阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
1942年生まれが江戸川区から。

 氷点下11.3度 長野県の諏訪湖今季8日目「全面結氷」        長野日報

2022年01月23日 | 諏訪便り

配信        湖岸から100メートルほど沖で氷を割る諏訪市小和田の八剱神社の関係者=午前6時47分ごろ、同市豊田の舟渡川河口沖

 放射冷却現象の影響で、22日朝、長野県の諏訪は今年2番目の冷え込みとなる氷点下10.3度を記録した。

御神渡り(御渡り)の判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市小和田)は、今季8日目となる諏訪湖面の「全面結氷」を認定。宮司や氏子総代らは、

分厚く凍った湖面を沖合へ歩いて氷の厚さを測定し、朝日を拝みながら出現を願った。  湖岸の気温は手元の温度計で氷点下11.3度と、

5日の観察開始以降一番の寒さだった。雲一つない空は澄み渡り、北アルプスの常念岳や大天井岳が塩尻峠から顔を出していた。

湖中央がぽっかりと開き波打っていた前日とは打って変わり、見渡す限り結氷していた。  

参加者はこれまでで最も湖岸から離れた約100メートル沖合に進み「氷斧」を振るって氷を採取。厚さは10センチほどで、うち一晩で凍る「一夜氷」は4.5センチ成長していた。

参加者は切り取った氷の重さを確かめたり朝日にかざしたりして、自然の偉大さを実感していた。

 宮坂宮司は「快晴無風でスカッとした気分になった。自然は正直で、寒さが続けば氷が張る」と今後の冷え込みに期待した。

観察後は居合わせた全員で朝日を拝みながら4年ぶりの出現を祈った。

2022年1月20日 6時00分 

    20日の「大寒」を前に、御神渡り(御渡り)の出現に向けて一進一退の状況が続いている。今季は19日までに「全面結氷」が6回認定されているが、

いずれもその後の強風や雨、日中の高温で氷の状態が悪化。いまだ出現には至っていない。御神渡りの判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市小和田)の関係者は、

御柱祭が開かれる今年、2018年以来4年ぶりの出現を願い、固唾をのんで湖面を見守っている。

19日朝は手元の温度計で、5日の観察開始以来最も低い氷点下10.8度を記録した。が、氷は湖面の半分ほどを覆うにとどまり、前日に吹き荒れた強風で砕けた氷が岸辺に打ち寄せられていた。

氏子総代の勝本竜一郎さん(53)は「よく冷え込んだのに残念。波の力には勝てない」と肩を落とした。

観察初日の5日朝、すでに湖面は8割ほどが厚さ5ミリほどの氷で覆われていた。大総代の大久保一さん(71)は「年末年始に冷え込みが続き

、各所で期待の声が上がっている」と述べ、地域の盛り上がりを肌で感じていた。初日の観察を終えた午前7時すぎ、宮坂清宮司(71)は八ケ岳連峰から昇る朝日を拝みながら出現を祈った。

思いが天に届いたのか、観察3日目の7日には早くも「全面結氷」が認定された。1989(平成元)年以降では4番目に早い認定に、居合わせた全員が驚きと喜びの声を上げた。

宮坂宮司は「あとは冷え込みを待つだけ」と顔をほころばせた。9日も全面結氷し、関係者は今か今かと出現を待ちわびた。

だが、11日は明け方から早朝にかけて降った雪が日中に雨となり、強風が湖水をかき回した。12日には観察地点付近から氷が消失。参加者は冷たい西風に吹かれながら湖岸に立ち尽くした。

一転して13日は、一晩で凍る透明な「一夜氷」が湖面の約半分に広がった。気泡がほとんど含まれない氷を空にかざし、全員で美しさに見入った。

その後は15~18日に4日連続で全面結氷。16日にはドローン(小型無人機)による空からの観察で湖面の亀裂を発見し、

17日には同市豊田の旧六斗川河口付近で高さ2センチほどの段差が生じた亀裂を確認した。氏子総代らは「明日からの観察が楽しみ」とうれしそうに話していた。

19日の観察は関係者を落胆させたが、宮坂宮司は「大寒の明日から後半戦に入る。数日間の冷え込みで氷が変化してくれることを願っている」と今後に期待した。

出現には全面結氷し、氷点下10度ほどに冷え込む日が2、3日続くことが目安となる。シーズンを通じて御神渡りが見られない「明けの海」は、

江戸時代の1600年代に1回だけだったが、1989(平成元)年以降は24回を数えている。

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