金丸式儲けの…

古い競馬ファン（それもかなり古い）でないとご存知ないと思うが

昔、金丸銀三という人がいた。今も行方が知れなくなっているらしい。

どんな人だったかといえば、著書「利殖競馬入門」を著し、その本の

中身は「実績・年9.8倍、金丸式儲けの極意」「競馬で儲けて家を建てよう」と

競馬をギャンブルでなく利殖だと説いた人だといえば、大体どんな人だったか

わかってもらえるでしょうか。この金丸式のもうひとつの特徴が「複勝式」で儲けようというものでした。

この本の推薦文を作家の遠藤周作氏や歌手の五月みどりさん（古いかなあ。菊池桃子さんの義母

といえば若い人にはわかるかな（笑））のお二人が寄せている。

当時、ボクはこの本にずいぶん影響されたものです。現在、ボクが「２倍の複勝」なるブログを開設し

複勝で競馬に勝とうとしている基礎に、この本に影響を受けた部分があると思う。

競馬で家を建てるなどといえば、とかく白い目で見られるか、頭のおかしい人じゃないかと

思われるのが普通の一般的な人の反応です。それを今から30年以上前に公然と

著書で説き、たしか深夜テレビの競馬予想番組に頻繁に出演されて、

競馬記者が仮面を被って「ダービー仮面」だったと思う。とそのダービー仮面と

金丸銀三氏が馬券の予想対決をしていたと思う。予想の結果など詳細はあまり記憶にないが

興味深い、楽しい番組であったと覚えている。

その金丸銀三氏のことをなぜ思い出したかというと、ボクは「利殖競馬入門」の本を

手元にもってないと思っていたのが、本棚の整理をしていたら、ちゃんとその本が残っていたので

つい、懐かしく手に取ってもう一度読んでみたのです。

果たして、この「利殖競馬入門」の中でいっているように、複勝式で家が建てられるものかどうか

それは、結論としては著者が行方不明になったために答えは出てないというところでしょう。

この本が書かれた時代と現在を比較すると、競馬界の状況などまったく違ってしまって

書かれている内容がそぐわない部分も多くあります。ですが、また逆に全くそのまま現在でも通用する考えの

ところも多々あります。そのへんのことをボクの私見を交えて紹介してみたいと思います。

それは現在のボクが複勝に対してどのような考えをもっていて、どう変化していったかを

自分で検証してみたいと思った。ほんの思いつきです。

9/13（日）

昨日もそうだったが開幕週ということで、必要以上に内枠有利と考えないほうがいいようだ。

阪神１R未勝利牝
スターリークルーズ単３０倍、複６倍
人気がない。前走は出負けして４コーナーで捌くのに少し手間取った
小額だけ単複買ってみた。後方から勝ち馬を上回る手応えで伸びてきて２着。複勝660円だった。

阪神８R 夙川特別
チェック馬はアナモリとホットフレイバー。アナモリが2.5の１番人気だ。この馬は強烈な
差し足で追い込んでくるが、届かない馬だ。１人気では買えない。
ならばホットフレイバーはどうか。単１４倍の複3.7はオッズとしてはいい。
枠が２枠３番、昨日のテイエムハヤオーのトラウマで見送った。しかし２着にきた。複は430円。ミスった。

９RオークランドRCT
前走東京のダ2100でスローペースを最後方からメンバー最速の35.1で追い込んで５着だった
ミダースタッチを狙って買うも出遅れて後方からジリジリときて６着。久々のせいか。

次はどうしても当てないと。
中山の10Rレインボーステークス
チェック馬は武豊騎乗のドットコムとテンシノゴールド。テンシは今日はムリだろう。
後方からいくこの馬にとって開幕週の馬場も、予想されるSペースでは追い込んでとどかないだろう。
ドットコムも追っていい馬だがテンシよりは前にいける。ただ、６番枠はどうだろう。武が内でガマンするか、
または下げて大外に持ち出すか。たぶん内でガマンさすとみる。
なぜか。次の京王杯オータムハンデの本命ヒカルオオゾラも下げて大外では届かない。中団でガマンさせるはず。
ドットコムは最内を５、６番手で追走。直線追い出されると、捌くのに手間取ったものの、なんとか３着。
１、３、２番人気だったので複は160とつかなかった。でもなんとか当てることはできた。
つづく京王杯オータムハンデはチェック馬がヤマニンエマイユとバトルバニヤン。
今日はどちらもムリだ。展開が向かない。ケンだ。
ケンで正解。折り合いに難のあるヒカルオオゾラが、やはり掛かって９着と惨敗。
勝ちみに欠けるザレマが勝って、２着に伏兵14番人気のアップドラフト。馬連で35,760円と荒れた。
チェック馬のヤマニンエマイユは後方から外を追い上げて８着。次走は狙えるかも。

新潟11R 寺泊特別にチェック馬が２頭出てきた。１人気のナイキアプローズと２人気のダイメイザバリヤルだ。
ナイキアプローズは安定しているが、複1.2では買えない。２人気ダイメイは２倍。こちらを狙う。
勝ったのはナイキアプローズ。ダイメイザバリヤルもしっかりと２着に。
複は３着に９人気が入ったが180円とつかなかった。いっそナイキ、ダイメイのワイド290円にいけばよかったか。
いやいやスタイルを変えては勝てまい。

9/12（土）

新潟６R未勝利
出走頭数10頭のうちチェック馬が３頭も。しかも３頭が１～３人気。これでは買えない。
結果を見て驚いたことに３頭ともに競走中止。そんなこともあるのか。
これは今日はツイてないということか、それとも馬券を買わないでケンしたのでツイていたのか。

阪神６R 500万下牝
チェック馬ボンバルリーナ武豊騎乗で複1.2、もう１頭のチェック馬リーガルアムーズも1.2。
ここもケン。結果ボンバルリーナ２着で140。リーガルアムーズ４着。

阪神11R 500万下
チェック馬はハイフィールド。オッズは単15倍、複は2.6。オッズ的には狙っていい。
３枠５番という枠順が気になる。騎手も太宰で多少不安。
悩んだ末にケン。
結果。ハイフィールドが大外から豪快に差しきって１着。
枠順の不安もなにも展開が見事にはまった。しかも最終レースも太宰がとても届かないという最後方から
14番人気の単勝194.8倍のアピールで差し切った。このレースチェック馬はテイエムハヤオー
単８倍、複２倍。騎手は小牧で馬券を買うも９着と惨敗。
ハイフィールドであんなに枠順にこだわったのにテイエムはなんと２番枠だった。
しかも懸念したとおり外に持ち出せなくて、２回も引っ張るところがあって小牧はレース後
「ジッとして外に出してしまった方が良かったかな。」

この日は３頭競走中止に始まって、太宰にやられたような一日になった。