1番人気ソダシは3戦無敗。函館のデビュー戦がスローペースを2番手から楽に抜け出して上がり35.3。2戦目の札幌2歳Sがハイペースを上がり36.7で早めに抜け出して勝った。
1.48.2のレコードタイム。つまりペースの如何に関わらず勝っている。まあ、どちらも洋芝で野芝に比べれば力のいるパワー型のクロフネ産駒だし、どちらかといえばスピードよりはダートのようなパワー優先に適性がある血統背景だ。
ところが3戦目のG3アルテミスSは、東京のマイルで軽い芝で、スピードを問われるレースだった。ここでもスローペースを2番手から上がり33.9の末脚で抜け出して完勝。
そこで、ソダシが派手な白毛ということもあって一躍クラシックの有力候補になった。
ソダシが本当にペースも馬場も問わない死角のない本命馬として人気になる馬だろうか?
前走33.9の上がりは、3ハロン36.2のスローを2番手から抜け出したもので、今日はおそらく34秒、ひょっとしたら33秒台で流れる。
それでも札幌2歳が59.5のハイペースだったの反論もあろうが、3ハロンは35.0だった。昨年のレシステンシアか逃げ切った33.7ほど速くはないとしても34秒の前半だと思う。そのペースに付いていくのか、下げて差してくるか。
いずれも苦戦は免れないとみる。そこでボクの本命は大外枠武豊騎乗のメイケイエールだ。といいながら血統的には、軽視したソダシに非常に近い血統構成だ。祖々母のシラユキヒメはソダシの祖母という近親だ。
父がソダシのクロフネ、フレンチデピュティのダート血統よりは、ミッキーアイル、ディープインパクトで母の父ハービンジャーで芝の適性がある。
ただし、懸念は前走で見せた掛かりグセだ。前走あれだけ掛かって天才武豊を手こずらせていた。そして今日は距離が伸びて、おまけに大外枠で前をカベに出来ない。不安材料ではある。
狙いたい要素は、あれだけかかれば勝つのは至難だったが直線もう一度力強く伸びた。距離伸びても大丈夫だと思う。掛かりグセについては陣営の馬具の工夫で調教では掛かりグセが大丈夫になったというコメントだ。ケイコはケイコ。本番は大丈夫かという不安はある。その不安感とソダシの白毛馬の初のG1制覇が単勝オッズのソダシ2.7に対してメイケイエール5.6だ。
メイケイエールへ複勝コロガシ3900円。オッズは1.8-2.8だがソダシが飛んで2倍の複勝だ。