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●壊憲反対の不断の声を: 「戦後の歴史の岐路かもしれません。不断の努力こそ求められます」

2016年09月22日 00時00分57秒 | Weblog


東京新聞の社説【今、憲法を考える(読者から) 不断の努力かみしめて】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016091702000167.html)。

 《「集団的自衛権の名のもとでの国際平和活動戦争への参加国家緊急権の乱用による独裁への道などが憲法改正によって現実のものとなるかもしれない」…改憲が既定路線になってはいないか、それに対する恐れです》。

 東京新聞の壊憲反対社説シリーズ10回についての、読者の声。

   『●「ト」な自民党改憲草案の押し付け…
     押し付けられた「押し付け憲法論は、賢明なる先人に対する冒涜」
   『●壊憲…「緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れが…
                  ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた」

 《ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた》。それを座して見ていていいのでしょうか? 何としてもアベ様の暴走・独裁を止めなければ、「戦争できる国」から、さらに、「戦争しに行く国」へ。

   『●争点は「壊憲」: 「ト」な自民党改憲草案は
       「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限」
   『●「憲法九条…戦争放棄はGHQの指示ではなく、
       当時の幣原喜重郎首相の発意だったとの説が有力」
    《憲法九条です。戦争放棄はGHQの指示ではなく、
     当時の幣原喜重郎首相の発意だったとの説が有力》。
    《日本国憲法は、連合国軍総司令部(GHQ)に強いられたものであり、
     自らの手で作り替えたい》。
    「…押し付け? これまた、古い呪文、昔の名前をひたすら唱える
     アベ様の自公政権。「積極的平和主義」を愛する公明党も壊憲を
     あと押し。自公お維大地こそが壊憲を市民に強いているし、押し付けている

   『●花森安治さんの「「武器を捨てよう」は
      憲法押し付け論を批判し、9条の意義を説く一編」
   『●壊憲派の沈黙、押しつけ憲法論という思考停止: 
       「二項も含めて幣原提案とみるのが正しいのではないか」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016091702000167.html

【社説】
今、憲法を考える(読者から) 不断の努力かみしめて
2016年9月17日

 貴重なご意見をたくさんいただき、心から感謝します。

 「危惧している」こととして、金沢市の女性は「集団的自衛権の名のもとでの国際平和活動戦争への参加国家緊急権の乱用による独裁への道などが憲法改正によって現実のものとなるかもしれない」と書きます。

 改憲が既定路線になってはいないかそれに対する恐れです。匿名の人は「本当に憲法を改正したいのであれば国民に正面から訴え、何をどのように改正するのか丁寧に説明すべきだ」としたうえで、「そもそも憲法改正論議が国民の側からはとくに出てきていない」点から疑問を呈しています。

 改憲の切実な事情があるのか不明だからです。埼玉県新座市の男性からは「私たちの周りにも改憲論者はいます。それは(憲法施行から)長すぎるから、一度変えてみれば」といった意見が多いと教えてもらいました。でも、憲法公布から七十年。人権宣言は二百年以上も尊重されています。

 戦争放棄を定めた九条の改正には不安視する声が多く寄せられました。ある女性は「私の父はフィリピン・ルソン島で戦死。二度と戦争を起こしてはならないと、苦労を重ねた母は私たちに言い残して、九十四歳の命を閉じました」。ある男性からは「戦争は人の心を鬼にします。多くの戦友が戦病死。無事帰れた私は運の良い男です。二度と戦はしない、九条を守る、私の務めです」。戦争を知る人こその意見でしょう。

 それに対し、名古屋市昭和区の男性(62)は北朝鮮のミサイル報道に接し、「自前の国産の憲法を制定する必要を感じた」と言います。石川県加賀市の男性(80)も「平和憲法などと金科玉条のようにありがたがっているが、日本の周囲に存在する『困った隣人たち』がそんな崇高な理想を忖度(そんたく)してくれるかどうか」と疑問を投げかけます。それも理解できます。

 九条は理想で現状にそぐわないという批判がありますが、東京都昭島市の男性はこう考えます。「理想と現実は絶えず乖離(かいり)する。現実に理想をなじませるのではなく少しでも理想に現実を近づけるよう努力すべきだ

 他にも「改憲ありきの議論に乗せられるな」「国民の無関心こそなくせ」-。戦後の歴史の岐路かもしれません不断の努力こそ求められます。読者のみなさんの声を大切にし、改憲論の行方を注視していきます。
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