ジャンク屋の活動日誌

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17/12/22 クルーズ船『コスタネオロマンチカ』(17/9/30発)~三日目・釜山~

2017-12-22 23:30:15 | クルーズ旅行2017


◆釜山編◆






この日は他のブログではほとんど言及されてなかったモーニング(朝食)を注文してみた。
もちろん前日にオーダー(チェックシート)をドア前に引っかけておく事が必要になる。サービス料は不要。
起きたばっかりだろうから、軽めにクロワッサンとホットチョコレートを注文してみた。
7時ごろ、ルームサービスの人がドアをトントンする。モーニングコールにもなるわけだ(起きてたけど)。
そして実食。


多いよ!
※写真ではラス1になってたので元の状態に復元しました


ここではチェックシートを塗り潰すとパンが4つ運ばれてくるらしい。くれぐれも気をつけろ!
どうやらブッフェで見かけるクロワッサンと違いはなさそうだ。他にもブッフェにあるものはそのまま出てくる可能性は高いだろうから、覚えておくと便利かも。

そしてポットになみなみと注がれたホットチョコレートは…白かった。
いやホットミルクだこれ!

これは完全なオーダーミスだ。ココアが品切れ(しかし報告はしない)という可能性も捨てきれないが。
しかしよくよく振り替えってみると、クルーズ中のオーダー間違いはこの一件だけだった。思ってたよりしっかりしてる。
まぁ残念ではあったが、手元にコーヒーがあったのでカフェラテにして減らしていく事にする。問題はそっちじゃない。
お前だミカァ!


(※クロワッサン→三日月→ミカ)

起きてすぐパン4つはなかなかキツい。あと夜中あたりから微妙に船酔いもきてる。
おそらくは「足りないより余る方がよい」という船側の配慮だろうが、こうやって出されると全部食べないと申し訳なく思ってしまうのだ。
結局、そう大きくないクロワッサン×4に15分くらいの時間を費やした。ミルクは不本意ながら少し残した。
有効かどうかは分からないが、オーダー票にはハッキリ「1!!」と書くのをオススメしたい(反映されるかは不明)。


朝食は初日以来の10階「ジャルディーノ」へ。
基本的にブッフェスタイルが好きなので、以降はここを主戦場とする事になる。


ジャルディーノMAP。実際のビジュアルは他のブログなどを参照しよう(丸投げ)

店内は図の通り、食事が並べられた二本の通路を挟んだ形で、飲食スペースが設けられている。ぐるっと周れる感じだ。
基本的には両通路とも同じメニューが並ぶが、片側では売り切れ中の食べ物が並ぶなど、チェックしておいて損はない。
実際、今回の朝食でもハッシュドポテト、鮭のグリル、そして炊きたてのご飯を発見できた。
なお無料のジュースが提供されるのは朝食時のみ。りんごジュースは「水道水」が顔を覗かせるが、オレンジの方は全く気にならなかった。

当然と言えば当然だが、朝食らしいラインナップに。しかし肉・魚類は依然健在だ(写真は余りにも写りが悪かったので省略)
豚ハムと「グリルドのカレイ(原文まま)」がイイ感じ。なんか声に出してみるとハライチのネタみたいな語感だ。
語感といえば他にも「ヤッサイイタメ(野菜炒め)」とかの絶妙なカタコト感も心地よい。





前回、下船はデッキ3とお伝えしたが、釜山の場合はデッキ5になる。
これまでのように橋を掛けて港に降り立つのではなく、直接ターミナルに接続するのだ。


「コの字」の、もの凄く長い通路を抜けて国際ターミナルの中心へ。
近代的な造りだが、やはり日本とは違う異国感がある(異国なんだけど)。


今回の旅は買い出しがメインだ。とりあえずキムチ・ラーメン・おかしを買って帰る。
税関で食料品は没収されるらしいので、おそらく配達になるだろう。

そしてここが重要。このミッションでは一切の交通期間を使わない。何故だ。
いやタクシーとか安いらしいから使った方が絶対いいんだけど、コミュニケーション能力とか、予算配分とか(資金7000円くらい)で断念した。
なぁに歩けばいいさ。刑事(デカ)は足で稼ぐもんさ。町並みを楽しめばいいさと自分に言い聞かせて。

