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●《9条に自衛隊を明記し「違憲論争に終止符を打つ」…終止符を打たなければならないのはこのデタラメな政権だ》

2019年05月25日 00時00分33秒 | Weblog


日刊ゲンダイの二つのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/太郎ちゃんの言う通り! 税金使って遊んでるんじゃねーよ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253480)、
適菜収 それでもバカとは戦え/欺瞞を重ねる安倍首相の「2020年の新憲法施行」に終止符を】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253600)。
東京新聞の桐山桂一さんのコラム【【私説・論説室から】平和的生存権は抽象的か】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019051302000146.html)。

 《飛ばないF35とか買ってんじゃねーよ。友達に学校作ってあげるとか、自民党2019プロジェクトとか、税金使って遊んでるんじゃねーよ。太郎ちゃんによれば、20歳から64歳までの女性の一人暮らし、3人に1人が貧困。この国の子どもたち約7人に1人が貧困》。
 《9条に自衛隊を明記し「違憲論争に終止符を打つ」とのことだが、終止符を打たなければならないのはこのデタラメな政権だ…戦後の欺瞞に欺瞞を積み重ね、憲法の意味すらぶち壊すということ。…要するにこの時点で日本は法治国家から人治国家へ転落していたのだ》
 《本当に平和とは抽象的概念なのか。いったん戦争状態になれば、多くの犠牲者が出て、生々しい悲劇が生まれる。原告はそれを恐れ、集団的自衛権の行使を認めた安保法制を「違憲だと訴えているのだ…戦争になれば、人権も社会権も吹き飛んでしまう。だから、平和的生存権を憲法前文に記し、具体的に戦争放棄の九条などを定めているのではなかろうか》。

   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、
      戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇り》
   『●《歴史に名前》? 憲法99条無視な違憲な壊憲…
      《この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》はずのアベ様が…
   『●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…
     《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら

 (桐山桂一さん)《いったん戦争状態になれば、多くの犠牲者が出て、生々しい悲劇が生まれる。…戦争になれば、人権も社会権も吹き飛んでしまう。だから、平和的生存権を憲法前文に記し、具体的に戦争放棄の九条などを定めている》というのに、いまや《戦争が廊下の奥に立つてゐた》状態ですよ…自公お維を支える「1/4と2/4」の皆さん、正気ですか? 『憲法くん』の誇りを踏みにじるアベ様ら。適菜収さんは《9条に自衛隊を明記し「違憲論争に終止符を打つ」とのことだが、終止符を打たなければならないのはこのデタラメな政権だ》と言います。全くの同感。

 東京新聞の社説【週のはじめに考える 国会よ、忘れては困る】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019051202000138.html)によると、《国会は後半論戦に入りましたが、重要な問題が置き去りです。いまだ原因が分からない国の統計不正問題です。このまま放置されていいはずはありません。統計制度を支える専門家の気概を感じる動きがインドでありました。現地報道では一月、統計機関幹部が辞任した。辞任は、失業率上昇を示すとみられるデータの公表を政権が遅らせていることへの抗議だといいます。今は総選挙の真っ最中です。雇用創出を訴え政権に就いたモディ首相にとっては不利になる統計のようです。国民に必要な統計情報なら時の政権とも対峙(たいじ)して公表を求める日本は統計制度へのこうした誇り失っていないでしょうか》。
 《統計は社会映す「鏡」》…とんだ粉飾された美しい国

   『●毎勤統計改竄…《5年分の賃金上昇を
     たった1年で達成するという凄まじいインチキです》(明石順平さん)
   『●室井佑月さん×金平茂紀さん対談:
     《安倍政権の言論弾圧体質によって、どんどん悪化している報道の萎縮》①
   『●室井佑月さん×金平茂紀さん対談:
     《安倍政権の言論弾圧体質によって、どんどん悪化している報道の萎縮》②

 国は独裁者にどんどんと壊され、要党自公・癒党お維の委員は腐敗し、報道は委縮、「1/4と2/4」の皆さんはアベ様に躾けられ、そして、戦争法では、またしても、司法の堕落。《「『平和のうちに生存する権利』が具体的な権利として保障されているものと解することはできない」 判決文を見て、絶句した》! 最「低」裁まで行ったとしても、希望薄。

   『●マスコミはアベ様独裁に味方し、「1/4と2/4」の皆さんは
                アベ様に躾けられ…そして現実の社会は…?

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253480

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
太郎ちゃんの言う通り! 税金使って遊んでるんじゃねーよ
2019/05/10 06:00

     (山本太郎・れいわ新選組代表(C)日刊ゲンダイ)

「あなたの生活が苦しいこと、あなたのせいにされてんです。あなたが頑張らなかったとか、努力が足らなかったとか。その前に、国の努力が全くないじゃないか。」(山本太郎・れいわ新選組代表)

 これは山本太郎ちゃんが、4月30日JR大阪御堂筋で行った演説の中の言葉。

 太郎ちゃんには演説をすると、その姿を拡散するファンがおる。太郎ちゃん大好きのあたしは嬉しい。このところの太郎ちゃんは、まるで若い頃のジェレミー・コービン。ほんとうにあたしたちの代表って気がする。

 それにしても、太郎ちゃんのいう通りだと思わないか?

 飛ばないF35とか買ってんじゃねーよ友達に学校作ってあげるとか、自民党2019プロジェクトとか、税金使って遊んでるんじゃねーよ

 太郎ちゃんによれば、20歳から64歳までの女性の一人暮らし、3人に1人が貧困この国の子どもたち約7人に1人が貧困

 太郎ちゃんはつづける。

賃金の統計、インチキしてる暇あったら、さっさと、やるべき仕事やれよ! って話なんですよ。なんか経済が良くなったとか、賃金が上がったみたいな小細工せんと、さっさと金出せよって話なんですよ!」

 太郎ちゃんは、今の政治に足りないのは、あたしたち国民をおもんばかる気持ちだという。

 だよねぇ、あたしもあの人たちからおもんばかられた記憶がないわい。便利なATMの1つとして認識されている、そう感じるけど。

 太郎ちゃんは王道をそのまま突き進んで! あたしも太郎ちゃんが危惧するおなじ理由から動き出すことにしましたよ。

 月に一回、困っている人たちに寄付するため、小沢遼子さんと戦慄かなのちゃんとイベントを開くことにしました。詳しくは、あたしのTwitterを見てちょ。そこからイベントサイトへいけるようになっています。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253600

適菜収
それでもバカとは戦え
欺瞞を重ねる安倍首相の「2020年の新憲法施行」に終止符を
2019/05/11 06:00

     (憲法改正派集会に寄せられた、安倍首相のビデオメッセージ(C)共同通信社)

 憲法記念日に開かれた日本会議系の改憲集会に安倍晋三がビデオメッセージを送り、「2020年の新憲法施行」への意欲を表明したそうな。9条に自衛隊を明記し違憲論争に終止符を打つとのことだが、終止符を打たなければならないのはこのデタラメな政権だ

 9条の1項(戦争の放棄)、2項(戦力の不保持と交戦権の否認)をそのままにして自衛隊の存在を明記するということは、戦後の欺瞞に欺瞞を積み重ね、憲法の意味すらぶち壊すということ。これは改憲派が積み上げてきたロジックとも百八十度異なる。安倍は産経新聞(3日付)のインタビューで「平成29年の衆院選で自民党は自衛隊明記を真正面から公約に掲げ、国民の審判を仰ぎました」「(憲法改正は)結党以来の党是」(実際は自主憲法制定)などと嘘、デタラメを並べ立てていたが、官邸はおかしな勢力に完全に乗っ取られたようだ

 先日、野党5党が集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法を廃止するための法案を参院に共同提出した(4月22日)。これは当然。この問題の本質は、集団的自衛権を現行憲法の枠内で通せるか否かだ。集団的自衛権とは「ある国家が武力攻撃を受けた場合に直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う権利」であり、憲法を読めば通せないことは自明だ。仮に憲法との整合性の問題がクリアできたとしても、集団的自衛権の行使が国益につながるかどうかは別である。国益につながるなら、議論を継続し、正当な手続きを経た上で、法案を通せばいいだけの話。

 ところが安倍は、仲間を集めてつくった有識者懇談会でお膳立てしてもらってから閣議決定し、「憲法解釈の基本的論理は全く変わっていない」「アメリカの戦争に巻き込まれることは絶対にない」「自衛隊のリスクが下がる」などとデマを流し法制局長官の首をすげ替えアメリカで勝手に約束し、最後に国会に諮り強行採決した。当時、産経新聞は「急ぐ必要があるのだから仕方ない」と書いていた。しまいには首相補佐官の礒崎陽輔が「法的安定性は関係ない」と言い出した。

 要するにこの時点で日本は法治国家から人治国家へ転落していたのだ。安倍は改憲による一院制の導入も唱えている。この際、右も左も保守も革新も護憲派も改憲派も関係ない日本人ならタッグを組み、カルトによる危険な改憲を阻止すべき
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019051302000146.html

【私説・論説室から】
平和的生存権は抽象的か
2019年5月13日

 「『平和のうちに生存する権利』が具体的な権利として保障されているものと解することはできない

 判決文を見て、絶句した。先月下旬にあった安全保障法制違憲訴訟判決で、札幌地裁が書いた言葉だ。日本国憲法前文にある平和的生存権の否定にも思われたのである。

 「平和は理念ないし目的としての抽象的概念」とも述べたが、酷似の表現は、一九八九年の百里基地訴訟の最高裁判決にもある。本当に平和とは抽象的概念なのかいったん戦争状態になれば、多くの犠牲者が出て、生々しい悲劇が生まれる。原告はそれを恐れ、集団的自衛権の行使を認めた安保法制を「違憲だと訴えているのだ。「平和は抽象的」と考えるのは、むしろ現実的でないと思う。

 集団的自衛権については「憲法上、認められない」と歴代内閣が言ってきた。それをひっくり返してできた法律だ。明白な矛盾だから「違憲だ」と司法判断を求めたのだ。

 近現代の憲法はまず第一に基本的人権を装備する。第二に社会権を装備する。「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」や教育を受ける権利労働基本権などだ。第三に平和的生存権が装備されると考えられる。

 戦争になれば、人権も社会権も吹き飛んでしまう。だから、平和的生存権を憲法前文に記し、具体的に戦争放棄の九条などを定めているのではなかろうか。 (桐山桂一
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●《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…《そんな時代にしてはならない》はずが、癒党お維や与党議員ときたら

2019年05月20日 00時00分26秒 | Weblog

[※ 『沖縄スパイ戦史』(三上智恵大矢英代共同監督) (LOFT)↑]



琉球新報の新垣若菜記者による記事【戦争語り部、最後の講話 活動40年、次世代にバトン 安里要江さん(98)】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-919647.html)。

 《県内最高齢の沖縄戦の語り部で、映画「GAMA 月桃の花」のモデルにもなった安里要江(としえ)さん(98)が体調不良を理由に語り部の活動を終えることを決めた…安里さんは修学旅行で沖縄を訪れた生徒らに「命ある限り語るのが私の使命だった。二度と悲惨な戦争が起きないよう、みなさんも後世に伝えていってほしい」と話し、若い世代にバトンを託した》。

   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、
      戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇り》
   『●《歴史に名前》? 憲法99条無視な違憲な壊憲…
      《この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》はずのアベ様が…

 《これまで約40年間にわたって戦争の悲惨さを訴えてきた》方にあまりに失礼な話が続いている。修学旅行で訪れた大阪府の中学生には伝わっても、いい大人が戦争ごっことはね。こんな国会議員がいるとはねぇ、呆れかえります。まぁ。(アノお維から除名された、議員辞職勧告された元)お維議員ですものね。ましてや、行政府の長や副総理・財務相、最低の官房長官らがアンナ人達ばかりですものね。
 東京新聞の記事【「戦争で奪還」 平和主義を踏みにじる】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019051502000186.html)によると、《国会議員として許されない発言だ。丸山穂高衆院議員が戦争による北方領土奪還の是非を元島民に問うた。戦争放棄の憲法を無視する発言で国民の代表たる資格はない議員を辞職すべきは当然だ。「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」 日本国憲法九条第一項である。九九条で「憲法を尊重し擁護する義務を負う」と定められた国会議員の一員なら、知らないでは済まされない条文だ》。

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ…
                「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
    《窮地の安倍政権 森友学園疑惑は理事長“口封じ”で幕引きか
     …12年4月に大阪府の松井知事が突然、設置基準を緩和
     同時に、暴言王の足立康史議員や丸山穂高議員が国会の予算委で
     この問題を取り上げ始めた》

   『●「官憲が内心に踏み込んで処罰して、
     人権を著しく侵害した戦前、戦中の治安維持法」が亡霊のように…
    「採決の動議を出した、「癒」党お維・丸山穂高センセの尻尾フリフリブリ、
     あまりに醜い。与党・自民党の中から声が上がるでもなく、
     (戦前に起こったことを忘れ)与党・公明も沈黙し、「癒」党・お維に
     至っては嬉々とアベ様に尻尾を振る始末」

   『●主犯A…『A Few Good Men』のように
      ネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!
    《閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも
     次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態…しかし、下卑た質問を
     しながら返り討ちにあったのは、青山議員だけではない。共謀罪審議では
     「委員長、もういいでしょう!」などと叫んで動議を促し、採決に導いた
     “自民党の別働隊員”たる丸山穂高・日本維新の会議員は、前川氏に
     出会い系バー通いについて質問》

 もう数日たっているが、まだ《議員》なの?
 沖縄タイムスの【社説[丸山議員「戦争」発言]退廃的で危険な発想だ】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/420292)によると、《失言や暴言という生やさしい話ではない。「無知」に「無恥」を上塗りしたような前代未聞の発言だ。影響の大きさは計り知れない》。
 また、琉球新報の【<社説>領土返還「戦争で」 暴言の責任取って辞職を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-918928.html)でも、《言うまでもなく、戦争の放棄を定めた憲法9条は、筆舌に尽くし難い惨禍をもたらした、去る大戦の反省から生まれたものだ。さらに、憲法99条国会議員などが憲法を尊重し擁護する義務を負うと定めている。戦争のない平和な社会を築くことは国会議員の最大の使命であるはずだ。丸山氏には、選良としての自覚と見識が欠けている。このまま議員にとどまれば、ロシアに対しても誤ったメッセージを与えかねない。暴言の責任を取って、直ちに辞職すべきである》。

