありません。しかし、知らない町や村を自分で好きなように訪ねたい私たちには、やはりドライブ旅行しかありません。
パリ空港から列車で地方都市へ行き、そこから、たとえばリヨンの地下鉄網であちこちへ行く方法もあります。しかしこれでも、知らない町や村を自由に訪ね回ったり、見かけた店やモールに入ったりはできません。
こんなわけで、カーナビの住所入力の難儀をどう克服するかが、次回旅行の大きな課題です。
今回借りたのはベンツ。「オートマチック車」で予約しておいたプリウスがマニュアル車で、結局、ベンツになってしましました。
「フランスの村々」の一つ、人口80人というシャトーヌフに入った所で、ベンツを撮影しました。