ハナ差だった。ボクが唯一懸念した1枠1番枠だけにスタートで出していく。ゴール前で響かないか?
その通りになった。
勝った福永祐一のシャフリヤールは馬体重が444と今日の出走馬の中では最軽量だった。先週のオークスでもそうだったが、2400mを走るには馬体重は軽い方がいい。
人間のマラソンランナーに太った人がいない。軽いランナーばかりだ。それと同じ理屈だ。
もうひとつ気がかりだったトラックバイアスはそれほどでもなかった。それでも10Rで乗った福永の馬は、ボクの想定よりは後過ぎる。しかも馬群がカベで捌けない。そして本番のダービーも福永自身がインタビューで言っているように10Rほどは後からではないにしても、前がカベで馬群を捌けない。しかし、馬が違った。
馬場的には皐月賞などより切れる脚を求められた。つまり、ハーツクライやエピファネイアより切れるディープ産駒の脚だ。
負けたとはいえエフフォーリアの乗り方は悪くはない。福永が素晴しい乗り方をしたかと言えばそうとも言えないとしても、それが競馬だといえば、なんかはぐらかせているように聞こえるだろうか?
今日の結果そのものが競馬なんだ。他にはボクには言う言葉が見つからない。
明日以降また気がつくことがあれば書いてみたい。
今日は見応えのあるダービーだったということにしょう。
今後は福永がコントレイルとの対戦で、どちらに乗るか。そのあたりを含めて楽しみたい。