競馬・2倍の複勝

「2倍の複勝」にもどした。

騎乗後のコメントその2

2023-11-28 11:47:04 | 競馬
「少しゴチャゴチャしましたね。レースの最初の3分の1はいい感じだったんですが、プレッシャーのかかる場面になったら馬の口が強くなり、収めなくてはならないところがありました。そこからもう一度前に出そうとしたんですが、馬に無理と言われてしまいました。」

このコメントは、マーカンド騎手が7番人気のピュアブラッドに乗って5着になったレース後のコメントです。

どうですか。わかりにくいところもありますが、ボクはすごく気に入りました。コメントってこうでないとと思いました。たぶん通訳の人を介したのでマーカンド騎手の言っていることと少し違う部分もあろうかとは思います。

それでも「馬に無理だと言われました」なんて、とても日本の騎手には言えないコメントでしょう。馬優先主義を標榜している日本のベテラン騎手も見習ってほしいよなあ。「馬はがんばった」のコメントしか残さないか、まったくコメントしないで代わりに調教師にコメントしてもらってますよね。

調教師には、このマーカンド騎手のいう「馬の口が強くなった」「馬に無理と言われました」は、乗っている騎手にしか分からないのでコメントとして競馬ファンに伝わらないでしょう。

もちろん騎手にとって次のレースの準備とか、レース後すぐの精神状態によってはコメントしたくない気持ちも分からないではないです。ただ騎手はレースに乗って結果を出せば良いと勘違いしてるんじゃないかな。

もちろんレースでいい成績を残すのは当然ですよ。野球のメジャーで大活躍している大谷翔平選手を引き合いに出すのは大谷選手に悪いんですが、彼は野球で結果を残していますよね。その上でファンを大切にしていることがわかるインタビューですよね。

彼が野球選手は野球でいい成績を残せばそれでいいという考えでないことは歴然です。大谷選手の真似をしろというのではない。競馬が多くのファンに支えられて存在していることを、この外国人騎手マーカンドさんのコメントから知ってほしい。

それでそのコメントが馬券検討の役に立つのかって。それは分からない。そんなことより馬券を超えた競馬そのものの持っている魅力に触れられたような気がしてボクは嬉しかったんですよ。

ボクに分かるわけないでしょ。「馬の口が強くなる」なんて、それでも分からない人にもなんとか伝えてくれようとするサービス精神がボクにはたまらない。「馬に無理と言われました」なんて愉快な面白いコメントなんでしょう。
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騎乗後のコメント

2023-11-23 22:14:25 | 競馬
ボクは以前にも言ったけど競馬週刊誌を買うのは、騎乗後の騎手のコメントを読みたいことも理由のひとつです。

もちろんコメントを次走の馬券検討に役立てたいという目的です。それで先週のコメントを見ていて面白いというか気になったのがいくつかあったので紹介します。

ボクは週刊誌は、「ギャロップ」ではなくて「競馬ブック」です。「競馬ブック」にしているのは深い理由はないです。「ギャロップ」が発刊される前から読んでいるという理由です。

以前には、「週刊馬」や「競馬報知」「競馬ニホン」などがありましたが、今は「競馬ブック」と「ギャロップ」のニ誌になりましたね。紙の媒体の衰退というかデジタル誌の台頭ということですかね。

それで今週の「競馬ブック」のコメントなんですが、原則複製、転載を禁じられています。商業目的でなく個人的な限られた少人数のブログなので大目に見てください。

日曜日の福島の7Rの3着馬オンマガトオルに騎乗した永島まなみ騎手のコメントが気になった。オンマガトオルはスタートで2馬身出遅れて16頭立ての最後方を追走、通過順位は16-16-16なので直線だけで13頭交わして上がり最速の35.7。

永島騎手のコメント「ゲートの中に入った瞬間からうるさいところがあって駐立がもうひとつでした」の出遅れた原因のあとのコメントに驚きました。「理想は逃げた方がいいです」。

なぜ、驚いたかと言えば未勝利戦で勝てなかった馬が逃げ、先行で好成績を残してきた。今回は痛恨の出遅れとはいえ最後方からメンバー最速で追い上げて3着。1、2着馬は1、2番手を先行していた2頭。

ふつうに考えれば、脚質の幅が広がって今後のレースに選択肢が増えたというコメントがあっても良さそうだ。あるいは調教師からは何が何でも逃げるようにという指示だったので、逃げられなかった言い訳なんだろうか。

ふつうに考えれば、次走は逃げなくても差し、追い込みでも戦えると思うが、この永島騎手のコメントだと、次走は理想の逃げをしますと深読みしてしまう。

いずれにしても脚質の幅が広がったのだから、スタート次第や相手関係で柔軟に考えることが出来るはずだ。具体的には次走の馬券検討にどう活かすかはまだ分からない。それでもいくらかヒントを貰ったような気がする。

それから、もうひとつ興味深いコメントがあった。それはその2で
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ちょっと珍しい

2023-11-21 21:18:48 | 競馬
何が珍しいかって(笑)
先週の日曜日の東京10R秋色ステークスなんですが、たぶんグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のトピックスでも触れるかと思いますが、3歳以上3勝クラスの1600m勝ちタイム1.34.4は別に珍しくもなんともないです。

9頭立てで、なんとなんと8頭の上がり3ハロンが32秒台なんですよ。9頭中8頭が32.4〜32.9なんですよ。珍しくないですか?

