逃げ馬がフィフティープルーフ1頭で、他にハナに行きそうな馬も
見当たらず。スローの上がり勝負になると見られている。
果たしてそうか。そうなるんだろうか。
そうなればブエナビスタは言うに及ばず、ダービーの1、2着馬が有利だろう。
出遅れなければペルーサも。
ここ10年でのJCの上がり3ハロンの最速は06年、07年の34.3だ。
ダービーでエイシンフラッシュ、ローズキングダムがマークした32.7、32.9。
ブエナビスタの京都記念33.4、ヴィクトリアMの33.5で決まるようなレースには
ならないと思う。なぜか。瞬発力勝負になれば、この3頭やペルーサが有利に
なるのに決まっている。外国人騎手がおめおめと手をこまねいてそれを黙って
見ているなんてあるだろうか。いわんや日本人騎手の「世界の蛯名」が許すだろうか。
それから、もう一人います。先行することの好きな「模範騎手」藤田だ。
「天皇賞」を振り返ってみた。ブエナビスタには枠順からレース展開まで
何から何まで恵まれたレースだった。運が良かったと言ってるんじゃない
実力がなければ勝てないレースではあったが、実力以上のちからが発揮できた。
そう思う。天皇賞当日の馬場は「内有利の先行有利」。2番手のオウケンサクラが
4着に残れる馬場だった。ここで出遅れたペルーサが一番強いレースをしている
上がりの脚がブエナを上回る最速だったこともあるが、最後方からの追い込み。
もし、ブエナと同じ位置なら差し切れたか。これは競馬が終わってよく言われる
「たられば」なので実際に差し切れたかどうかは、何ともいえない。
可能性としてはあった。みんながそう思うからダービーの1、2着馬を抑えての
3番人気に支持されているんだろう。ブエナビスタは天皇賞と違って今度は大外
8枠16番だ。不利か。不利だろうか。これまで大レースの前に刈っていた内の芝を
刈らなかった。内が荒れてきたためか。内有利ではない。フラットか。
昨日の東京芝コースは2レース2歳未勝利、距離1600mは1~3着はすべて追い込み馬で
3頭とも外から伸びてきた。3レース2歳未勝利、距離1800mも1~3着はすべて追い込み馬で
やはり外を追い上げてきた馬だった。6レースの新馬戦はヘニーハウンドが内を通って逃げ切った。
2、3着馬は外を追い込んだ馬だ。ここまでは6レースの勝った馬がスピードがあって
逃げ切ったので、外有利の追い込み有利の馬場といえる。残る2レースでは様相が一変している
追い込み馬がきているが、いずれも内を通ってきた馬だ。詳しく言おう。
メインの11レース「プロミネントJT」勝ったスノークラッシャー、2着イチブン、
3着のタッチミーノットは枠順が4番、3番、1番という理由だからだろう。
外を回す余裕のないレースともいえたが、内の狭いところを苦労して抜け出てきた。
もしも外枠ならもっと楽にレースを進められたか?それはなんともいえない。
詰まったおかげで脚が貯められるということもある。それでもボクは外枠なら
外を回して馬場のいいところ通ったと思う。それはスノークラッシャーで1200勝を
達成した福永祐一がインタビューで「内の悪いところは通りたくなかったが…」と
コメントしていた。さて最終の12レース「エクセレントJT」ここも同じく追い込み馬が
勝ったがケニアブラックが2番、逃げ粘った2着のナシュワンヒーローが4番枠ということで
内を通った馬だった。これも枠順のせいだと思うが、この辺りは見解の分かれるところかも
知れないので明日の午前中のレースはもちろん直前のレースの馬場状態を注意したい。
そこで現時点のボクのジャパンCの予想だが、瞬発力勝負にならなかったときは、
シンゲンを考えている。根拠は先に行けるのと枠順がいいと思う。
それとあまりにも人気がない。天皇賞のときは3番人気だったのに。
距離も勝ったことがあるし、何なんでしょう。いわゆる人気の死角に入ったのかな。
それと昨日言ったジャガーメイルも買いたい馬です。