昨年の秋天のレースビデオを見直した。
やっぱり、ちゃんと乗っていたらダークシャドウは勝っていたと思う。
昨年の秋天は、ちょっと参考にならないくらい例外的なレースだった。
馬場が高速仕様になっていたことと、世界の名手と言われるジョッキーが
揃ってミス騎乗していることだ。勝ったトーセンジョーダンのピンナが
だいたいスタートでミスった騎乗だったのだから。
逃げたシルポート蛯名が、超ハイペースの1000m通過56.5だ。
早い話暴走です。それはそれで仕方がない。
毎日王冠をスローに落として溜め逃げをしたが、結果が出ないで8着。
秋天は、陣営が思い切って行ってくれと依頼したのは想像に難くない。
それで蛯名は、やや速いラップで逃げようとしたが馬場状態が
ジョッキーたちの予想を上回る超高速馬場になっていたため
逃げた蛯名はもちろん、行かなくてもいいエイシンフラッシュまで3番手で、
巻き込まれてしまった。この展開ならエイシンフラッシュはダービーの
乗り方でよかったはず。ダークシャドウのレース位置は文句のないポジションだった。
勝ててはずだ。なのになぜ勝てなかったか。先行するはずのトーセンジョーダンが
出遅れたために追い込んできたからだ。それでもダークが先に抜け出せば、
勝っていた。1馬身は抜け出せたはずだ。
なぜそうならなかったかといえば、昨年も書いたので重複するが騎乗した
ベリーが執拗に、岩田ブエナビスタを内に封じ込めようとフタをしていたからだ。
岩田もたまらず窮屈な内に進路をとらざるを得なった。
内に進路を取ったブエナを見て、ベリーはやっと自分も外に持ち出すことにしたが
一瞬速く、出遅れたトーセンジョーダンがダークの進路に入ってしまった。
と、ボクはそう思っている。真相はそうではなかったかもしれない。
それは、それでどうでもいい。大事なことはダークの鞍上が福永になったこと。
シルポートの鞍上も蛯名でなく小牧だということ。
降雨の影響で超ハイペースにはならないだろうということ。
あまりにも馬場が悪くなれば、逃げるシルポートの直後につけるアーネストリー、
カレンブラックヒルの先行残りが考えられるが、そこまでは悪くならないだろう。
勝つのは、ダークシャドウだ。