昨日の夕方、何気なく点けたテレビから流れるニュースに、私は「えっ!」と驚きました。それは、「名古屋高裁、航空自衛隊のイラクでの活動は違憲という判断を下した」というものでした。
『自衛隊イラク派兵差止訴訟の会』のキャッチフレーズは「私は強いられたくない。加害者としての立場を」です。私はこの気持ちだけで、差し止め訴訟の原告団に名を連ねました。そうでもしないと、いられないように感じたからです。
運動は全国に広がり、「もしかしたら、この渦で本当に派兵を止められるかも」…。
しかし、「市民が声を上げても、署名をしても、そんなことでは世の中は変わらない。大きな渦にもなっていかない」。時間が経つにつれ、それがだんだん無力感に変わっていきました。そして私自身も、送られてくる会報の封を切ることすらしなくなっていました。
今まで地道に裁判を続けてこられた原告には、本当に頭が下がる思いです。でも、決してこれで終わりではありません。今日早速、石破大臣は「イラクでの活動は合憲」という見解を出したとか。
裁判そのものは国の勝訴ですが、今回の違憲判断こそが、原告団が求めていたことです。勇気をもらった思いです。
裁判、判決など詳しいことはhttp://www.haheisashidome.jp/index.htmにアクセスください。