   『●「事実無根のデマ」…「もしこれが立件されれば、
      長谷川氏逮捕や花角新知事辞任の事態もありうるだろう」
    《【<木下昌明の映画の部屋・第242回>権力とたたかう放送記者たち
     崔承浩(チェ・スンホ)監督『共犯者たち』】》
    「「権力とたたかうメディア」がどれ程ニッポンには…? 」

   『●《政権に批判的な経営陣は排除され
     政権に近い政治部系の幹部らが経営権を持つ》…ニッポンも似た様なもの

 「権力の監視」を出来ない、権力を批判できない報道にも大きな問題。飼いならされる報道。あぁ、アベ様のNHKをはじめとした飼いならされた報道。「時報の音とともにニュースが始まると、アナウンサーはアベ様は…」と原稿を読み始めた」。
 琉球新報のコラム【<金口木舌>テンチョンニュース】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-919637.html)によると、《韓国に「テンチョンニュース」という言葉がある。1980年代の軍事独裁政権下、テレビで「テーン」という時報の音とともにニュースが始まると、アナウンサーは全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領は…と原稿を読み始めた ▼独裁者の成果を強調する偏向報道がまかり通っていた。軍部による報道機関の監視が強まったことが背景にあった。「テンチョン」という言葉は国民に事実を伝えない偏向報道を戒める文脈で使われる…▼日本では安倍政権が武器輸出を「防衛装備移転」と言い換え、政府は米軍機の墜落を「不時着」「着水」と発表した。報道機関の権力に向き合う姿勢も問われ続けている歴史の過ち認め、将来を展望する国から学ぶべき点は多い》。

 「戦争しましょうよ」と唱える、未だ議員の地位にある方。憲法99条を無視して、堂々と壊憲を唱える権力者・独裁者。民主主義国家、法治国家を嘯く。
 大矢英代さんは、《私たちは、過去の歴史からしか学べません…私たちが何を学ぶのかが今、問われている》と言います。《軍の命令で「強制疎開」…結果、風土病のマラリアで3600人もの人が亡くなった…そもそもなぜ米軍が上陸しなかった島々で「強制疎開」なのか》…『沖縄スパイ戦史』。

   『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません…
               私たちが何を学ぶのかが今、問われている」①
   『●大矢英代さん「私たちは、過去の歴史からしか学べません…
               私たちが何を学ぶのかが今、問われている」②

 (渡辺白泉さん)《戦争が廊下の奥に立つてゐた》…正に、いまのアベ様の世を示している。
 レイバーネットの記事【反戦川柳作家・鶴彬の精神を受け継ごう!〜5.19シンポジウム開催】(http://www.labornetjp.org/news/2019/0519kokuti)によると、《日中戦争が勃発した1937年、川柳作家・鶴彬(つるあきら)は「手と足をもいだ丸太にしてかへし」の句を発表した。だがその当時、多くの川柳人は国家権力の応援団になり、鶴彬たちを「非愛国的」と糾弾する者さえ現れた。まもなく鶴彬は治安維持法で逮捕され、翌年、獄中死している。そんな時代にしてはならない

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
      「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
   『●鶴彬さんの「生きた世」…自公を支持する皆さんは 
           人の親として「そんな世」を目指しているの?
    「「あの時代」に、死を賭しているとしか思えない激しい反戦川柳を
     詠んでおられる鶴彬さん。お名前だけは存じ上げていますが、
     ブログ主は不勉強で、その生涯をよくは知りません。でも、治安維持法など、
     鶴彬さんの「生きた世」は相当に過酷だったことは想像できます。
       いま、自公を支持する皆さんは人の親として「そんな世」を目指している
     のでしょうか? これ以上アベ様の政が続き、閉塞の時代となることに、
     ブログ主は耐えられません」

   『●「戦争や軍国主義を批判、風刺、反体制的な句を作った
         俳人四十四人が治安維持法違反容疑で検挙され…」

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https://ryukyushimpo.jp/news/entry-919647.html

戦争語り部、最後の講話 活動40年、次世代にバトン 安里要江さん(98)
2019年5月17日 05:30
沖縄戦の語り部 映画「GAMA 月桃の花」 安里要江(としえ)さん(98)

     (語り部として最後の講話を終え、生徒らと談笑する安里要江さん
      =16日、北中城村の喜舎場公民館)

 【北中城】県内最高齢の沖縄戦の語り部で、映画「GAMA 月桃の花」のモデルにもなった安里要江(としえ)さん(98)が体調不良を理由に語り部の活動を終えることを決めた。16日、北中城村の喜舎場公民館で最後の講話が開かれた。安里さんは修学旅行で沖縄を訪れた生徒らに「命ある限り語るのが私の使命だった。二度と悲惨な戦争が起きないよう、みなさんも後世に伝えていってほしい」と話し、若い世代にバトンを託した。

 安里さんは、1981年に「全国働く婦人の集い」の講演会に参加したことをきっかけに語り部の活動を始めた。

 沖縄戦で夫と2人の子ども、親族11人を失った自身の体験を語り、これまで約40年間にわたって戦争の悲惨さを訴えてきた

 全国から依頼が舞い込み県外に招かれることも多く、北海道から九州まで足を運んだ。1日3件の講演をこなしたこともあった。近年は体調を考慮し、支援者らが活動に区切りをつけることを検討。回数も減らしていたが安里さんが継続を強く希望してきた。

 16日は、20年以上前から修学旅行時に安里さんの講話を旅程に入れている大阪府の意岐部中の生徒らが、講話を聞いた。

 安里さんの支援を長年続ける松永光雄さん(65)が安里さんの体験を生徒らに説明。安里さんは、時折マイクを握り「絶対に戦争が二度と起こらないようにしたい」と力強く繰り返した。

 生徒らがお礼の言葉を述べると「呼ばれたら、またいつでも飛んでいくよ」と笑った。

 話を聞いた鈴村空さん(14)は「今まで勉強してきたことや今日聞いた話を後輩にも伝えていきたい」と語った。岸本裕衣さん(14)は「私たち一人一人が平和のためにできることを考えて、努力していこうと思った」と話した。 (新垣若菜)
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●《歴史に名前》? 憲法99条無視な違憲な壊憲…《この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》はずのアベ様が…

2019年05月15日 00時00分59秒 | Weblog


東京新聞の社説【首相の改憲発言 日程ありきは許されぬ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019050802000179.html)。

 《安倍晋三首相が二〇二〇年の改正憲法施行に再び意欲を示した。自民党総裁としての発言だが、改憲の必要性よりも在任中の実現を優先させる意図ではないか。日程ありきの改憲論議は許されない》。

   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
        歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判
   『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
      気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲
   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●「改憲自体が目的…首相・安倍晋三が改憲を
       断行したという記念碑的目標」…《愚劣なことだ》
   『●憲法99条無視で、違法に「#選挙妨害を
      暴力団に発注するアベ様」が9条壊憲を口にする資格はあるのか?
   『●首相の立場で国会で堂々と壊憲を主張…
      それを恥知らずな元防衛相が歯の浮く様な気持ちの悪いおべっか質問

 憲法99条無視な違憲な壊憲…《この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ》はずのアベ様が壊憲。宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判。アベ様の汚名の歴史に、壊憲という愚行が新たな一頁に。

 日刊ゲンダイのコラム【ここがおかしい 小林節が斬る!…】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/253319)によると、《自民党の改憲4項目について…4.教育の充実は、現行憲法の26条1項(教育を受ける権利の保障)で十分で、具体的な事は法律で決めればいい(つまり、改憲を要する事ではない)。 3.参院選挙区合区の解消…。2.緊急事態条項…。1.9条に『自衛隊』と明記…》とある。
 また、同様に、琉球新報の【<社説>安倍首相の改憲姿勢 憲法軽視の弊害もたらす】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-914456.html)によると、《安倍晋三首相は3日に公開したビデオメッセージで、憲法9条への自衛隊明記を軸とした改憲に意欲を示し、2020年施行の目標も堅持していると明言した。しかし、国民の中に改憲を求める声は高まっていない。改憲自体が目的になった政権と与党自民党の、乱暴な手続きや発言が目に付くだけだ。自民党は18年3月に(1)9条への自衛隊明記(2)緊急事態条項の新設(3)参院選「合区」解消(4)教育無償化・充実強化―の改憲4項目をまとめた》。
 この壊憲4項目の先には、「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限へと。くわえて、「緊急事態条項」の新設という狂気・凶器。自公お維を支える「1/4と2/4」の皆さん、早く目覚めて下さい。

 マガジン9の記事【こちら編集部/誰がために憲法はある(芳地隆之)】(https://maga9.jp/190508-5/)によると、《「元号が変わり、現行憲法最後の憲法記念日になるかもしれない日に、憲法に関する映画が一本も上映されない国で、僕は映画にかかわり続けることはできない」 去る5月3日、川越スカラ座で映画『誰がために憲法はある』が上映され、その後に監督の井上淳一さん、製作の馬奈木厳太郎(まなき・いずたろう)さんによる舞台挨拶がありました。冒頭はその際の井上監督の言葉です。本作品については、一人芝居『憲法くん』の原作者である松元ヒロさんへのインタビュー「この人に聞きたい」を読んでいただければと思います。ここでは、映画全体の語り手である女優、渡辺美佐子さんが東京・麻布の小学生だったころ、通学路で顔を合わせ、ほのかな恋心を抱いていた水永龍男君のことを》。
 さらに、《弁護士として、4200人超と最大規模の原告団を擁する福島原発訴訟に携わる馬奈木さんは、観客との質疑応答のなかで、憲法前文にある「再び戦争の惨禍が起こるのことのないやう」の部分についてこう述べました。「私たちが蒙る最も大きな惨禍が戦争であるともいえる。日常生活では大文字の『憲法』を考えるのは難しくても、普段の暮らしのなかで大切にしたいこと、いわば小文字の『憲法』なら考えられるのではないか」》。

   『●川内原発再稼働: 東京電力原発人災の教訓は活かされず、
                 そして、福井地裁判決をかみしめることも無く
    《酪農家の自殺は、福島県ではよく知られた悲劇です。全国ニュースにも
     なりました。弁護団事務局長の馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士は
     昨年秋、鹿児島県の地元紙記者から取材を受けたとき、
     この話を記者が知らないのに驚きました。この記者だけか、それとも…。
     これがキャラバンを始めるきっかけになりました》

   『●「あれだけの事故を起こして被害を出して、
      だれか1人でも責任とってやめたか。申し訳ないと謝罪したか」
    《福島第一原発事故から5年。あの時、父親を自死により失った樽川和也さんが
     語るドキュメンタリー映画「大地を受け継ぐ」…。制作者らが映画に込めた
     思いとは――。井上淳一監督、企画した馬奈木厳太郎弁護士、
     出演した白井聡・京都精華大専任講師(政治学)…》

   『●「それは風評でなくて現実だ」: 東電核発電人災の
      「大地を受け継い」だ人々の葛藤、引き裂かれた心
    《福島で農業を営む人々はどんな暮らしをしているのか?
     井上淳一監督の『大地を受け継ぐ』はその一面を明らかにしてくれる。
     といっても、これは十数人の学生たちがある農家の母と息子に話を
     聴くだけのドキュメンタリーである。が、その話がとてもいい》

   『●『憲法くん』の誇りとは? 《私は六六年間、
       戦争という名前で他国の人々を殺したことがない。それが誇り》
    《映画「(た)がために憲法はある」(井上淳一監督)の全国順次公開…》
    《井上淳一監督(53)は故・若松孝二に師事し、若松プロの青春群像を
     描いた「止められるか、俺たちを」の脚本を書いた硬骨漢。「このまま安倍1強の
     政治状況が続けば、改憲は現実のものとなり、もしかすると今年の
     憲法記念日は、現行憲法で最後になるかもしれない…映画界にはまったく
     といっていいほど危機感がない。この映画は、そんな映画界への挑戦状
     
でもあります。憲法に込められた理想がいかに大切か、今こそ、
     ひとりでも多くの人にこの映画を見て欲しい」と語る》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019050802000179.html

【社説】
首相の改憲発言 日程ありきは許されぬ
2019年5月8日

 安倍晋三首相が二〇二〇年の改正憲法施行に再び意欲を示した。自民党総裁としての発言だが、改憲の必要性よりも在任中の実現を優先させる意図ではないか。日程ありきの改憲論議は許されない

 令和最初の憲法記念日。首相は改憲派が主催する「公開憲法フォーラム」にビデオでメッセージを寄せた。日本国憲法施行七十年の節目に当たる二年前の同じフォーラムで「二〇二〇年を、新しい憲法が施行される年にしたい」と言及したことに触れ、「今もその気持ちに変わりはない」と述べ、自ら改憲実現の先頭に立つ決意を重ねて示した。

 憲法に改正条項がある以上、改憲論議自体は否定しない。法律の改正では対応できず、もし改憲がどうしても必要な状況になれば、幅広い合意により、改正に踏み込むこともあり得るだろう。

 しかし、二〇年までに改正憲法を施行しなければ対応できないような差し迫った政治課題が今、あるのだろうか。あるいは、国民の側から改憲を求める声が大きく湧き上がっている状況だろうか

 首相は改憲を必要とする理由に「憲法に自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つ」ことを挙げたが、「多くの国民は自衛隊を違憲と思っていない」(北側一雄公明党憲法調査会長)のが実態だ。

 共同通信による憲法に関する世論調査では九条改憲の必要が「ある」が45%、「ない」は47%と二分されている。自衛隊違憲論を理由とした改憲論には無理がある。

 また首相は「貧困の連鎖を断ち切るため、教育はすべての子どもたちに真に開かれたものとしなければならない」ことを憲法に位置付ける必要性を強調したが、これも憲法というよりは、法律や政策対応の問題ではないのか。

 改憲が必要な状況でないにもかかわらず、二〇年という期限を無理やり設定して論議を強引に進めるのであれば、改憲を必要とする切迫性よりも、二一年秋までの党総裁任期中の改憲実現を狙ったと指摘されてもやむを得まい。

 改憲は幅広い国民的な合意が前提だ。与党だけや一部の野党を取り込んだだけで強引に進めることがあってはならない。

 首相は「この国の未来像について真正面から議論を行うべき時に来ている」とも語ったが、首相らへの忖度(そんたく)の有無が問題となった森友加計問題統計不正など、未来像に影を落とす問題が残されたままだ。改憲論議に先だって国会で解明、議論すべきではないか。
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●アベ様独裁下の《黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題》があまりに多すぎる…躾けられてはいけない

2019年04月19日 00時00分15秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]



日刊ゲンダイの書評【週末オススメ本ミシュラン/「ハッキリ言わせていただきます!」前川喜平谷口真由美著/集英社】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/250857)。

 《…選者・佐高信》。

   『●自公支持者を「嗤う」、あれで「採決」「可決」!?:
        自公支持者も「听う」ことが出来なくなる日は近い
    《全日本おばちゃん党の谷口真由美氏は民意の視点から
     「これを契機に日本人は口うるさい有権者にならないといけない」と語った》

 本のサブタイトルは「黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題」。表紙の帯には、「政治、教育、社会…おかしなことが多すぎませんか? 大阪のおばちゃんと奈良のおっちゃんが激アツトークでツッコミ入れます!」。

 山口敬之氏が反訴したそうだ。神経を疑う。最「低」裁を頂点とした司法も頼れず…。警察や検察がアベ様に忖度したように、司法も、今回も正しく「司法判断」することなく、何時もの「政治判断」だろうか。絶望的な国。

 レイプ事件に加えて、前川喜平さんのアベ様やアメリカ政府、トランプ氏への視点、「1/4と2/4」の人々は共有しているのだろうか? そして、壊憲。

   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」
           「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?

