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阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

ヴェネチアの運河と店のデイスプレー

2006年07月19日 | イタリア/カナダ旅行
ホテルは幸いヴェネチアの島うちのホテルでした。お陰で薄暮の散策も出来ました。朝ホテルの部屋から真下に見た運河です。最近ヴェネチアは満潮時に水位が上がる時は,時おり床上まで浸水することもあるので、何百億もかけて堤を作っているそうです。しかしまだ完成していないらしく、下から生活廃水の臭いと例の懐かしの臭いが上がってきて、慌てて窓ガラスを閉めました。

昼間、ゴンドラはそんなことは意に介さず、次々とお客を乗せて決まったルートを周遊していきます。鼻が利きすぎる阿智胡地亭にはややつらいもんがありましたです。ハイ。
舳先の飾り金具は船ごとに違っていました。個人タクシーの車内の飾りと同じで船頭の好みによって色々のようです。
ヴェネチアンガラスの店のデイスプレーは昼間より夜の散歩で見たときの方きれいでした。
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かいや焼きとうし蒲鉾               

2006年07月19日 | 食べる飲む

神戸市兵庫区の本町に「かいや」と言う蒲鉾屋があります。店の口上書きには「創業文政九年 貝住彌兵衛」とあります。

この蒲鉾の材料は「鱧・ハモ」だけです。おやじさんが1日に作る数は材料になる鱧の入手量次第で、その日作った数を売り切れば作業所兼店を閉めて家に帰るそうです。

ある日ショットバーのC・Moonでこの蒲鉾を受け取り家に持ち帰りました。
ステンレスの包丁で切ると真っ白な肌が美しく、もっちりした食感ながら歯ごたえがあり、旨みが口の中に広がりました。
材料がピュアーな鱧のすり身だけででんぷんは使ってないし、防腐剤などは論外なだけに、みりんをよく効かすことで日持ち

(と言っても冷蔵庫保管で3日ほどだが)させていると思います。
その甘みに好き嫌いがあろうが、阿智胡地亭には少し甘さが勝つなあと言う程度でおいしく食べました。翌日の若い来客にも好評でした。


この前、新開地「春陽軒」のぶたまんを紹介してくれた神戸っ子の安田さんが、この蒲鉾は独特のおいしさがあって、親の代から食べていますと教えてくれました。

蒲鉾が入っていたこの紙袋にも昭和20年、30年代の雰囲気が漂います。

このレトロな感じの書き物の裏には、材料や蒲鉾の製造工程が詳しく書かれていました。安田さんによると店のあたりは昔はすぐ海岸だったようで、

使っている井戸の水に程よい塩分が混じっているとおやじさんが言っているそうです。

安田さん、今回もありがとうございました。いつかお店へも連れて行ってください。

コメント (2)
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