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米軍でクラスター、甘い感染防止策 問われる水際対策との「整合性」 | 毎日新聞 https://t.co/FA7Mz4Uqhw
— achikochitei (@achikochitei1) December 26, 2021
沖縄県の米軍キャンプ・ハンセン(金武(きん)町など)で発生した200人を超える新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)。
政府は変異株「オミクロン株」の流入を阻止するため、外国人の新規入国を原則禁止する厳しい水際対策を取り、米軍も検疫については
「日本と整合的な措置を取る」と説明してきたはずだが、なぜクラスターは発生したのか――。
24日、キャンプ・ハンセンに隣接する金武町立体育館では町民らを対象にした無料のPCR検査が実施された。基地内で働く日本人従業員らには
オミクロン株の感染者が確認されており、キャンプ・ハンセンのクラスターもオミクロン株による可能性が高い。それだけに町民の不安は大きい。
外国人客が多いという近くの理容室で働く70代女性は「米国から来たばかりの人はあまり店に来ないが、基地内で感染が広がっているかもしれないので心配で検査に来た。
こんなに早く、身近なところでオミクロン株が出るとは。米軍は住民のことを考えて対策を取ってほしい」と語った。
ハンセンでのクラスターが判明したのは12月17日のことだ。午後に米海兵隊が報道機関向けに「部隊配置計画の一環でキャンプ・ハンセンに到着した複数の隊員からコロナウイルス陽性者が確認された」と発表した。夜には玉城(たまき)デニー知事が記者会見し、米軍からの情報でクラスターは99人に上り、県の検査で日本人従業員1人のオミクロン株感染が確認されたと明らかにした。
県に対する米軍の説明によると、感染した海兵隊員は二つの部隊に所属しており、12月上旬に米国の基地から米軍嘉手納(かでな)基地(嘉手納町など)に直接、航空機で到着した。政府は現在、オミクロン株の流入を阻止するために入管法を根拠に外国人の新規入国を原則禁止としているが、日米地位協定9条で米軍人は入管法の適用対象外で、自由に出入国できるようになっている。
県の担当者は「昨夏に米軍側に確認した際には入国前にPCR検査を受けていると聞いていたので、それが継続していると思っていた」と驚く。ハンセンで働く基地従業員に感染者が続々と出ている背景には、こうした米軍の甘い感染防止対策があるとみられる。
基地従業員が加入する全駐留軍労働組合沖縄地区本部の与那覇栄蔵執行委員長は20日、防衛省沖縄防衛局に感染拡大防止対策を申し入れた後、こう語った。「日本に入ってくる米兵らの検疫については、日本政府が全部把握できる形に変える必要がある。米軍任せにしておくと、こういうことになるんだから。日本政府がチェックできないというのは、主権国家としていかがなものかと思う」
県は感染を封じ込めようと、ハンセンで働く基地従業員らの集中的な検査をすぐに実施し、濃厚接触者には原則、14日間のホテル療養を求めている。しかし、どこまで抑えられるのか、担当者の焦りは募る。「市中感染になれば、あっという間に沖縄本島全体や離島にも広がる。高齢者施設にウイルスが入り込めば大きなダメージが出る。とにかく少しでも市中感染を遅らせ、それまでの間に3回目のワクチンを接種したい」【遠藤孝康、竹内望、喜屋武真之介】
沖縄米軍「クラスターでもノーマスク外出」の怖さ クリスマス、年末年始と地元住民は戦々恐々 | 新型コロナ、長期戦の混沌 - 東洋経済オンライン https://t.co/jGkhr51TNN #東洋経済オンライン @Toyokeizaiより
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