阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
1942年生まれが江戸川区から。

『追悼再録』 自分で考える力、失ったら終わり  この国はどこへ これだけは言いたい 作家・半藤一利さん・89歳  毎日新聞

2022年01月13日 | SNS・既存メディアからの引用記事

一部引用・・・

 「今の上皇陛下は戦争体験がおありだからね。これまで何遍か、吹上御所でご夫妻とお話ししたことがありますが、例えば沖縄について、琉球処分から戦史、今日のことまで、私が知っているよりも、はるかに陛下はご存じでした」

 実は半藤さん、昨年の終戦記念日に秋篠宮家の長男悠仁さまに昭和史を講義していた。5日前に広島の平和記念公園を私的に訪れたばかりの悠仁さまから「なぜアメリカは広島に原子爆弾を落としたんでしょうか」と質問されたという。「秋篠宮さまも私の書いた本『あの戦争と日本人』を手に、『統帥権とは本当にどういうものだったのでしょうか』などと熱心に尋ねられた。改めて天皇家はこんなに勉強なさっているのかと驚きました」。こうした不確定な時代において、国民統合の象徴として、天皇の存在意義が一層大きくなるのでは、と半藤さんは見ている。

 <世の中は地獄の上の花見かな>。北方領土を巡る衆院議員の「戦争」発言など、どこか政治のたがが外れているように思えてならないと私が言うと、小林一茶の句を教えてくれた。

 「近ごろこんな感じでしょ。政治家のレベルが落ちたのは、国民の意識が劣化したから。荘子は『生に涯(はて)あり、されど知に涯なし』と言いました。ネットですぐに分かった気になっても、そんなもんじゃない。たちまち人生が終わっちゃうよ。自分で考えないとね」


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2019年6月24日掲載


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