 「ト」な新三原則。《何を変えてはいけないか》の判断はとても容易だ。「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限である。この三点の《変えるか、変えてはいけないか》の判断は自明だ。日本は、十分に《歴史に学んだ》はずではないか。加えて、緊急事態条項追加をしたいニッポンの腐った政権・与党、日本会議に代表されるアベ様信者や支持者…、彼・彼女らに絶対に変えさせてはならないし、壊憲させてはならないはずだ。

 「1/4の自公お維キト支持者2/4の選挙にも行かない眠り猫な有権者」の皆さん、このままでいいのですか? 「1/4と2/4」のままでは、何も変わらない。アベ様に「しつけ」られてはいけない。「1/4と2/4」の皆さんに、如何に選挙に足を運んでもらい、野党候補者に投票してもらうか…アベ様独裁から解放される道はそこにしかない。

   『●1/4の支持者と2/4の眠り猫な皆さんが作りだす…
          《弁舌で聴衆を引きつける能力がない》アベ様独裁

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/250857

週末オススメ本ミシュラン
「ハッキリ言わせていただきます!」前川喜平谷口真由美著/集英社
2019/03/31 06:00

 「いい学校」から「いい会社」へのレールに乗って、いわゆる一流銀行に入ったのに、1年でやめた人のことが忘れられない。彼は母親に1週間も泣かれたという。その後、司法試験を受けて弁護士になるのだが、封建的な日本の企業に勤めていたからだろうか、改めて開いた日本国憲法の一条一条がとても新鮮に映ったと語っていた。

 この本は、その憲法をわかりやすく、そして身近な例で説く谷口と、この国の最後の希望の星のような元文部科学事務次官、前川のハッキリ対談である。

 TBSワシントン支局長だった山口敬之がジャーナリスト志望の女性をレイプした事件について、「あれはひどい」と怒る前川は「総理の友達で、総理をヨイショする本を書いている人間だからって、犯罪も見逃されちゃうのはおかしいと指弾し、さらに「それを、官邸官僚だった警察官僚が命じたわけですね。中村格という警視庁の刑事部長をやって、もともと菅義偉内閣官房長官の秘書官だった男ですね。それが、レイプ犯を逮捕するなと命令を出した。それだけじゃなくて、検察も起訴しませんでしたからね」と憤る。

 退官して言いたいことを言えるようになった前川は、アメリカについてもズバリと言う。

私はアメリカという国をもともとあまり信用していませんトンキン湾事件ベトナム戦争を始めたり、大量破壊兵器があると言ってイラク戦争を始めたり。嘘から戦争を始めた国でしょう。日本は74年間戦争をしてないけどアメリカってあちこちで戦争をして、あちこちの国の主権を侵害し、武力介入なんかやりたい放題やっている。そういう国と同盟関係にあるわけで、それはきわめて危険な国と同盟を結んでいるんだという自覚を持たなきゃいけないと思うんですね」

 この国の首相はアメリカの大統領のトランプと親しいことを自慢するが、それは逆に恥ずべきことではないのか。

 前川は、広島の弁護士の楾大樹が書いた「檻の中のライオン」(かもがわ出版)をすすめる。放っておくと暴れるライオンの国家権力を憲法という檻が制御するのである。とりわけトランプにはライオンの比喩はぴったりだろう。それに卑屈なライオンの安倍晋三がくっついている。自民党の改憲草案にある緊急事態条項は、ライオンに檻を内側から開けられる鍵を渡すようなものだという説明は、まさにその通りだろう。

★★半(選者・佐高信


ハッキリ言わせていただきます! 黙って見過ごすわけにはいかない日本の問題
前川 喜平/谷口 真由美 集英社 2019年02月05日
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●《1948年に軍隊を廃止、軍事予算を社会福祉に当てて国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカ》

2019年02月12日 00時00分53秒 | Weblog


マガジン9の記事【伊藤塾 明日の法律家講座レポート/映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』】(https://maga9.jp/181212-7/)。

 《1948年に軍隊を廃止、軍事予算を社会福祉に当てて国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリーです。「軍事力を持たずとも国は成り立つ」ことを証明してきたコスタリカの軌跡から、力に依らない安全保障のリアルが見えてくる》。

   『●映画『コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方』…
           「軍隊を持たない意味」を理解しようとしない本家
    《…多数決をしたらあとはすべて従えというのは本来の民主主義じゃない
     多数派に属する者たちが選挙で選ばれたのは俺たちだから議論なんて
     時間の無駄。お前らは黙って言うことを聞け。それが嫌なら次の選挙で
     見返してみろ主張する社会それは「民主主義」とは呼ばない
     野坂昭如氏、大橋巨泉氏、愛川欽也氏、菅原文太氏、金子兜太氏など、
     戦争を体験し、その経験をもとに強く平和を訴えてきた世代が次々と鬼籍に
     入りつつある。現在の権力者たちは、彼らが命がけで得た知見や反省を
     無きものにしようとしつつあるが、その先にあるのは70年以上前の
     悲劇の再来であることは火を見るよりも明らかだ。
     私たちは彼らの残してくれた警鐘を無にしてはならない

 《ホセ・フィゲーレス・フェレール大統領は「軍を持つことは経済的社会的発展の妨げとなる。戦車を持つか、インフラか。機関銃か、それとも病院、学校か、どちらかを選ばねばならなかった」と語っている。そして彼は後者を選んだ》そうだ。《「常備軍を持つということは、戦争する意思があるというメッセージを発信し続けること」という認識は、アメリカ第3代大統領ジェファーソンも持っていた。ジェファーソンは「民主主義は軍を必要としない」…。その遺志を引き継いだのが、コスタリカだったのだ》。
 そして、「軍隊を持たない意味」を理解しようとしない本家。《九条は世界で必要とされている》というのに、本家ニッポンでは…。《軍隊を持たない意味》を理解しようとしない本家ニッポン。ニッポン《国の在り方を決定付けている》その《アイデンティティー》さへも失おうとしている。

   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
    「トンデモの「ト」な自民党壊憲草案の云う
     「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」といったこを
     許していいのか? その先にある、緊急事態条項創設…
     自公お維キト支持者の皆さんは理解できているのでしょうか? 
     2/4の「眠り猫」の皆さんは、無関心で大丈夫なのか?」

   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
      アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
   『●「戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が
          繰り返されてきた…九条は世界で必要とされている」
    「いまや、基本的人権国民主権さへも怪しいけれども、
     《基本的人権国民主権は先進国では標準装備だから、
     戦後日本のアイデンティティーは平和主義といえる》のに、
     ニッポン《国の在り方を決定付けている》その《アイデンティティー》さへも
     失おうとしている」

   『●「米ラスベガス・サンズに日本に参入する免許を与えるよう
               強く要求」されておきながらアベ様は平気で…
   『●アベ様の《国民観、人間観には共通点が多すぎる…
       彼の目には私たちが己の財布、兵力、労働力だとしか…》
   『●「どっからどうもってきて出すのか」…軍事費を削り、
        弱者救済や災害復旧、防災にこそ血税を使って下さい
   『●「FMSは武器取引を通じて、米国が他国を
     従属させるシステムでもある。日本の対米追従は強まる一方だ」
   『●対外有償軍事援助FMS…《アメリカからの援助》?  
         アメリカへの「援助」、狂気な「思いやり」の一種?
   『●《アメリカから兵器を買い過ぎたために、
      安倍政権は防衛予算が不足し、日本企業への支払い》が不能に…

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https://maga9.jp/181212-7/

伊藤塾 明日の法律家講座レポート
映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』
By マガジン9編集部  2018年12月12日

 今回の「明日の法律家講座」は講師による講義ではなく、ドキュメンタリー映画の上映といういつもとは違うかたちで開催されました。
 上映されたのは『コスタリカの奇跡 積極的平和国家のつくり方』。1948年に軍隊を廃止、軍事予算を社会福祉に当てて国民の幸福度を最大化する道を選んだコスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリーです。「軍事力を持たずとも国は成り立つ」ことを証明してきたコスタリカの軌跡から、力に依らない安全保障のリアルが見えてくる。その映画の内容をレポートします。[2018年9月8日@渋谷本校]


軍事費を教育、医療に

 映画の第1章では、コスタリカが軍隊を廃止、軍事予算をなくしたことで、何が起きたか。人々の暮らしはどうなったかが描かれる。

 1948年の内戦終結後、新しい国づくりの指導者となったホセ・フィゲーレス・フェレール大統領は「軍を持つことは経済的社会的発展の妨げとなる。戦車を持つか、インフラか。機関銃か、それとも病院、学校か、どちらかを選ばねばならなかった」と語っている。そして彼は後者を選んだ

 それからおよそ70年。軍事費を社会福祉に投資したことで、国民の識字率、進学率が飛躍的に高まった。

 「軍事費をゼロにしたことで、人々の健康、教育、貧困対策に投資することができた。行政が潤い、福祉が充実した」「貧困や暴力が深刻化している中米にあって、コスタリカが政治的社会的に安定しているのは、人々の基本ニーズが満たされているからだ」と、映画に登場する学者やジャーナリストは分析する。

 「この子が戦争に行くのではという不安がないのは、母としてとても幸せ」「子どもにはおもちゃの銃も持たせたくない」とインタビューに答える市民の表情は明るい。

 陽気な国民性もあって、画面に映る人々の表情は明るくリラックスしている。医療に関しては国民皆保険制度があり、国民医療費はアメリカのわずか15%。そして平均寿命はアメリカより長い。

 「国民は収入に応じて健康保険料を払います。たとえば道路清掃の人は、オフィス勤めのサラリーマンより収入は少なく、払う保険料も少ない。けれど道路清掃は社会に必要な仕事でしょう。だから、彼らにも社会保障を受ける権利がある」「健康な人が使わない医療費は、誰か必要な人に回されます。そしていずれはだれかがあなたを助けるのです連帯することは最も大切な価値観のひとつです」と語る市民や医師。「医療と教育は国民の権」というコンセンサスが、市民のあいだに浸透している様子がうかがえる。


なぜ軍を廃止できたのか、その前史

 第2章では軍廃止に至ったコスタリカの歴史が当時のニュース映像や研究者らの言葉で紹介される。

 1930〜40年はじめの世界恐慌の時代、コスタリカでは人権と社会保障を求める声が高まり、労働法や生活保護制度などの整備が進んだ。のちに軍解体という画期的なことが可能になったのは、この時期すでに社会福祉国家としての基盤が整っていたことが大きい。

 この時期、のちの大統領ホセ・フィゲーレス・フェレールは、アメリカに留学していた。図書館にこもって読書に没頭し、トルストイ、エマーソンなどの平和主義、社会主義の思想に影響を受けた。「フェレールの軍廃止のアイデアは降ってわいたものではなく、何年も前に構想し、長年温めてきたものだった」とある研究者は分析する。

 40年代のコスタリカでは、カトリック教会と共産党の連立による穏健な中道政権が社会改革をすすめたが、これに対して富裕層からの反発が強まり、暴動が頻発し社会は混乱した。さらに、大統領選での不正をきっかけに、帰国していたフェレールが仲間とともに立ち上がり、内戦が勃発。48年にフェレール側が勝利し暫定政権を樹立する。

 フェレールは常備軍の廃止を宣言、さらに金融機関、電力の国有化、女性とアフリカ系カリブ人への参政権付与、大企業やアメリカ資本への課税、選挙裁判所の創設など、従来の社会改革路線をさらに発展させた。彼はこれを中産階級革命と呼んだ。


冷戦時代の危機を乗り越えて

 第3章「新たな課題」は、コスタリカの非武装体制が岐路に立たされた冷戦時代を描く。この試練を乗り切ったことで、この国の平和主義はさらに進化し、世界に認められることになる。

 1979年、コスタリカの隣国ニカラグアで革命が起きる。これをきっかけに中米地域が共産化するのではないかとおそれたアメリカは、反革命勢力「コントラ」を組織し、コスタリカに軍事拠点をつくるよう迫った。大国アメリカの圧力に、軍事力を持たないコスタリカはいかに対応したか。当時の大統領ルイス・アルベルト・モンヘは「積極的永世非武装中立」を宣言した。アメリカと武力で対峙するでもなく、さりとて言うなりにはならず、世界に向けて中立を表明する。対米関係を崩すことなく、うまく距離をとることで難を逃れたのである。「平和こそ精神的武器」とする中立宣言は、コスタリカ国民の83%に支持された。

 さらにモンヘは渡欧して、各国首脳やローマ法王に紛争終結、和平への働きかけを要請、平和外交を展開した。

 ついで大統領に就任したオスカル・アリアス・サンチェスは、再軍備を迫るアメリカの圧力をはね返し、国際世論に訴え、中米地域の紛争終結和平案の仲介役を引き受け、平和構築に貢献した。その功績が評価され、アリアスは78年にノーベル平和賞を受賞している。

 アリアスは大統領をやめたあとも、世界中を回って非武装化を呼びかけた。だが大国の賛同が得られず、一部の国、地域を除いて、実現はかなわなかった。「国連の常任理事国は、世界平和のために働くことが本来の仕事なのに、その反対に武器の輸出大国なのです」と、アリアスは嘆く。


正義は戦争より強い。法的手段は武器より強い

 最終章では、平和主義がコスタリカの文化、国民性にまでしみ込んでいる様子が、識者や市民の発言と街や学校の映像を通して描かれる。

 「私たちが受けた教育はとてもシンプルです。非武装がラテンアメリカを守った。
  軍は特定の集団にとって、権力を得るための道具だった。
  危険を避けるためには軍をなくせばいいのです」
 「コスタリカに軍は必要ありません。なぜなら敵がいないから」
 「私たちの国にはずっと軍隊がありません。これはもはや時代を超えた精神性です。
  紛争があれば話し合い、交渉で解決すればいいのです」

 コスタリカの憲法は常備軍の不保持を宣言しているが、緊急時には大統領が民兵を召集、武装した市民による国家防衛を想定している。

 「常備軍を持つということは、戦争する意思があるというメッセージを発信し続けること」という認識は、アメリカ第3代大統領ジェファーソンも持っていた。ジェファーソンは「民主主義は軍を必要としない」と考え、常備軍不保持をアメリカ憲法に盛り込もうと働きかけたが、かなわなかった。その遺志を引き継いだのが、コスタリカだったのだ。

 コスタリカが軍に代わるものとして安全保障を託したのは国際機関や国際法、国際世論、そして地域の集団安全保障体制である。コスタリカは、南北アメリカ諸国が参加する集団安全保障体制である「米州相互援助条約」(通称リオ条約)に加盟している。


「国際法を信じることは他国の敬意を信じること」

 「コスタリカは何度も難局を迎えましたが、国際的な法や組織に紛争調停を
  求めました。また自助努力によって国際的なネットワークを築き、
  開発援助をうけることができました」
 「軍を持たないことで、弱くなったのではない、強くなったのです。
  平和主義を標榜している我が国がどこかから攻撃されたら、
  世界が黙っていないでしょう。世界の政治的見解が我々の軍です」
 「コスタリカが国家予算8%を教育費に回せるのは、軍事費ゼロだからです」

 コスタリカの選択は崇高な理想主義というより、現実的で合理的であることがわかる。法曹を目指す人のみならず、すべての人に見てもらいたい映画である。
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●「ト」な新三原則「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」…壊憲して本当にいいの?

