茅野市玉川穴山地区で発足した保存会が中心となって進められた綱打ち
諏訪大社御柱祭で上社の「前宮三」を担当する玉川・豊平地区(茅野市)は5日、御柱を引く元綱の綱打ちに取り組んだ。伝統的に作業の中枢を担う茅野市玉川穴山地区は昨年、技術の継承を願い「綱打(つなうち)保存会」を発足させており、今回は保存会としても初の活動になった。
前回2010年の御柱祭までは「綱匠(つなしょう)」と呼ばれる穴山地区の3戸を中心に綱打ちを担ってきた。しかし、人口減少を見据え、次世代への技術継承を狙い、集落内に参加を募り保存会が昨年11月に発足。これまで、綱匠らが指導する講習会を5回ほど開き、本番の綱打ちに備えてきた。
この日は市内で、会員約50人を中心に氏子約300人が作業。玉川・豊平地区の木やり隊の木やりを聞きながら「よいさ」などと掛け声を上げた。縄計210本とワイヤをより合わせ直径約20センチ、長さ約30メートルの元綱に仕上げた。保存会長の田中定善さん(68)は「若い人が多く集まってくれて良い元綱が出来上がった。技術を少しでも多くの若者に伝えていきたい」と話した。(2016年3月 6日掲載)
前回2010年の御柱祭までは「綱匠(つなしょう)」と呼ばれる穴山地区の3戸を中心に綱打ちを担ってきた。しかし、人口減少を見据え、次世代への技術継承を狙い、集落内に参加を募り保存会が昨年11月に発足。これまで、綱匠らが指導する講習会を5回ほど開き、本番の綱打ちに備えてきた。
この日は市内で、会員約50人を中心に氏子約300人が作業。玉川・豊平地区の木やり隊の木やりを聞きながら「よいさ」などと掛け声を上げた。縄計210本とワイヤをより合わせ直径約20センチ、長さ約30メートルの元綱に仕上げた。保存会長の田中定善さん(68)は「若い人が多く集まってくれて良い元綱が出来上がった。技術を少しでも多くの若者に伝えていきたい」と話した。(2016年3月 6日掲載)
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