予想はスタートしてすぐに外れました。狙ったヴェローナシチーが出遅れた。まあ、仕方がない。出遅れってファンの大方の人は騎手のせいだと思うようですが、要因はいろいろあって馬自身の問題例えばゲートでじっとしてなくてソワソワする馬だとか。それも調教師が矯正するもんだといえば、それはそうかも知れませんが。
勝ったのは、田辺裕信騎手。絶妙の手綱捌きだったと言えるだろう。3000m走っての4、5cmの争いを制したのだから。馬券圏内は外さないだろうと予想したのだから、勝ったアスクビクターモアから馬券買えば、当たったかも知れない。それでも自分のフォームなので仕方がない。
おめでとう。田辺裕信騎手。初めてのクラシック制覇だ。G1は3度目。今日のレースでも分かってもらえるだろうけど、田辺は巧いです。ボクのような素人でもそう思います。ただ乗り馬に恵まれてないだけ。
なんか穴馬を持ってくる騎手だというイメージがあるが、確かに穴馬を持っては来ます。最終レースは抜群に来ます(笑)ボクのブログを見てくれる人はもうご存知でしょうが。
初めてのG1は、フェブラリーステークスで16番人気のコパノリッキーで勝った。単勝272倍はボクは獲ってません(笑)
レースしては、緩むだろうと思われた中盤も全く緩まない張りつめたペースで真のステイヤーの資質を問われるレースになった。ちなみに1000mが58.7と超ハイペース。逃げたセイウンハーデスが17着、3、4番手のディナースタ14着、ポッドボレット16着、ビーアストニッシド13着だったように、2番手から早めに先頭に立ってボルドグフーシュ以下の追撃を抑えて押し切ったアスクビクターモアの強さが際だった結果となった。着差のハナ差以上に強い内容だった。レコードはおまけだ。
これでG1レースは1番人気が16連敗。このレースの1番人気はトライアルのセントライト記念でビクターモアに頭差で勝ったガイアフォース。8着だった絶好の1番枠が逆に乗り難しい結果になったようだ。父キタサンブラックから距離は大丈夫と見られていたが、今日の結果を見ると距離が長いかも。
この阪神開催は3ヶ月のロングランとなることから、ボクは馬場を硬めに作っているだろうと思っています。実際はそうではないかも知れませんが、レコードになる下地はあったと思う。
そのことと関連があるのが、天皇賞とジャパンCが行われる東京開催も速いタイムが出る作りではないかと憶測しています。その傾向は実感的には、かなり以前から感じています。
世界の名馬を招待する馬場を最高のコンディションでということかも知れません。違うかも知れません。ボクの勝手な妄想かも。ただ、過去のレースで逃げた騎手がそんなに速いラップが出てたのかと首を捻るシーンを何度か見た気がする。
馬場はエアレーションを採用して、固くて速い馬場だけでなく適度にクッション性を加えて、馬の脚元にやさしい馬場に変化していってるだろう。外国馬の負けた陣営が「こんな固い馬場では無理だった」みたいなコメントからの反省もあるんだろう。
JRAでは、固い馬場が必ずしも故障につながるわけではないと競走馬研究所とかで発信してきた。データの裏付けもあって、うっかりそうなのかと思わされたが1頭当たりの出走数も変わってないのでしょうか?そっちのデータも出してもらえると馬場と故障馬の相関がわかると思うのだが。実感としては上級馬の出走数が減っているんじゃないか。つまり、トライアルを使わないでぶっつけで使う馬が増えているんじゃないだろうか?
なんか菊花賞の回顧からまた離れてしまったのでこのへんで(笑)
菊花賞の田辺を買わなかったボクは、最終の田辺も買わないつもりだった。1つには、菊花賞のような大レースを勝った騎手が最終は手を抜くのではないかという常識的な考え。もう1つはPATのお金がなくなった。と思っていたが残金100円あった。最終の田辺の馬は単勝オッズ14.9倍。田辺は何の迷いもなく勝った。それがコレです(笑)