2018年06月11日 00時00分09秒 | Weblog


東京新聞の社説【憲法を考える 変えられぬ原則がある】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018050202000166.html)。

 《日本国憲法改正論議で引き合いに出されるのが、ドイツ基本法(憲法)が六十回改正されていることです。しかし、変えていない部分にこそ注目したい》。

   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「憲法九条…戦争放棄はGHQの指示ではなく、
       当時の幣原喜重郎首相の発意だったとの説が有力」
    《憲法九条です。戦争放棄はGHQの指示ではなく、
     当時の幣原喜重郎首相の発意だったとの説が有力》。
    《日本国憲法は、連合国軍総司令部(GHQ)に強いられたものであり、
     自らの手で作り替えたい》。
    「…押し付け? これまた、古い呪文、昔の名前をひたすら唱える
     アベ様の自公政権。「積極的平和主義」を愛する公明党も壊憲を
     あと押し。自公お維大地こそが壊憲を市民に強いているし、押し付けている

   『●花森安治さんの「「武器を捨てよう」は
      憲法押し付け論を批判し、9条の意義を説く一編」
   『●壊憲派の沈黙、押しつけ憲法論という思考停止: 
       「二項も含めて幣原提案とみるのが正しいのではないか」
   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                 ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
    「東京新聞の桐山桂一豊田洋一熊倉逸男の三氏による壊憲批判の
     10本の社説シリーズ…【今、憲法を考える(6) ドイツ「派兵」の痛み】…、
     【今、憲法を考える(7) 変えられぬ原則がある】…、【今、憲法を考える(8)
     立憲・非立憲の戦いだ】…、【今、憲法を考える(9) ルソーの定義に学べば】…、
     【今、憲法を考える(10) 戦後の「公共」守らねば】…」
    《ドイツは、人間の尊厳不可侵など、基本法の基本原則は曲げてはいない》

 《◆テロ機撃墜の是非》の判断は難しい。そこに至る経緯での努力の積み重ねが重要ではないか、とブログ主は考える。確かに難しい、でも、社説は、以下の文章で締め括られている…《何を変えるかよりも何を変えてはいけないか。基本法の原則についてのドイツの議論は、日本の憲法論議を考える上でのヒントも与えてくれそうです。日本国憲法の基本原則は国民主権基本的人権、そして平和主義です》…《何を変えてはいけないか》の判断はとても容易だ。「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限である。この三点の《変えるか、変えてはいけないか》の判断は自明だ。日本は、十分に《歴史に学んだ》はずではないか。加えて、緊急事態条項追加をしたいニッポンの腐った政権・与党、日本会議に代表されるアベ様信者や支持者…、彼・彼女らに絶対に変えさせてはならないし、壊憲させてはならない。

   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
      アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える


==================================================================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018050202000166.html

【社説】
憲法を考える 変えられぬ原則がある
2018年5月2日

 日本国憲法改正論議で引き合いに出されるのが、ドイツ基本法(憲法)が六十回改正されていることです。しかし、変えていない部分にこそ注目したい

 基本法改正は上下両院で総議員の三分の二の賛成により可能です。日本国憲法改正のような国民投票は必要ありません。これまでの改正は、ドイツ統一に伴うものや欧州連合(EU)関連など多岐にわたりますが、基本原則に触れるものはありません


◆人間の尊厳不可侵

 基本法第七九条が基本原則の改正は「許されないと定めているためです。その一つが「人間の尊厳不可侵」です。

 ドイツ連邦憲法裁判所で十二年前、人間の尊厳不可侵が具体的に問われました。

 憲法裁は、法律が基本法に違反していないかを審査し、国が基本法を守っているかを監督する機関で、判決は政治にも大きな影響をもたらしています。

 ハイジャック機がビルや米国防総省に突入した米中枢同時テロの記憶がまだ新しかった二〇〇三年一月、男が軽飛行機を乗っ取ってフランクフルト上空を旋回し、ビルに突っ込むと予告しました。

 未遂に終わりましたが、航空機テロへの警戒感が強まり、サッカー・ワールドカップの自国開催を翌年に控えた〇五年、ドイツ政府は議会の可決を経て「航空安全法」を施行しました。

 論議を呼んだのが、テロリストが民間機を乗っ取り自爆テロに使う恐れがある場合、国が軍に民間機撃墜を命じることができるとの条項でした。

 旅客機に乗る機会の多い機長や弁護士らは、航空安全法が基本法に違反するとして、憲法裁に違憲訴訟を起こしました。

 これに対し憲法裁は「人間の命と尊厳は憲法で守られなければならない。『撃墜』条項は人間の尊厳不可侵とは相いれない」として違憲との判断を下し、いったんは論争に決着がつきました。


◆テロ機撃墜の是非

 しかし、パリなどでテロが相次ぎ、欧州に難民が殺到して治安悪化への懸念が高まった一五年に、航空安全法を巡る議論が再燃しました。

 きっかけは、弁護士としても活躍する作家シーラッハ氏の法廷劇「テロ」です。日本語にも翻訳され(東京創元社刊)、舞台でも上演されました。

 テロリストが乗客百六十四人の乗った旅客機をハイジャックし、七万人の観客がいたミュンヘン近郊のサッカースタジアムに墜落させると宣告しました。緊急発進したドイツ空軍戦闘機パイロットの少佐はミサイルで旅客機を撃墜、自爆テロは防ぎましたが、乗客は犠牲になりました。

 撃墜を認めなかった国防相の命令に反した行動でした。少佐は大量殺人罪で起訴され、市民も参加した法廷で裁かれます。

 少佐は「七万人が死ぬのを何もせずに見ていることはできなかった。七万人を救うために百六十四人を殺すのは正しい」と主張し、憲法裁の違憲判決が国を無力にしたと批判しました。しかし、乗客に自分の家族がいても撃墜したかと問われると、口ごもります。

 乗客の遺族の妻は「パパがどんなにおいだったかもう忘れてしまった」との娘の言葉を引用し、喪失感を訴えました。

 結末には、二通りの判決が示されます。

 有罪判決は「人間の尊厳は基本法最上位の原則」であることが根拠とされます。

 無罪判決は「より小さな悪を選択したので刑法上の欠点はない」と指摘しました。

 どちらを選ぶかは、読者の判断に委ねられています。

 ちなみに、日本でこの舞台劇が上演された際のアンケートでは、東京公演では無罪が、名古屋では有罪が、それぞれわずかに半数を上回っていたそうです。

 「人間の尊厳不可侵」同様、基本法が変えてはならないとしている原則は、基本的人権国民主権、国の秩序を壊そうとする者への抵抗権などを定めた項目です。


◆歴史に学んだ基本法

 議会制民主主義を独裁に変えたナチの統治は、ホロコーストなど人類史の汚点ともいえる破局をもたらしました。抵抗権は、一九六八年の緊急事態条項追加とともに加えられました。基本法は歴史に学んだたまものなのです。

 ドイツ社会は基本法の原則について議論を重ねながら、守り続けてきました

 何を変えるかよりも何を変えてはいけないか。基本法の原則についてのドイツの議論は、日本の憲法論議を考える上でのヒントも与えてくれそうです。

 日本国憲法の基本原則は国民主権基本的人権、そして平和主義です
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●「今の政治家は、戦後アメリカが利用するために地位を残した人間の子孫で、アメリカにへつらうのが家業」

2018年06月04日 00時00分13秒 | Weblog

青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】



日刊ゲンダイのインタビュー記事【HOT Interview 「戦争経済大国」 斎藤貴男氏】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/230155)。

 《第2次世界大戦後、日本は復興を遂げ、平和と自由を享受し、平和憲法の下、戦争にも参加せず、先進国の一員として国際社会に貢献している、などというのは寝言でしかない。実態はアメリカ主導の戦争で、他国の不幸を踏み台に繁栄したのが日本なのだ…日本にとって朝鮮戦争ベトナム戦争は対岸の火事。しかし、せっせと油を注いでいたのが日本なのだ。積極的かつ自発的にアメリカに寄り添い、特需を享受した日本。その醜い姿は、現代史教育でもほぼ語られていない》。

   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
      アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
   『●「戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が
          繰り返されてきた…九条は世界で必要とされている」
    「いまや、基本的人権国民主権さへも怪しいけれども、
     《基本的人権国民主権は先進国では標準装備だから、
     戦後日本のアイデンティティーは平和主義といえる》のに、
     ニッポン《国の在り方を決定付けている》その《アイデンティティー》さへも
     失おうとしている」

 風前の灯火のアイデンティティーさへ壊憲しようとしている。加えて、そのアイデンティティーを守る過程において…《積極的かつ自発的にアメリカに寄り添い、特需を享受した日本。その醜い姿は、現代史教育でもほぼ語られていない》。さらに、アベ様らの醜き歴史修正主義者の噴出。

   『●ウヨクが「揶揄」した《赤い宮様》の死…、 
      血で「赤」く汚れた歴史修正主義者は、いま、何を思う?
   『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
              加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」
   『●【NNNドキュメント/南京事件Ⅱ ―歴史修正を検証せよ―
                 …「消し去られた事実の重み…現代に警鐘」

   『●【南京事件Ⅱ―歴史修正を検証せよ】…
      「「公文書」がいかに重要な意味を持つかを、社会に毅然と示した」

 斎藤貴男さんは、さらに、《戦争で儲ける構造そのものは恥ずかしく罪深いこの史実の上に立って『これからもそれでいいのか』と問いたいです》と。そして、《本当は、本土の利益のために犠牲にするのが常態化した沖縄についても触れなければいけない。ただ、一冊のごく一部で書ききれる話ではないので、続編は沖縄を中心に必ず書きます》とも。
 青木理さんの言葉を思い出した…「日本は戦後、朝鮮戦争を梃子にして経済発展の土台を築いた基地は沖縄に押し付けたんですよ。つまり、今のこの米朝の対立も分断も、日本は歴史的な責任からは逃れられない。…朝鮮半島が平和になるために日本は努力をしなくてはいけない、ということは忘れてはいけない」

   『●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…
         「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」
    「青木理さんの言葉(【サンデーモーニング】、2017年9月3日)に全く同感
     …「日本がどう向き合うか。先の大戦で、ドイツは敗戦して分断された。
     ところが、アジアでは解放された朝鮮が分断された。プラス、日本は戦後、
     朝鮮戦争を梃子にして経済発展の土台を築いた。
     基地は沖縄に押し付けたんですよ。つまり、今のこの米朝の対立も分断も、
     日本は歴史的な責任からは逃れられない。歴史を考えた時に、
     北朝鮮と単に対峙しているだけではなくて、どう向き合うかというのは、
     自ずから明らかになってくる。むしろ、朝鮮半島が平和になるために日本は
     努力をしなくてはいけない、ということは忘れてはいけない」」

   『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」…
                   米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その2)
    《高江という地域に暮らす人びとは北部訓練所に囲まれながら生き、
     そして60年代には米軍がベトナム戦争のゲリラ戦の訓練のために
     「ベトナム村」というものをつくり、高江の住民はゲリラ訓練に現地民の
     代わりとして動員させられていた。こんなにも屈辱的なことがあって、
     いままた違うかたちで訓練の標的にされようとしていることに対して、
     「本土から移り住んでいる人が多いでしょ」と言うことは、まったく道理が
     合わない。だってその人は県民だし住民なんですよ》

   『●柴田鉄治さん「キナ臭さが一段と増した年」、
      マスコミから失われる「ジャーナリズムの義務」…な1年
    《戦前・戦中のメディアは政府のお先棒を担いで戦意の高揚を図ったが、
     その反省から戦後の50~60年代はなんとか野党精神も健在で、
     ベトナム戦争にはメディアはこぞって反戦を貫いた
       ところが、80年代になると、読売・産経新聞が政府・与党寄りに
     論調を転換湾岸戦争を経て、イラク戦争でははっきり賛成の主張を
     打ち出して、自衛隊がイラクにまで派遣される事態を招いた》

   『●写真家・嬉野京子さん…
        「自分は逃げられるが、沖縄の人たちは逃げられない」
    《アレン・ネルソン~『沖縄に基地はいらない』を提唱した元・米軍海兵隊員~
     元海兵隊員のアレン・ネルソンさんは、1966年に沖縄のキャンプハンセンで
     訓練を受けて、ベトナム戦争に投入された》