このレースの上がりが32.6で10.9-10.8-10.9なんです。つまり上がりのハロンを11秒かからないで走っているんですよ。

9頭目の32秒台で上がれなかったレイベリングがなんと1.9倍の支持を受けた断トツ1番人気だったんですよ。この1番人気のレイベリングは道中かかりぱなしで最下位に。

それが何だって!
別に何もないです(笑)
馬場がよかった? という理由だけではないです。つまり前半スローならどの馬にも上がり32秒台を出せるんだということと、この各馬が次走の別のレースに出走したとき上がり最速で瞬発力のある決め手があるという思い込みは危険だなと思ったまでです。

この時期の東京の芝は天皇賞・秋のイクイノックスの勝ちタイム1.55.2が破格のレコードタイムであったように、馬場はいいです。アーモンドアイのJCの勝ちタイム2.20.6も驚異的なタイムです。

だから馬場のせいでイクイノックスやアーモンドアイの勝ちタイムに価値がないとかを言ってるわけではありません。アーモンドアイもイクイノックスの卓越した能力の馬だということは疑問の挟む余地はありません。

ただ、この時期の東京芝はタイムが出やすい作りにしているのも事実ではないでしょうか? 海外から挑戦してくる一流馬に失礼のない馬場にしている。うーん。日本の馬に有利な馬場? そんな姑息な手を使ってまで日本の馬に勝たせる?

違うでしょう。日本は日本の馬場。スピードと切れと瞬発力を活かす馬場にしている。凱旋門賞は凱旋門賞なりの、ブリーダーズカップはブリーダーズカップなりの、香港は、ドバイは、サウジはオーストラリアは、それぞれの国、それぞれの競馬場の特性のある馬場を作っている。そういうことでしょう。

今週のジャパンカップは日本の馬に有利な馬場になっている。至極当然のことなんでしょう。
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「庶民」の競馬

2023-11-21 13:51:54 | 競馬
新装なった京都競馬場は「庶民」には居づらくなった気がする。どういうことかと言えば、観覧席が有料ばかりになって自由に観られる一般席はゴール前から、ほど遠い場所に追いやられてしまった感がある。

それはそうだろう。いい席で観たければ対価を払うべきだろう。そうなのか。凱旋門賞を観戦に行った人からは何度か聞いたことがある。フランスの競馬場は一般席はゴール近くないと。どうも日本の競馬場もそれに倣って来たようだ。

それのどこに違和感を覚えるのか。例えば指定席でない一般席で観戦するとゴールにはほど遠いので、肝心のゴール前の攻防をターフビジョンで観ることになる。そうだよ。それのどこが違和感何だ。立派な大きなターフビジョンだろう。

ライブだよ。競馬はライブに限るね。ライブかあ? 競馬場に行ってまでモニター越しで観るなら自宅でTV観戦したほうがましじゃないか。

日本の競馬は確かにイギリスや欧米に範をとって施行されてきた。でも一つだけ日本独自に発達したものがある。馬券だ。ブックメーカーなどでなく日本中央競馬会だけで売る方式だ。もちろん欧米にもブックメーカーだけでなく競馬場でも買えるだろう。

しかし、日本の競馬の馬券の売り上げは欧米に負けないというより遥かに多く売り上げてきた。もちろん競馬会の馬券を売るためのキャンペーンや施策の賜物でもある。あるが「庶民」が買わなくてはそれも達成できなかったのも事実だろう。

「庶民」が馬券を買ってくれた。そのおかげで競馬の賞金が世界でも高額になり、賞金を手に入れた馬主や生産者が種牡馬や繁殖牝馬や優れた競走馬を外国から購買し、競走馬のレベルがアップしてきた。

また、日本の高額賞金を目当てに優秀な外国人騎手が短期免許で来日し、騎乗するということが当たり前になり日本人ジョッキーの刺激にもなり、騎乗技術が向上した。ルメールとデムーロがJRA所属のジョッキーになったりした。

それもこれも「庶民」の馬券の売り上げだと言ってしまうのも大人気ないが、間違ってはないはずだ。

そこで競馬場の観覧席を欧米化するのは、JRAの勝手なのでいまさら文句を言う筋合いはない。ただ、争って席を獲得していた昔が懐かしいだけだ。日本独自で発展してきた競馬には「庶民」の「一家揃って楽しい中央競馬」のキャッチコピーをJRAには忘れないでほしい。
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福島記念の馬券

2023-11-12 23:32:40 | 競馬

福島記念は福島出身の田辺裕信騎手が乗るホウオウエミーズから馬単マルチ総流しを買った。
単勝550複勝200で馬単は10360円。
2着の12番人気のダンディズムとはハナ差の辛勝ではあったが、マルチなのでどちらでもいいようなもんだが、やはり応援している田辺裕信騎手には勝ってほしい。

やっぱり追い出すタイミングや直線で持たす技術は、なかなかのものだと思います。もっと馬質が上がればもっと勝ち鞍もあげられる騎手だなと思います。

昨日の東京の奥多摩ステークスのアサヒも5番人気でルメール騎手を抑えての勝利。単勝1510円複勝310円でアサヒ自身2勝目でいずれも鞍上は田辺です。

昨年はクラシックをアスクビクターモアに乗ったので、途中で他の騎手の手に渡ってましたが一度手放した馬が戻るのは珍しいでしょう。しかも戻った初戦で勝つのは、あまりないこと。

このアサヒは、東スポ2歳SG2でイクイノックスの2着になったりしたので共同通信杯5着、スプリングS11着と中距離を使われて来ましたが、陣営は今回の1400mくらいが適距離だという思いがあったのでしょう。

このアサヒのように、本来は中距離でなく短距離の方に適性があるのに馬主の意向というか、夢の実現で不向きな距離を走らなければならなかったという馬は珍しいことではなく、よくある。競馬あるあるなので注意したいと思います。

ボクが贔屓にしているシングザットソングもそんな馬の一頭です。
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