この判断が重要、というか重大な事態を招いたのは言うまでもない…



「徒歩でもなければターミナルの外観を悠長に撮影する事も無かったろう」と自己弁護。
この時はターミナルから無料バスが出ている事など完全に忘れていた



ターミナルを出て、いよいよ釜山の町へ。さらっと流したが、ターミナル出口を探す時点で15分くらい経過している。やばくないか。
辺りを眺めてみる。そこらじゅうがハングル。もう少し日本語か、せめて英語の表記があるのかと思ったらハングルだ。これがロスト・イン・トランスレーションなのか。
案内MAPも、町の中心部あたりだと日本語が併記されてたりするが、そうでないものも多い。というか日本と比べMAPがそもそも少なかった気がする。

海沿いは撮れ高に不安を感じてきたので、トンネルを抜けて町中を目指すことに。

非正規ルート感がすごい。むしろアングラ感がある。


人間の像


家が沢山ある風景


十字架のある建物


やたらソファーなどの家具が充実してる通りを進む。なんかたまに妙に臭う。今のとこ日本語はレストランで一度見たきりだ。
歩き始めて30分くらいは経ったろうか。喉も渇いてきた頃、ふと気になってコンビニへと立ち寄る。セブンってどこにでもあるんですね。


本場のロッテは飲み物も扱うらしい。「2%」という商品名のようだ。
果汁が2%なのか。だとしたら何故2%程度を商品名に取り入れるのか。疑問は深まるばかりだ。味はさすが安定のピーチ味。


ところで韓国のコンビニは日本のものと違い、基本的には雑誌コーナーが無いようだ。というか本屋自体一件しか見かけてない(なんか日本の女性誌がそのまま置いてた)。
なんてこった。これでは地元のエロ本を買って楽しむという海外旅行ならではの醍醐味が達成できないではないか。어머니!
(あとで調べて分かったが、韓国ではワイセツ商品の製造・販売は違法らしい。というか海外からの猥褻物の持ち込みも違法らしいので結果オーライだが)



ドッグファイト


キャットファイト


水分も補給したところで暫く歩き続けるが、「この方向に進めばその内、着くだろう」と思っていたスポットを何点かスルーしている事に気付く。
というか少しずつ大通りを離れているような気もする。暗雲が立ち込めていく。このプラン自体はなから暗雲の中を突き進んでるような気もするが。

一応、ここには行ってみようと思っていた建物がある。ロッテが運営している大きな施設だ。ハングル文字を恐れる筆者にとって「LOTTE」の5文字は安定のスペルなのである。
LOTTEはどこだ。LOTTEを出せ!不安と疲労、そして焦燥に襲われるなかで必死にコンクリートジャングルを分け入って進む。そしてそれは目の前に現れた。



LOTTE!LOTTEじゃないか!



光が差した瞬間であった。

陸橋を越えて線路を抜け、さらに光を求めさまよう。なんか2時間くらい経過してた。
いつの間にかデカいLOTTEが視界から消えていたが、それでも歩き続けた。そこは確認しようよ。
しかし突如、LOTTEは再び我が目の前に現れた!



絶対に夢の国

なんかさっきのと比べて背が縮んだ気もするが、外観がひたすら賑やかなので最早そんな事はどうでもよかった。やっと涼める!
このロッテマート、一階分が「イオンモール」で言うところの「イオン」くらいの広さの敷地である。専門店抜きくらいの。
1階はスーパー、2階は家電など、そして3階にはこの間破産した「トイザらス」が入っている。もともと広いお店だか、ここもかなりのもの。

ポケモン、3DS、シルバニアや妖怪ウォッチ、ワンピースにベイブレードなど日本のおもちゃが非常に多かった。戦隊モノのコーナーもあったかな。
ガンプラコーナーは何故か00と三国伝を推していた。三国伝の方は日本では扱ってるトコが少ないので試しに購入してみても良かったかもしれない。
そういえば、この階で児童書とか図鑑みたいなものは見つかったが、結局ここにも本屋は無かった。この国では焚書が始まっているのだろうか。前述の本屋も地下だったし。


この辺りで安定した無料WIFIが利用できるようになったので、配送方法について調べてみる事に。どうやら郵便局のEMSが早くて便利っぽい。でも高ぇ!
しかも定番のキムチは保存状態の点で不安が残る。重いからその分送料もかさみそうだし。