   『●「日米地位協定が米軍に“特権”を与えているからだ。
         「半分主権国家」…編集者で作家の矢部宏治氏」
    《日本は戦後、数多くの米軍の戦争を支援してきましたが、そのことで
     日本国民が生命や財産を脅かされる心配はなかった。いくら米軍の
     爆撃機が日本から飛び立って北朝鮮やベトナム、イラクを攻撃しても、
     相手国には日本を攻撃する能力がなかったからです。しかも、
     米軍の戦争に全面協力することで日本が手にした経済的な見返りは、
     非常に大きかった》

 最後に、 斎藤貴男さん《今の政治家は、戦後アメリカが利用するために地位を残した人間の子孫で、アメリカにへつらうのが家業》…すごく納得。

   『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、
                        2月25日は加計記念日」で滅公奉僕
   『●「3本の矢」「女性活躍」「1億総活躍」「働き方改革」「人づくり革命」
                            …そんなものを有難がってる…
   『●《愛僕者》らの暴走と無責任さを放置して平気?
      野党の批判の前に、《愛僕者》や与党・癒党の批判を
   『●《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理は
      カルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》
   『●『銃を持つ権利は子どもが生きる権利より重い』?
       普天間で起きている、辺野古で起きようとしていること
   『●《消費増税…2兆~3兆円を増税対策に計上する構想》…
              《企業救済策に消費税を流用》…《本末転倒》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/230155

HOT Interview

「戦争経済大国」 斎藤貴男
2018年5月31日

     (斎藤貴男氏(C)日刊ゲンダイ)

 第2次世界大戦後、日本は復興を遂げ、平和と自由を享受し、平和憲法の下、戦争にも参加せず、先進国の一員として国際社会に貢献している、などというのは寝言でしかない実態はアメリカ主導の戦争で、他国の不幸を踏み台に繁栄したのが日本なのだ

 本書は、朝鮮戦争ベトナム戦争の特需に焦点を絞り、戦後日本の真の姿をあぶり出した労作である。

昭和史や戦後史の本はたくさんありますが、特需を中心に書いた本はない。僕は20代の頃、日本工業新聞の鉄鋼担当記者で、鉄鋼系企業の社史を読む機会も多かったのです。そこではとにかく『朝鮮特需で儲かった、我が社の礎ができたと自慢げに書いてあって、すごい違和感を覚えました。この本の構想の芽生えは、その違和感です

 朝鮮戦争時は、金ヘン景気・糸ヘン景気と呼ばれ、鉄鋼業と繊維業を筆頭に日本経済全体が発展の基礎を築いた。ベトナム戦争時は、兵器や物資の製造・輸送に積極的に加担し、「死の運び屋」とも呼ばれた。問題は直接特需よりも、民生品取引による間接特需だという。

直接特需の実態がうかがいしれる資料はアメリカが提供するもののみで、非公表の部分も大きい。さらに間接特需はデータ化しにくく、経済学者も実態が掴みにくいんです。要はアメリカが戦争協力の見返りに、アメリカ市場を開放してくれたおかげで、対米輸出が驚異的に増え、高度経済成長となったわけです。一般的な高度経済成長のイメージは『三丁目の夕日』や『プロジェクトX』なんでしょうが、本来なら貿易摩擦が起こるレベルですし、公害などの高度経済成長のマイナス面は語られなくなってきています

 日本にとって朝鮮戦争ベトナム戦争は対岸の火事。しかし、せっせと油を注いでいたのが日本なのだ。積極的かつ自発的にアメリカに寄り添い、特需を享受した日本。その醜い姿は、現代史教育でもほぼ語られていない。

戦後史なんて学校教育でやってもダメですよ。仮に今教育したら、ひたすら対米従属を洗脳されるだけあとは対韓国・対中国の差別と、いかに日本はすごいか、と体制側に都合よくつくられるそもそも今の政治家は、戦後アメリカが利用するために地位を残した人間の子孫で、アメリカにへつらうのが家業なんですそれ以外のアイデンティティーがない安倍はその典型。大臣も大企業の経営者も、当事者意識や当事者能力が最初からない。どうせ決めたのはアメリカだから、と何の責任も感じないんでしょうね

 もちろん、市民が立ち上がり、戦争に加担しないための闘いもあった。石川県の内灘村議会を機に起こった基地反対運動(内灘闘争=1952年)、兵器製造に反対した活動家が起こした日特金属襲撃事件(66年)、戦車の輸送に反対した市民が96日間通行を阻んだ戦車闘争(72年)。教科書では決して詳しく語られない史実があるのだ。

 本書では当時の活動家だけでなく、通産省の元官僚や、朝鮮戦争時に掃海作業艇に乗った船員にもインタビューを敢行。

特需を享受した人々に罪の意識はないですね。ただ、僕の世代の視点から彼らを一方的に断罪するつもりはない。知らず知らずに、または仕方なく国に誘導されていたのだから。ただ、戦争で儲ける構造そのものは恥ずかしく罪深い。この史実の上に立って『これからもそれでいいのか』と問いたいです

 取材・執筆に10年。だが、達成感はないと言う。特需もまだ書き足らず、湾岸戦争に至るまでの現代編という課題もある。一生をかけて書くテーマだと覚悟したそうだ。

本当は、本土の利益のために犠牲にするのが常態化した沖縄についても触れなければいけない。ただ、一冊のごく一部で書ききれる話ではないので、続編は沖縄を中心に必ず書きます」(河出書房新社 1800円+税)

▽さいとう・たかお 1958年生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業。英国・バーミンガム大学大学院修了。「日本工業新聞」入社後、「プレジデント」編集部、「週刊文春」の記者を経て独立。弱者の視点に立ち、権力者の横暴を徹底的に批判。本紙コラム「二極化・格差社会の真相」を連載中。「機会不平等」「ルポ改憲潮流」「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」「ちゃんとわかる消費税」など著書多数。
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●映画『コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方』…「軍隊を持たない意味」を理解しようとしない本家

2018年05月26日 00時00分26秒 | Weblog


東京新聞の安藤美由紀記者による記事【<世界の中の日本国憲法>映画「コスタリカの奇跡」 自主上映広がる】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018050602000125.html)。

 《日本の憲法九条と同様、憲法に軍隊の保有を禁じる条文がある中米コスタリカの歩みを紹介するドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方」(二〇一六年、米国・コスタリカ合作)の自主上映会が各地で開かれている。関係者は、軍隊を持たない意味を考えてほしいと、鑑賞や上映会への協力を呼びかけている》。

   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
    「トンデモの「ト」な自民党壊憲草案の云う
     「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」といったこを
     許していいのか? その先にある、緊急事態条項創設…
     自公お維キト支持者の皆さんは理解できているのでしょうか? 
     2/4の「眠り猫」の皆さんは、無関心で大丈夫なのか?」

   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
      アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
   『●「戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が
          繰り返されてきた…九条は世界で必要とされている」
    「いまや、基本的人権国民主権さへも怪しいけれども、
     《基本的人権国民主権は先進国では標準装備だから、
     戦後日本のアイデンティティーは平和主義といえる》のに、
     ニッポン《国の在り方を決定付けている》その《アイデンティティー》さへも
     失おうとしている」

 《九条は世界で必要とされている》というのに、本家ニッポンでは…。《軍隊を持たない意味》を理解しようとしない本家ニッポン。ニッポン《国の在り方を決定付けている》その《アイデンティティー》さへも失おうとしている。



【『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』予告編 - YouTube
 (https://www.youtube.com/watch?v=pnxGYapjZME)】

 『マガジン9』の【こちら編集部/非武装中立は“お花畑”ではない コスタリカのリアル(田端 薫)】(http://maga9.jp/180509-3/)によると、《軍隊を持たない平和憲法の国コスタリカを紹介するドキュメンタリー映画『コスタリカの奇跡 積極的平和国家のつくり方』…平和憲法と言えば日本の専売特許と思われがちだが、とんでもない。軍隊を持たないことを憲法に定め、それを70年守り続けている国がある。中米のコスタリカだ。人口およそ480万人、面積は九州と四国を合わせたほどの小国だが、この国の非武装は本物だ。国内の治安を守る警察官や国境警備隊はいるが、規模は数千人ほど、武器らしい武器は持たずほぼ丸腰といっていい。戦争放棄をうたいながら自衛隊という巨大な軍事力を持つ日本とは大違いだ》。

   『●アベ様に白紙委任を勘違いさせてはいけない:
       「A君が毎日、一人で掃除当番をする」という案が過半数に…
    「東京新聞の社説【週のはじめに考える 多数決がのし歩いては】…と、
     LITERA…の、ちょっと昔の記事【安倍晋三と橋下徹の“独裁者コンビ”が
     持ち出す「民意」「多数決」の論理を疑え!】
     (http://lite-ra.com/2015/05/post-1104.html)」

 リテラの記事【亡くなった絵本作家かこさとしは、安倍政権を「大本営の参謀の戦後版」と痛罵!多数決は民主主義じゃないとの警鐘も】(http://lite-ra.com/2018/05/post-3999.html)によると、《『だるまちゃんとてんぐちゃん』(福音館書店)や『からすのパンやさん』(偕成社)などで知られる絵本作家・児童文学者の加古里子氏が2日に亡くなっていた…。…その創作活動の原点にあるのは戦争体験だろう。…安保法制を強行成立させた安倍政権を「大本営の参謀の戦後版と痛罵!…多数決をしたらあとはすべて従えというのは本来の民主主義じゃない多数派に属する者たちが選挙で選ばれたのは俺たちだから議論なんて時間の無駄。お前らは黙って言うことを聞け。それが嫌なら次の選挙で見返してみろ主張する社会それは「民主主義」とは呼ばない野坂昭如氏、大橋巨泉氏、愛川欽也氏、菅原文太氏、金子兜太氏など、戦争を体験し、その経験をもとに強く平和を訴えてきた世代が次々と鬼籍に入りつつある。現在の権力者たちは、彼らが命がけで得た知見や反省無きものにしようとしつつあるが、その先にあるのは70年以上前の悲劇の再来であることは火を見るよりも明らかだ。私たちは彼らの残してくれた警鐘を無にしてはならない》。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018050602000125.html

<世界の中の日本国憲法>映画「コスタリカの奇跡」 自主上映広がる
2018年5月6日 朝刊

     (ドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡」のポスター)

 日本の憲法九条と同様、憲法に軍隊の保有を禁じる条文がある中米コスタリカの歩みを紹介するドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方」(二〇一六年、米国・コスタリカ合作)の自主上映会が各地で開かれている。関係者は、軍隊を持たない意味を考えてほしいと、鑑賞や上映会への協力を呼びかけている。 (安藤美由紀

 映画は、一九四八年の内戦終了後、軍隊廃止で浮いた国家予算を教育や福祉に振り向け、中南米屈指の識字率や平均余命を誇る民生国家に生まれ変わっていく姿を紹介。近隣国の紛争を終わらせた功績で八七年にノーベル平和賞を受賞したアリアス元大統領が登場し「無防備こそ最大の防御。軍を持たないことで強くなった」と訴える。

 日本では昨年夏に公開されたが、上映した映画館はわずか。「多くの人に見てほしい」と、映画関係者や有志が上映サポートの会「プラ・ヴィダ!」を立ち上げ、今年一月から試写会を開いたり、著名人に賛同を働きかけたりしてきた。

 賛同したコメディアン松元ヒロさんはソロライブで映画を紹介。ツイッターで「(日本の)平和憲法をたった七十年で変えようという人たちにみてほしい」と発信する。松元さんのライブを見た音楽評論家湯川れい子さんはプラ・ヴィダ!の会報で「何と美しい、素晴らしい現実でしょう。自主上映の輪を広げていきましょう」と呼びかける。

 これまでに同会がサポートした上映会は、東京や沖縄など六カ所で開催。夏までに中野区や新宿区など都内を中心に計二十カ所で決定、さらに約二十カ所で開催を検討しているという。

 配給会社のユナイテッドピープルの関根健次社長は「ここまで(上映の輪が)広がるとは思わなかった」と話している。六月一日からDVDを販売。問い合わせはプラ・ヴィダ!=電03(5802)3121=へ。

     (マシュー・エディーさん)


◆エディー共同監督「9条を世界に発信して。日本もっとやれる」

 軍隊のないコスタリカから何を学ぶか。映画「コスタリカの奇跡」共同監督で、脚本も手がけた米国の社会学者マシュー・エディーさんが四月に来日した際に話を聞いた。 (聞き手・安藤美由紀

 -映画を撮ろうと思ったきっかけは。

 「私は非暴力や平和学を学んできた。コスタリカのような、軍国主義とは違う道があることを、米国人に知ってもらいたいと映画を作った。米国では軍隊がない社会を現実と受け止めることが難しかったようで、『学べることはない』という意見が多かった

 -軍隊を持たない選択は、小さな国だからできるという指摘がある。

 「それは違う。小さい国でも外交力や国際法で国は守れると考えるべきだ。大国は貿易相手国が多く、国際社会でも影響力があるから、もっとできるはずだ」

 -日本の憲法九条をどう評価するか。

 「九条はコスタリカの非武装憲法より世界に広く知られている。世界平和を実現するため、積極的に発信してほしい。コスタリカのように初等教育から戦争放棄や人権を素晴らしいこととして学ぶなど、もっとやれることがある」

 -日本には自衛隊の存在を憲法に明記すべきだとの意見がある。

 「政治指導者が憲法をごく一部でも書き換えようとする際は、その先にもっと抜本的な変化を起こそうとしていると考えるべきだ。大切なのは憲法が成立したときの理念などの原点に戻ること。成文憲法の素晴らしさは、いつでもそこに戻れる点だ」

コスタリカ> 中米南部に位置する国。面積は5万1000平方キロメートルで、日本の四国と九州を合わせた程度。現在の人口は490万人。70年前の1948年、革命軍を率いて内戦に勝利したホセ・フィゲレス(後に大統領に就任)が軍隊を廃止。49年施行の憲法に常備軍の廃止(12条)が明記された。
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●「戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が繰り返されてきた…九条は世界で必要とされている」

2018年05月07日 00時00分54秒 | Weblog

【※ 「世界から支持されてきた憲法9条東京新聞(2018年5月3日)↑】



東京新聞の坂田奈央記者による記事【9条世界の宝、憲法施行71年 国際会議で繰り返し支持】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018050302000154.html)。
東京新聞の社説【憲法記念日 平和主義の「卵」を守れ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018050302000156.html)。

