「耐震強度偽装事件で、詐欺罪に問われたマンション販売会社ヒューザーの元社長小嶋進被告(54)の公判が17日、東京地裁であり、
弁護側は最終弁論であらためて無罪を主張。弁護側は元一級建築士姉歯秀次被告(50)を名指しし「非難されるべきは姉歯被告と、国土交通省だ」と訴えた。
小嶋被告もマンション購入者に謝罪した上で「完全に無実」と最終意見陳述をして結審。判決は来年3月25日に言い渡される。」 KYODO NEWS 2007年12月17日(月)から引用
12月17日の小嶋元社長の最終意見陳述を持って、裁判は決審しました。11ヶ月間という長期間、東京拘置所に拘束されながらも
ついに自分の言い分を変えなかった小島進被告。法廷でも最後までそのスタンスを変えませんでした。
改訂建築基準法の厳密な適用のため、住宅着工件数が激減し景気の悪化に影響している今の現実から、今回の事態は業者側の、いわゆる「耐震強度偽装」が原因ではなく、
国の「それまでの耐震強度偽装見逃し」が本因であることが証明されたと思います。
彼は終始そのことを主張してきました。
検察側の求刑は懲役5年。裁判の判決を予想するのはまことに不謹慎ながら、終始お上に楯突き、お白州で平伏してお慈悲を請わなかった小嶋被告は、
執行猶予がつかない実刑をくらうような気がします。
おそらく彼もその覚悟があっての行動だった。
小嶋進被告の逮捕が、佐藤優氏の言う「国策捜査」(検察があらかじめ書いたストーリーに沿った捜査)だったかどうは来年3月25日の判決ではっきりするでしょう。
外務省休職の佐藤優とか、この小嶋進を大手マスコミがどう扱い、どう報道してきたかを継続して見ていると、小うるさく自分たちの不祥事や、
意図的な利益誘導などを突いてくる奴を、どのアタリの方々が今の日本の大手マスコミと持ちつ持たれつで、社会から排除しようとしているかが見えてくる。
それにしても有罪か無罪か未決の段階で、512日間拘留された佐藤優、11ヶ月拘留された小嶋進。日本はそれを、認めている法律をいまだに改正しません。
一度政権を持たせた集団を62年間変えない、われらクニタミの流儀がもたらした現状ですが、政党の中でこの現状を変える動きをしているのかあるのかどうか、
ご存知の方がおられたら教えてください。
3日間も留置所に放り込まれたら、言われたとおりにすぐにゴメンナサイと言うに違いない芸人阿智胡地亭から見ると、
マスコミにあることないこと、ぼろくそに報道されてもめげない、肝の据わった日本人がぞくぞく登場で来年も目を離せない面白い時代ではあります。
(結審の意味を正確に理解していなかったので、この記事の「結審」の用語を「最終判決」のつもりで使用しました。すみません。)
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