 《世界各国で市民団体などが開く国際会議では、戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が繰り返されてきた。平和運動に取り組む国内外の市民らは「九条は世界で必要とされている」と口をそろえる》。
 《自民党により憲法改正が具体化しようとしている。九条に自衛隊を明記する案は、国を大きく変質させる恐れが強い。よく考えるべき憲法記念日である》。

 《戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が繰り返されてきた…「九条は世界で必要とされている」》《九条は「人類の宝」》…なのに、本家ニッポンでは…。アベ様の「政」の下、立憲主義も理解せず、違憲な手法で壊憲。内政はボロボロ、見るに堪えない害交・害遊、そんな中で、最早唯一世界に誇れるもの…「世界から支持されてきた憲法9条」は大変な危機。《平和主義の「卵」》は脆くも、アベ様らにより破壊されようとしている。

   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
    「トンデモの「ト」な自民党壊憲草案の云う
     「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」といったこを
     許していいのか? その先にある、緊急事態条項創設…
     自公お維キト支持者の皆さんは理解できているのでしょうか? 
     2/4の「眠り猫」の皆さんは、無関心で大丈夫なのか?」

 壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、そして、緊急事態条項創設を絶対に許してはダメ。 
 いまや、基本的人権国民主権さへも怪しいけれども、《基本的人権国民主権は先進国では標準装備だから、戦後日本のアイデンティティーは平和主義といえる》のに、ニッポン《国の在り方を決定付けている》その《アイデンティティー》さへも失おうとしている。《他国の戦争に自衛隊も加われば、およそ平和主義とは相いれない日本国憲法というウグイスの巣にホトトギスの卵が産みつけられる-。「何の変更もないと国民を安心させ、九条に自衛隊を明記するとやがて巣は乗っ取られ、平和主義の「卵」はすべて落とされ、壊れる》。とんでもない政権・与党自公・癒党お維。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018050302000154.html

9条世界の宝、憲法施行71年 国際会議で繰り返し支持
2018年5月3日 朝刊


(『世界から支持されてきた憲法9条』
 ※国際会議で採択された主な宣言や声明から抜粋。かっこ内は開催地
 【http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/images/PK2018050302100060_size0.jpg】)

    (10年前に開かれた「9条世界会議」の様子=
     2008年5月、千葉市で(ピースボート提供))

 憲法記念日の三日、日本国憲法は施行から七十一年を迎えた。あまり知られていないが、世界各国で市民団体などが開く国際会議では、戦争放棄を定めた憲法九条を支持する宣言や声明が繰り返されてきた。平和運動に取り組む国内外の市民らは「九条は世界で必要とされている」と口をそろえる。 (坂田奈央)

 ちょうど十年前の二〇〇八年五月四日~六日、千葉市など国内四会場で「九条世界会議」が開催された。

 四十一カ国・地域からノーベル平和賞受賞者ら約二百人が招かれ、延べ三万人以上の観衆を前に、武力によらずに平和を守る九条の理念を今の世界で生かすには、具体的にどうすればいいのか意見交換。出た意見を集約し、すべての政府に軍事費の削減や「平和省」設置、憲法に平和条項を入れることなどを求める「九条世界宣言」を発表した。

 ガーナからの出席者は「アフリカでも九条の精神を解釈し、紛争と戦争に終止符を打てれば貧困を終わらせることができる」と期待。連合国軍総司令部(GHQ)で日本国憲法の草案づくりに携わったベアテ・シロタ・ゴードンさん(故人)は、改憲しないで他国に伝えれば「いろんな国のモデルになる」と話した。

 九条への関心を高めるきっかけとなったのは、一九九九年のハーグ世界市民平和会議。百カ国以上から平和を願う市民が集まった会議で、日本からも被爆者団体や法律家ら約四百人が参加し、平和憲法の意義などを発信した。その結果、十項目の「基本原則」の一番目に各国議会は、九条のように政府が戦争することを禁止する決議を採択すべきだと明記された。

 その後もさまざまな国際会議で九条は「人類の宝」などと共感を集めている。

 一方、九条を逸脱しかねないような米軍との一体化を進める日本の安全保障政策や、九条自体を変える動きにも度々、警鐘が鳴らされてきた。十年前の九条世界宣言は「九条の存在自体が脅かされている」と指摘。自民党が改憲四項目の議論を進めていた昨年末、ベトナムで開かれた法律家の国際会議では、九条改憲はアジア諸国全体に著しく影響を及ぼすと懸念を示した。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018050302000156.html

【社説】
憲法記念日 平和主義の「卵」を守れ
2018年5月3日

 自民党により憲法改正が具体化しようとしている。九条に自衛隊を明記する案は、国を大きく変質させる恐れが強い。よく考えるべき憲法記念日である。

 ホトトギスという鳥は、自分で巣を作らないで、ウグイスの巣に卵を産みつける。ウグイスの母親は、それと自分の産んだ卵とを差別しないで温める。

 一九四八年に旧文部省が発行した中高生向けの「民主主義」という教科書がある。そこに書かれた示唆に富んだ話である。


◆「何ら変更はない」とは

   <ところが、ほととぎすの卵はうぐいすの卵よりも孵化(ふか)日数が短い。
     だから、ほととぎすの卵の方が先にひなになり、
     だんだんと大きくなってその巣を独占し、
     うぐいすの卵を巣の外に押し出して、
     地面に落してみんなこわしてしまう>

 執筆者は法哲学者の東大教授尾高朝雄(ともお)といわれる。「民主政治の落し穴」と題された一章に紹介されたエピソードである。そこで尾高はこう記す。

   <一たび多数を制するとたちまち正体を現わし
     すべての反対党を追い払って国会を独占してしまう
     民主主義はいっぺんにこわれて、独裁主義だけがのさばることになる>

 この例えを念頭に九条を考えてみる。基本的人権国民主権は先進国では標準装備だから、戦後日本のアイデンティティーは平和主義といえる。国の在り方を決定付けているからだ。

 九条一項は戦争放棄、二項で戦力と交戦権を否認する。自民党はこれに自衛隊を書き込む提案をしている。安倍晋三首相が一年前にした提案と同じだ。

 だが、奇妙なことがある。安倍首相は「この改憲によって自衛隊の任務や権限に何らの変更がない」と述べていることだ。憲法の文言を追加・変更することは、当然ながら、その運用や意味に多大な影響をもたらすはずである


◆消えた「必要最小限度」

 もし本当に何の変更もないならそもそも改憲の必要がない国民投票になれば、何を問われているのか意味不明になる。今までと何ら変化のない案に対し、国民は応答不能になるはずである。

 動機が存在しない改憲案、「改憲したい欲望のための改憲なのかもしれない。なぜなら既に自衛隊は存在し、歴代内閣は「合憲」と認めてきたからだ。

 安倍首相は「憲法学者の多くが違憲だ」「違憲論争に終止符を」というが、どの学術分野でも学説は分かれるものであり、改憲の本質的な動機たりえない。

 憲法を改正するには暗黙のルールが存在する。憲法は権力を縛るものであるから、権力を拡大する目的であってはならない。また目的を達成するには、改憲しか手段がない場合である。憲法の基本理念を壊す改憲も許されない

 このルールに照らせば九条改憲案は理由たりえない。おそらく別の目的が潜んでいるのではないか。例えば自衛隊の海外での軍事的活動を広げることだろう。

 歴代内閣は他国を守る集団的自衛権は専守防衛の枠外であり、「違憲と国内外に明言してきた。ところが安倍内閣はその約束を反故(ほご)にし、百八十度転換した。それが集団的自衛権の容認であり、安全保障法制である。専守防衛の枠を壊してしまったのだ

 それでも海外派兵までの壁はあろう。だから改憲案では「自衛隊は必要最小限度の実力組織」という縛りから「必要最小限度の言葉をはずしている従来と変わらない自衛隊どころでなく実質的な軍隊と同じになるのではないか。

 それが隠された動機ならば自民党は具体的にそれを国民に説明する義務を負う。それを明らかにしないで、単に自衛隊を書き込むだけの改憲だと国民に錯覚させるのなら不公正である。

 また安倍首相らの根底には「九条は敗戦国の日本が、二度と欧米中心の秩序に挑戦することがないよう米国から押しつけられたという認識があろう。

 しかし、当時の幣原(しではら)喜重郎首相が連合国軍最高司令官マッカーサーに戦争放棄を提案した説がある。両者とも後年に認めている。日本側から平和主義を提案したなら「押しつけ論排除される

 歴史学者の笠原十九司(とくし)氏は雑誌「世界」六月号(岩波書店)で、幣原提案説を全面支持する論文を発表する予定だ。


◆戦争する軍隊になるか

 他国の戦争に自衛隊も加われば、およそ平和主義とは相いれない日本国憲法というウグイスの巣にホトトギスの卵が産みつけられる-。「何の変更もないと国民を安心させ、九条に自衛隊を明記するとやがて巣は乗っ取られ、平和主義の「卵」はすべて落とされ、壊れる。それを恐れる。
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●「対馬丸」生存者…「あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ」…「九条の碑」早期建立を呼び掛け

2018年05月05日 00時00分30秒 | Weblog


琉球新報のコラム【<金口木舌>7番目の「九条の碑」】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-616496.html)。

 

 《「あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ」。「対馬丸」生存者の平良啓子さん(83)はそう訴え、大宜味村内での「九条の碑」早期建立を呼び掛けた…▼自身の体験を語り継ぐ活動を続けている。元小学校教師。現在は大宜味村憲法九条を守る会の会長を務める。「戦争の前にまず教育がおかしくなる」と指摘し、教育の「戦前回帰」を懸念する》。

 「対馬丸」生存者の御一人、《あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ》、と。そして、沖縄県7ヵ所目、大宜味村内での「九条の碑」早期建立を呼び掛けておられます。《「戦争の前にまず教育がおかしくなる」と指摘し、教育の戦前回帰を懸念する》、本当にそうです。ハタやウタを子供たちに強制し、教師の内心をかき乱す…洗脳するが如く、幼児や幼子に「教育勅語」を暗唱させる…
 壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」といったこを許していいのか? その先にある、緊急事態条項創設をも。《沖縄は全国の半数を占める。住民を巻き込んだ地上戦を経験し、平和憲法への思いは強い。「未来ある子孫への贈り物」。大宜味村の碑は、そう刻む予定だ。次代に残すのは「不戦。メッセージは明確だ》。
 《不戦を誇る国であれ》と願う。

   『●「通貨が社会を変える?」
       『週刊金曜日』(2014年7月4日、998号)についてのつぶやき

      【黒島美奈子の政治時評/対馬丸事件の教訓を唾する「武力放棄」
       憲法下での異常 日本は再び戦争のできる国に】、「この悲劇は、
       いったん戦争に巻き込まれればいかなる対象も、攻撃される対象と
       なる危険性を後世に伝えている

   『●「戦没 新聞人の碑」と「対馬丸犠牲者の慰霊碑 小桜の塔」
   『●「沖縄戦20万余の犠牲者、焼き場に立つ長崎の少年」や
              アジアでの慰霊につなげる意思が感じられない…
    「《「対馬丸事件」…。沖縄で事件を後世に伝える生存者たちは
     「今も続く沖縄の苦しみは『真珠湾』が原点。首相には、
     そこまで思いを至らせてほしい」と願っている》…でも、残念ながら
     アベ様には、《そこまで思いを至らせ》る、なんて無理というもの…」
    《▼その時代に戻ることはないと信じているが、「嫌中・嫌韓」が
     声高に語られる風潮には危うさを感じる。それを政治家が
     あおっているのだから尋常ではない▼閣僚の靖国参拝に対する
     中韓両国の抗議を安倍晋三首相は
     「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」と突っぱね、
     「侵略の定義は国際的にも定まっていない」と過去の侵略戦争や
     植民地支配を正当化するような発言を重ねた。経済優先の
     「安全運転」に徹してきた首相の「地金がむき出しになってきた》

   『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを…
             沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」
   『●「不戦を誇る国であれ」…2017年も、
      アベ様ら自公お維の議員や支持者の耳には届かず
   『●「軍事的対応ではなく、緊張緩和に知恵を絞り、
      外交努力を重ねることこそが平和国家を掲げる日本の役割」
   『●高畑勲監督より三上智恵監督へ、
      「あなたがつくっているような映画が、次の戦争を止める」
    「こういったリテラ記事に添えられている「自由民主党HPより」の図
     ご覧あれ…その極めつきのウソツキぶりが明確に、呆れるほどに。
       《不戦の誓いを守り続ける
        そして、国民の命と
        平和な暮らしを守り抜く
        平和安全法制

     …噴飯もので、冗談としか思えない詐称

   『●「好戦国…日本に対する大なる疑惑」(吉田茂元首相)…
                   「だから、九条を定め、この誤解を正さねば…」
   『●東京新聞社説: 「キナ臭い…現実の追認は
        未来への否認である。…九条の精神を壊してはなるまい」
   『●「戦争の愚かさを身に染みて知っているはず…
      9条の「戦争放棄」「戦力不保持」の理念はその教訓の結晶」
    「《不戦を誇る国であれ》と願う。《「安倍一強政権」がやりたい放題》で、
     次は、壊憲したいという。沖縄では、相変わらず、高江を破壊し、
     さらには、辺野古破壊や嘉手納基地での問題など、「負担軽減」の
     「フ」の字も、「ケ」の字も無い。「慰霊の日」の沖縄訪問での、
     沖縄県民の皆さんのアベ様へのあの冷たい視線」
    《戒律「殺すなかれ」…▼9条の理念を「信念」として生かす選択
     いま一度考えたい。信念を貫いたドスさんを手本に。
     「現実的でない」と何度言われても殺さず命を救いたい

   『●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…
        「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-616496.html

<金口木舌>7番目の「九条の碑」
2017年11月20日 06:00

 「あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ」。「対馬丸」生存者の平良啓子さん(83)はそう訴え、大宜味村内での「九条の碑」早期建立を呼び掛けた

▼1944年8月、疎開先の九州へ向かう途中、船が米潜水艦の攻撃を受けた。火が燃え広がる船から海に投げ出され、6日間漂流した末に助かった。9歳の時だ。学童775人を含む1418人が犠牲になった

▼自身の体験を語り継ぐ活動を続けている。元小学校教師。現在は大宜味村憲法九条を守る会の会長を務める。「戦争の前にまず教育がおかしくなる」と指摘し、教育の戦前回帰を懸念する

▼「九条の碑」は県内6カ所にある。那覇、読谷、西原、石垣、宮古島、南風原の各市町村だ。大宜味の碑は7カ所目となる。寄付で賄う資金は、まだ目標額に足りないが、年内建立を目指している

急ぐのは、現状への危機感からだ。安倍晋三首相が改憲への意欲を示す中、10月の衆院選で与党が大勝した。「何としても一日でも早く碑を造りたい。九条を絶対に守ると訴えていきたい」と平良さん

▼他県で「九条の碑」があるのは広島など6カ所。沖縄は全国の半数を占める。住民を巻き込んだ地上戦を経験し、平和憲法への思いは強い。「未来ある子孫への贈り物」。大宜味村の碑は、そう刻む予定だ。次代に残すのは「不戦。メッセージは明確だ。
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●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが完成した。見たくないものを見たという感じだ」

2018年03月31日 00時00分31秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊ゲンダイの記事【加計“告発”の前川氏 今治市で憤り「見たくないもの見た」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222808)。

 《「本来、できてはいけないものが完成した見たくないものを見たという感じだ」――。加計学園岡山理科大獣医学部の問題で、「総理のご意向で行政が歪められた」と“告発”した前川喜平前文科次官》。

 前川喜平さんは、《規制緩和ではない。特権の付与です》と仰っていた。《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。本当に李をとっているかもしれない》とも。そして今、下足番新聞による「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告などのおかげもあり、多くの学生が集まり、《本来、できてはいけないものが完成》したそうです。『「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…ズブズブでダークなオトモダチとの友情』の下…「悪だくみ」したアベ様ご夫妻もオトモダチも、さぞかし大喜びでしょうね。さて、今治市の地元の皆さんは、本当にこれで良かったのでしょうか?

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!  
                   質問主意書による「急な質問」?
    「まず、金平茂紀さんによるインタビューで、前川喜平前文部事務次官は
     「ちょっと耳を疑った。「あれ、今何をおっしゃったのかな」っていう
     感じだった。それはないだろう…今治と言えば加計、加計と言えば今治。
     加計学園が今治以外のところにつくろうなんて話はどこにもなかった。
     どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
     本当に李(すもも)をとっているかもしれない
     (『報道特集』、2017年7月29日)」

   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…前川喜平氏の人間性と彼我の差
   『●大見得・啖呵「議員辞職」を有言実行しない
       《病的な嘘つき》アベ様…全てのアベ様の「政」のデタラメさ
   『●「そんな当たり前のこと」が通用しない最低の官房長官記者会見… 
               「ここは質問に答える場所じゃない…」?
   『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
         前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」
   『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の国会質問時間の 
               配分は実質「9.5時間対4.5時間」なのね?
   『●「加計学園獣医学部学生募集のでっかい」広告… 
        下足番新聞、「ただ単に金に目がくらんだ」だけじゃない?
   『●常識不通…「夫と妻は別人格で、代わって話せることじゃない」
      「あったことをなかったことにはできない」
    《社民党・福島瑞穂は参院予算委で「昭恵さんの証人喚問が必要。
     総理は自分が妻の代わりに話すと言うが、夫と妻は別人格で、
     代わって話せることじゃない」と追及…5月25日の文科省前事務次官・
     前川喜平の会見での「あったことをなかったことにはできない」が、
     改めて思い出される》

   『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた 
           自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?
   『●憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活」が保障されない、
                       血も涙も無い「国費…160億円削減」
   『●与党自公によるデタラメな《行う必要のない政策》の
        羅列に加えて、国費160億円削減で弱い者イジメ
   『●「本土」のデマ・ヘイトなオトナ達…《子どもたちの日常にある
                  「異常」を放置しているのはだれなのか?》
   『●アベ様は、「部下たちに『知りません。記憶がありません』 
             と言わせて、ひたすら逃げ続けるしかない」?
    「前川喜平さんは《規制緩和ではない。特権の付与です》と言います。
      《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
     本当に李(すもも)をとっているかもしれない》アベ様は、
     「部下たちに知りません。記憶がありません』と言わせて、
     ひたすら逃げ続けるしかない」!? そんなことを許していいの?
     大見得・啖呵「議員辞職」から、逃げることはできない。
     逃がしてはいけない。
       《淳から「(安倍自民は)選挙でも勝った。逃げ切れると思うか」
     と問われると「これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う
     と踏み込んだ》…ニッポンの民主主義の危機。《加計ありき》が明白な、
     アベ様による恣意的な血税の無駄使い、オトモダチ大優遇。
     許される訳がない」

   『●森友捜査ツブシ選挙の後の祭りだけれど、
       「関係者を国会に呼ぶなどして、もう一度調査をやり直すべきだ」
   ●高野孟さん「誰よりも安倍晋三首相が恐れていて、
        彼らをできるだけ長く世間から隔離しておくよう」内命?
    「腐臭を放つ《悪だくみ》、《このまま幕引きして、国民に疑惑を
     忘れさせようという安倍の策略》を許していいのか? 
     モリ・カケ・スパ等々々々々々々…泥沼なのに、アベ様の
     大見得・啖呵「議員辞職」は未だ有言実行されず。前川喜平さん、
     《これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う》。
     …ニッポンの民主主義の大変な危機」

   『●〈通過査証ヲ与ヘサル様御取計アリタシ〉…
       《「人道主義」を貫いた杉原と安倍政権の冷酷は真逆》
    《安倍官邸はといえば、前川喜平・前文科事務次官へのスキャンダル攻撃
     慰安婦問題での対応を批判した釜山総領事の更迭など、
     役人への締め付けを強めている》

   『●《これはもう、まさに、私は総理大臣首相も国会議員も
         辞めるということははっきりと申し上げておきたい》
    「人治主義国家・アベ様王国のDictator息吐く様に噓垂れ流し
     不正の数々、平成の治安維持法戦争法、デタラメな
     《行う必要のない政策》の羅列…極めつけは
     《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、
     壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
     そして、緊急事態条項の創設…。(前川喜平さん)
     《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
     本当に李(すもも)をとっているかもしれない
     《規制緩和ではない。特権の付与です
     《これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う》。ニッポンは、
     言葉で言い表せないほど壊れてしまっている」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/222808

加計“告発”の前川氏 今治市で憤り「見たくないもの見た」
2018年2月8日

     (獣医学部のある今治市を訪問した前川喜平前文科次官(提供写真))

 「本来、できてはいけないものが完成した。見たくないものを見たという感じだ」――。

 加計学園の岡山理科大獣医学部の問題で、「総理のご意向で行政が歪められた」と“告発”した前川喜平前文科次官。3日に初めて獣医学部のある今治市を訪れ、講演したのだが、なぜか全国メディアではほとんど報じられていないから不思議だ。

 講演前、建設が進む獣医学部校舎を県道から眺め、「既成事実の積み重ねで校舎ができてしまった」と感想を漏らした前川氏。市公会堂で行われた講演には市民ら約1200人が詰め掛け、立ち見が出るほど盛況だった。


■安倍首相の「指示」に踏み込む場面も

   「今治市と加計学園は構造改革特区へ15回申請して却下されていた。
    2015年4月2日に、今治市企画課の課長、課長補佐、愛媛県職員、
    加計学園事務局長らが首相官邸を1時間半訪れている
    本人は記憶にないと国会で答弁したが、柳瀬唯夫首相秘書官
    (現在、経産省審議官)に間違いないと思う。官邸での会合は
    安倍首相の指示で、ここで国家戦略特区での認可の道筋が決まった

   「国家戦略特区で認定されたのが17年1月20日。それから1年で
    教員を揃え、工事を終えた。あり得ないことだ。政治判断で
    文科相が(昨年)11月14日に設置認可を出した。最初から開学の
    認可を得られると踏んで進めてきた結果がこれだ」

 前川氏はこう言って今回の問題を淡々と振り返り、「4月の開学を止めることはできないが、将来、禍根を残すのではと心配している。今は、獣医学部を目指して浪人している受験生もいるので、しばらくは入学者を確保できると思うが、18歳人口がどんどん減少するし、獣医師が多すぎることになり、将来どうなるか分からない。最低ランクの獣医学部だから、受験生が減ると思う」と語り、「市の財政悪化を招く恐れがある今治市民は巨額の税金を一私学に投入することの是非を考えて」と訴えた。

 講演後の囲み取材では「加計学園も森友問題も、公有地が学園に提供されたという共通点がある。政府が関係文書、資料を出さないので未解明の点がいっぱいある」と言い、「国会、メディアのみなさんの努力で真実を追及してもらいたい」と締めくくった。

(取材協力=ジャーナリスト・浅野健一氏)
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●「首相は自衛隊を憲法に書き込んでも『何も変わらない』…それなら憲法改正する必要もない…矛盾だらけ」

2018年03月03日 00時00分59秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【山尾氏挑んだ論争に答えられず “勉強不足”安倍首相の姑息】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/223851)。

 《やはり安倍首相は憲法の基本も分かっていないんじゃないか。…山尾氏は「…2項をそのまま残すのでは、合憲・違憲の議論の余地はなくならないのではないか」と質問。…「私は内閣総理大臣として(答弁席に)立っている。自民党総裁として憲法改正議論に一石を投じたが、(憲法に自衛隊を)どのように書きこんでいくかは自民党で議論がなされている」とはぐらかしたのだ。重ねて聞かれても、最後まで自分の考えは開陳しなかった》。

 はぁ? アベ様…? もしかしてカラッポ? 《安倍首相は自衛隊を憲法に書き込んでも何も変わらないと言いますが、それなら憲法改正する必要もない。言っていることが矛盾だらけ》(金子勝さん)。そもそも、立憲主義を理解できていない。

   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
        歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判
   『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
       「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉
   『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
      気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲
   『●押付られたと嘯き壊憲するくせに、「在日米軍特権」など 
           「忠犬になるしかこの国に生きる道はないのか」?
   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●「自民党の補完勢力」「自民党の2軍」癒党が野党を破壊し、
                 与党自公の壊憲・緊急事態条項を推進…
   『●「改憲自体が目的…首相・安倍晋三が
      改憲を断行したという記念碑的目標」…《愚劣なことだ》
   『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、 
               憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?
    「ヤケクソ? 言ってることが支離滅裂。「我が軍」を、9条、および、
     その第2項とどう整合性をとるのか?? 戦争法の強行採決では
     多くの憲法学者が反対していたのですが、そして、共謀罪もしかり。
     憲法9条の壊憲に対して《自衛隊について…憲法学者の7、8割が違憲》
     と言ってるので、9条を壊憲…一体どんな論理? 普通、「違憲」な
     ことの方(=「我が軍」的自衛隊の存在)をまずは
     《そういう状況を変えていく》、何とかするのが先じゃないのかね。
     「違憲」な状況を「合憲」にする努力をせずに、憲法の方を「壊憲」するって
     何なんだ? おまけに、共産党に責任転嫁するハチャメチャぶり」

   『●枝野幸男代表「安倍さんの趣味ではないか」、
      室井佑月さん「個人の趣味で改憲したくて、個人の趣味で…」
   『●壊憲して違憲を解消したいアベ様へ…
       「残念な現実を憲法の理想に近づけたいものです」(桐山桂一さん)

 《憲法改正がライフワークというのなら、堂々と論戦に応じればいいのに、やり口が姑息だ》…一次が万事、あまりに無責任で不誠実で姑息で卑屈。アベ様の大好きな肝心の壊憲に於いても。《憲法改正の議論が国会で煮詰まらなくても、数の力で年内に発議まで持ち込みそうで心配です」(…金子勝氏…)》。これまでのやり口を見ていれば、壊憲のためなら何でもやります、アベ様は。

   『●「核兵器という大きな問題から、逃げ隠れしている
       安倍首相の態度は実に卑怯極まりない…子供じみた政権」
   『●「安倍ちゃん…○○の象徴じゃない?…
      あれぐらいのさ、■■な人じゃないと、多分あんなことやれない…」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/223851

山尾氏挑んだ論争に答えられず “勉強不足”安倍首相の姑息
2018年2月23日

     (知識では山尾志桜里議員にかなわず(C)日刊ゲンダイ)

 やはり安倍首相は憲法の基本も分かっていないんじゃないか。

 22日の衆院予算委員会は、立憲民主党の山尾志桜里議員が質問に立ち、注目を集めた。昨年10月の衆院選以降、初めて予算委に登板し、安倍首相に憲法論争を挑んだのだ。

 安倍首相はかねて「自衛隊についての違憲論争に終止符を打つ」と言って、憲法9条の1項、2項を残した上で自衛隊について書き込んだ3項を加える改憲案を主張している。山尾氏は「違憲の議論は常に、自衛権の行使が9条2項に違反するのではないかという関係で言われてきた。2項をそのまま残すのでは、合憲・違憲の議論の余地はなくならないのではないか」と質問。

 すると安倍首相は、直前に山尾氏が質問した待機児童問題について長々と話し出し、ようやく憲法問題に答えるかと思ったら、「私は内閣総理大臣として(答弁席に)立っている。自民党総裁として憲法改正議論に一石を投じたが、(憲法に自衛隊を)どのように書きこんでいくかは自民党で議論がなされている」とはぐらかしたのだ。重ねて聞かれても、最後まで自分の考えは開陳しなかった

 自民党総裁と内閣総理大臣の立場を都合よく使い分けるのは安倍首相の常套手段だが、自分が言い出しっぺの改憲案について質問されたのに、正面から答えないのは不誠実だ。山尾氏も「一石を投じた責任者としてあまりに無責任」と呆れていた。


■憲法学の大家も知らず、発言は矛盾だらけ

 まぁ、憲法学の大家である芦部信喜を知らなかったくらいだから、山尾氏とまともに議論するだけの知識も持っていないのだろうが、年内発議に向けて早く党内を取りまとめるようお尻を叩いておきながら、改憲について質問されると「国会でお決めになること」と言って逃げる。憲法改正がライフワークというのなら、堂々と論戦に応じればいいのに、やり口が姑息

   「安倍首相は自衛隊を憲法に書き込んでも何も変わらない
    と言いますが、それなら憲法改正する必要もない。言っていることが
    矛盾だらけです。とにかく在任中に自分の手で憲法改正を成し遂げたい
    という野望だけで、憲法の本質を理解する気もないのでしょう。
    ただ、この政権は、たとえ論理がメチャクチャでもやると決めたら強行する
    安保法共謀罪、いま問題になっている裁量労働制の拡大などもそうです。
    憲法改正の議論が国会で煮詰まらなくても、数の力で年内に発議まで
    持ち込みそうで心配です」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 生煮えで改憲発議なんて、もってのほか。安倍首相の場合、まずは憲法のお勉強からだ
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●壊憲して違憲を解消したいアベ様へ…「残念な現実を憲法の理想に近づけたいものです」(桐山桂一さん)

2018年02月08日 00時00分45秒 | Weblog


東京新聞の桐山桂一さんによるコラム【【私説・論説室から】こども憲法川柳をよむ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018010802000131.html)。

 《残念な現実を憲法の理想に近づけたいものです》。

 「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?、というあまりの愚かさ。立憲主義も理解できないアベ様に平和憲法を壊憲させるなんて、正気の沙汰じゃない。《残念な現実を憲法の理想に近づけたいものです》、まずはそこからでしょうに。
 「こども憲法川柳」にある、《考えろ》《主権は国民》…裸の王様・アベ様の耳は鹿の耳…でなくって、ロバ耳東風。

   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
        歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判
   『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
       「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉
   『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
      気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲
   『●押付られたと嘯き壊憲するくせに、「在日米軍特権」など 
           「忠犬になるしかこの国に生きる道はないのか」?
   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●「自民党の補完勢力」「自民党の2軍」癒党が野党を破壊し、
                 与党自公の壊憲・緊急事態条項を推進…
   『●「改憲自体が目的…首相・安倍晋三が
      改憲を断行したという記念碑的目標」…《愚劣なことだ》
   『●「我が軍」的自衛隊の「違憲」状態を「合憲」へと改めず、
               憲法を「壊憲」して「違憲」を解消する!?
    「ヤケクソ? 言ってることが支離滅裂。「我が軍」を、9条、および、
     その第2項とどう整合性をとるのか?? 戦争法の強行採決では
     多くの憲法学者が反対していたのですが、そして、共謀罪もしかり。
     憲法9条の壊憲に対して《自衛隊について…憲法学者の7、8割が違憲》
     と言ってるので、9条を壊憲…一体どんな論理? 普通、「違憲」な
     ことの方(=「我が軍」的自衛隊の存在)をまずは
     《そういう状況を変えていく》、何とかするのが先じゃないのかね。
     「違憲」な状況を「合憲」にする努力をせずに、憲法の方を「壊憲」するって
     何なんだ? おまけに、共産党に責任転嫁するハチャメチャぶり」

   『●枝野幸男代表「安倍さんの趣味ではないか」、
      室井佑月さん「個人の趣味で改憲したくて、個人の趣味で…」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2018010802000131.html

【私説・論説室から】
こども憲法川柳をよむ
2018年1月8日

 「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」-。さいたま市の女性が詠んだ俳句が秀句に選ばれたのに、公民館の月報には掲載拒否。二〇一四年に起きた問題を契機にして、本紙は朝刊で「平和の俳句」を募ってきた。これが昨年末に終わった。

 関東弁護士会連合会では日本国憲法施行七十周年にあたる昨年、「こども憲法川柳」を募り、千六十作品が集まった。力作ぞろいだ。最優秀作品は群馬県の中学三年生。

 <考えろ 見るだけ聴くだけ もう終わり

 「考えろ」は、物事を考えない風潮への痛烈な批判だと思う。優秀賞の三作品は、まずやはり群馬県の中学三年生。

 <軽はずみ 一字変換 戻せない

 少し変えただけでも、意味は大きく変わってしまう。何も書いてはいないけれど、仮に憲法改正と重ね合わせると、何とも深い意味を持ってくる。東京都の中学三年生は。

 <政治家よ 主権は国民 忘れるな

 これはズバリ、そのもの。千葉県の高校二年生の作品は。

 <男女差別 憲法あっても 残ってる

 残念な現実を憲法の理想に近づけたいものです。ところで、冒頭のさいたま市の俳句について「掲載拒否は違法」と昨年十月に判決が出た。行政が中立性というあまり、憲法アレルギーに陥っているなら、残念である。 (桐山桂一
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●《約二千百四十のうそをついた男》ドナ…息吐く様に噓垂れ流しなシン、GIGIもその数を数えて下さいな

2018年02月03日 00時00分31秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018012302000148.html)。

 《約二千百四十のうそをついた男の話が掲載されていた…大国の最高権力者の公的な発言である▼就任後の一年間でうそに類する発言がなかった日はわずかに五十六日間そのほとんどがゴルフをやっていた日だったとは笑えぬ。もう少し、ゴルフをなさってはと勧めるしかないか》。

   『●「日本におけるゴルフのイメージ向上に今年最も貢献した」アベ様、
                    「GIGI(ギギ)」から感謝される?
    《日本におけるゴルフのイメージ向上に今年、最も貢献したのは
     安倍晋三首相である…▼グッド・イメージ・ゴルフ委員会(略称GIGI)に
     代わり、お礼を申し上げる。略称が「疑義」と聞こえるかもしれぬが、
     偶然である》
    「オトモダチが岩盤規制にドリルで穴を開けたのは「偶然]でしょうし、
     それをアベ様が知ったのは「2017年1月20日」であることについて
     全く「ギギ」なんて無いのでしょう。何度顔をあわせても、
     「悪だくみ」することなく《問題の獣医学部新設に関する話は
     一切しなかった》訳です」

 《約二千百四十のうそをついた男》ドナ、《うそに類する発言がなかった日は…そのほとんどがゴルフをやっていた日だった》そうだ。気の合うらしいドナ・シンのコンビの片割れ…アベ様。人治主義国家・アベ様王国のDictator息吐く様に噓垂れ流し、不正の数々、平成の治安維持法戦争法、デタラメな《行う必要のない政策》の羅列…GIGIグッド・イメージ・ゴルフ委員会)も、是非、アベ様のウソの数を数えてほしいよ、全く!

   『●自公選挙公約「子育て…」…その結果、「日本の子供の貧困は
                     「途上国並み」と断じられたのに等しい」
   『●「安倍ちゃん…○○の象徴じゃない?…あれぐらいのさ、
           ■■な人じゃないと、多分あんなことやれない…」
   『●《これはもう、まさに、私は総理大臣首相も国会議員も
         辞めるということははっきりと申し上げておきたい》
    「人治主義国家・アベ様王国のDictator息吐く様に噓垂れ流し
     不正の数々、平成の治安維持法戦争法、デタラメな
     《行う必要のない政策》の羅列…極めつけは
     《議会制民主主義はもう機能していない》独裁政治下で、
     壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
     そして、緊急事態条項の創設…。(前川喜平さん)
     《どう見ても李下に冠を正しているところまでは間違いない。
     本当に李(すもも)をとっているかもしれない
     《規制緩和ではない。特権の付与です
     《これが逃げ切れるなら私は日本の民主主義を疑う》。ニッポンは、
     言葉で言い表せないほど壊れてしまっている」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018012302000148.html

【コラム】
筆洗
2018年1月23日

 「八百屋」とか「大江戸八百八町」「浪花八百八橋」。これらの場合の「八百」とは実数ではなく、それほどたくさんのという意味である▼八百種類の商品をそろえてなくても八百屋。江戸時代当時、大阪に実際にあった橋の数は八百を大きく下回り二百程度だったとか▼「うそ八百」。これも実数ではなくたくさんのうそや、うその程度の甚だしさの意味である。実際に八百ものうそをこしらえ、なおかつ平気な顔でいるのは容易なことではないだろう。そう思いきや、米紙ワシントン・ポストに一年で約二千百四十のうそをついた男の話が掲載されていた▼虚構の世界を描く作家などを除けば、たぶん、人類最高記録であろうか。たくさんを意味する「八百」を大きく上回り、うその数では、本当のことを、千のうちで三つしか言わない「千三つ屋」も顔負けである。その「大記録」の人とはトランプ米大統領である▼正確にいえば、同紙が数えた、うそと、誤解を招く発言の合計数だそうで、一日当たり平均で約五・九のうそ。われわれの日常生活でのちょっとした、うそやごまかしとはわけがちがう。大国の最高権力者の公的な発言である▼就任後の一年間でうそに類する発言がなかった日はわずかに五十六日間そのほとんどがゴルフをやっていた日だったとは笑えぬ。もう少し、ゴルフをなさってはと勧めるしかないか。
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●枝野幸男代表「安倍さんの趣味ではないか」、室井佑月さん「個人の趣味で改憲したくて、個人の趣味で…」

2018年01月23日 00時00分56秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



週刊朝日の室井佑月さんのコラム【連載「しがみつく女」/「すごいお人だ」】(https://dot.asahi.com/wa/2018011700021.html)。

 《安倍さんは、よっぽど平和憲法がお嫌いなのか? 国民に自由と平和を与えるのがイヤ? ご自分が勉強嫌いだから、国民が文化的になるのを阻止したかったり? 平和憲法をぶっ壊して、この国を明治時代に戻すのは誰にとって得なのか?

   『●「憲法九条…戦争放棄はGHQの指示ではなく、
       当時の幣原喜重郎首相の発意だったとの説が有力」
   『●花森安治さんの「「武器を捨てよう」は
      憲法押し付け論を批判し、9条の意義を説く一編」
   『●壊憲派の沈黙、押しつけ憲法論という思考停止: 
       「二項も含めて幣原提案とみるのが正しいのではないか」
   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                  ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」
   『●壊憲反対の不断の声を:  
     「戦後の歴史の岐路かもしれません。不断の努力こそ求められます」
   『●「ト」な自民党壊憲草案の「新たな三原則」…
      「国民主権の縮小」「戦争放棄の放棄」「基本的人権の制限」
   『●「ト」な《党の公式文書》自民党壊憲草案… 
      「言論の府」で議論する価値など全く無し、を自ら認めた?
   『「環境権」を「お試し壊憲」に悪用しつつ、
     一方で、畏敬の念も無く、何の躊躇もなく「海を殺す」人達の愚

   『●答えは「壊憲にNo!」。代案・対案など不要。
       自公の「お試し壊憲」になど、絶対に与してはイケナイ!

   『●「忌野清志郎が示す進むべき道」=「戦争はやめよう。
            平和に生きよう。そしてみんな平等に暮らそう」
   『●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…
      「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」
   『●宮崎駿監督は「憲法解釈を変えた偉大な男として
        歴史に名前を残したいのだと思うが、愚劣なことだ」と批判
   『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
       「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉
   『●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
      気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲
   『●押付られたと嘯き壊憲するくせに、「在日米軍特権」など 
           「忠犬になるしかこの国に生きる道はないのか」?
   『●壊憲「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」、
                   そして、緊急事態条項を絶対に許してはダメ
   『●「自民党の補完勢力」「自民党の2軍」癒党が野党を破壊し、
                 与党自公の壊憲・緊急事態条項を推進…
   『●「改憲自体が目的…首相・安倍晋三が
      改憲を断行したという記念碑的目標」…《愚劣なことだ》

 枝野幸男立憲民主党代表曰く、《安倍さんの趣味ではないか》、一方、室井佑月さんは、《安倍さんは、個人の趣味で改憲したくて、個人の趣味でこの国を明治時代に戻したい。すごいお人だ》…そうだ。
 アベ様の御「趣味」で壊憲され、「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」され、さらには、緊急事態条項の創設をされたのでは、タマッタものではない。どうやら、アベ様は、平和憲法を壊憲して、「我が軍」を復活し、大日本帝国憲法への回帰を志向しているらしい。

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https://dot.asahi.com/wa/2018011700021.html

室井佑月「すごいお人だ」
連載「しがみつく女」
2018.1.19 07:00 週刊朝日 #安倍政権 #室井佑月

 作家・室井佑月氏は、年頭所感での安倍首相の発言にみえた政権の姿勢について、疑問を呈する。

     【この記事のイラストはこちら】(c)小田原ドラゴン

*  *  * 

 年が明けてから、安倍さんはやりたいことを隠さなくなってきた。

 まず、年頭所感。「あけましておめでとう」の次に、「本年は、明治維新から、150年の節目の年です」という言葉をわざわざ出してくるあたり……。つーか、全文を通して、明治時代サイコー、みたいな話だった。

 安倍さんは明治時代に強い憧れがあるもんね。

 明治時代の産業革命遺産を、世界遺産候補に強く推したり。

 明治を題材とした映画やテレビ番組の制作には、政府が金を出そうとしたり。「文化の日」を「明治の日」にしろっていう団体もあったな。

 11月3日は明治天皇の誕生日。そして、日本国憲法が公布された日。この憲法が平和と文化を重視していることから、文化の日の趣旨は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」だ。

 安倍さんは、よっぽど平和憲法がお嫌いなのか? 国民に自由と平和を与えるのがイヤ? ご自分が勉強嫌いだから、国民が文化的になるのを阻止したかったり?

 平和憲法をぶっ壊して、この国を明治時代に戻すのは誰にとって得なのか?

 明治からその後、この国は大きな戦争ばっかりだ

 戦争って、大勢の国民は、五体満足で元の生活に戻れるのだけが望みとなる、最悪の事態だ

 一部の人は戦争で儲かるらしいが、まさか、今儲かりそうだとほくそ笑んでいるのは、またまたアベ友だったりして? そういう人たちが安倍さんのまわりで必死で応援団をやってたり?

 去年からアベ友のズルが話題になっている。モリ・カケ・スパ・レイプ。呆れたけど、あれは序の口だったんか? 安倍さんの近くにいて、国民の命を犠牲にするような最悪の事態を期待してたり?

 安倍さんは年頭の記者会見でも、

   「今年こそ憲法のあるべき姿を国民に提示する」

 なんていってたぞ。冬休みをとって、映画にいったり、ゴルフへいったりしてリフレッシュしたみたいで、やる気満々になっていた。

 精力的に芸能人に会っているしな

 芸能人は、国が金出す明治時代の映画やドラマに出たかったりして、利害が一致しているのかもしれん。それが一般国民の災いにつながるとは、想像が及ばない。

 ……というようなことを考えていたら、1月4日、立憲民主党の枝野幸男代表が、安倍さんが掲げる憲法改正の発議について、

   「国民の多くが望んでいる改正なら積極的に対応したいが、
    現時点でそうしたものがあるとは感じていない。
    安倍さんの趣味ではないか

 と国会内で記者団に述べていた。

 まさかと思っていたが、やっぱりそれか!

 改めて言葉にすると、安倍さんは、個人の趣味で改憲したくて、個人の趣味でこの国を明治時代に戻したい

 すごいお人だ。

※週刊朝日 2018年1月26日号
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