配送―ここにきて結構重大な問題を認識、というか失念していた。思い返せば郵便局もどこか分からないので、少なくとも一軒くらいは確保しておかなければ。
それにしたって時間がない(現在2時くらい)。とりあえず港へ向かうルートでいこう。歩幅は広がり、気が付けば駆け出していた。



まずは南だ。多分きっとそうだ。しかしどっちが南だ。
素直に来た道を戻ればいいのかもしれないが、市場のひとつも見つけていないのでそれは厳しい。
建物の配置など、記憶を頼りに南っぽい方角を推測する。ロッテマート前はかなり道が分かれているので、選択ミスが命取りとなりかねない。


唯一、復路で撮影できた街並み。こっから言い訳タイム

ぶっちゃけこの辺からほとんど走り回っていたので、写真もほとんど無い。
しかしながら現代的な建物のすぐ近くに地元感あふれる店、少し怪しい店々が点在する様はとても印象に残った。光と影が同居してる感じだ。
急ぎながら、しかし「かがやき」っぽい配色のパトカーに怪しまれないよう、コンクリートジャングルを突き進んだ。


怪しまれそうなのに写真なんて撮れるワケないだろ、おっかさん!

途中、偶然にもソミョン(西面)の地下街を抜けることができたのは幸運だった。
若者向けの店が立ち並び、この時ばかりは歩いて街ブラを楽しんだ。でもやっぱり写真がないんだ、申し訳ない。
ちなみに結局入店しなかった方のLOTTEビルはこの近辺にあり、その名を「ロッテ百貨店(デパート)」という。
そして帰国してから検索した結果、自分が辿り着いたのは「ロッテキッズマート(釜山店)」だった事が判明。超納得した。


マジで何も撮れてないので半月斬(@キム)で繋がせてください

乗船時間までに品物は見つかるのか。配送方法は?ていうか港に間に合うのか!
時間は4時過ぎ。港っぽい景観を目指し歩み(走り)を進めると、見慣れた船体が!ただいま!


これもぶっちゃけ翌日(福岡)の写真なんだ


私は帰ってきた。しかし時間がない。お土産もない。疲れと思い出以外の何が残ったのか、逆に聞きたいくらいだ。
比較的wifiの通りそうなターミナルに一旦戻り、ネットで情報を収集すべき。そう考え、戻ったターミナルで、ある事を思いつく。

「よく考えたらここで全部揃うんじゃあないか」、と―。


記念品売場、いわゆる土産屋は3階にある。ちなみに1階は駐車場なので、施設は概ね2~3階に集約されている。
ここを選んだのは品揃えだけでなく配送の手配もやってくれるんじゃないかという期待からであったが、その答えは更に斜め上をいっていた。

「ここで買ったものは船に持っていっていいよ!」
寝耳に水か。


そんなこんなで、土産屋でキムチとおかし、同階のセブンでラーメン(土産屋に辛ラーメンしか無かったので)を調達した。
今回、持ち込みに関しては店員・コスタスタッフ・ターミナルスタッフの三者から「問題なし」のお墨付きを頂いたが、
原則不可である事は明記されているし、今は「暗黙の了解」かもしれないが、今後は厳しくなる可能性も無くはないので
気になる方は入港後、ターミナルを出る前に確認をしておくと良いだろう。



問題が一気に解決し、重い荷物をキャビンに降ろした途端、安心からか疲れが襲ってきた。

そもそも、ずっと走りっ放しだったので、のんびりしに来たハズなのに疲労がピークに達している。こういう時は肉と酒に限る。
なんと今夜(いちおう次の日も)は、10$でアルコール飲み放題の「「」という催しがあるのだ。




肉は満ちた。あとは酒だ。

、という位だから、飲める時間帯は19:00~20:00(入店から1時間)と決まっている。
会場は「エノテカ・ヴェローナ(船内マップにはヴェローナ・ワインバーと表記)」。昨日、船長と記念撮影した場所だ。


もちろん全体の雰囲気が味わえる写真などあろう筈もございません

ワインバーでは、ピアノ演奏が行われていた。席はほとんど埋まっていたので、若干目立つテーブルに案内される。
他より背の高い椅子に腰かけ、老ウェイター(平時はここでソムリエをしている)からメニューを受けとる。


画像ブレブレだが、まずはピニャコラーダから。ウォッカとココナッツのお酒。
いかにもプールサイドに似合いそうなカクテルだ。


ビール(カールスバーグ)とベリーニ(ピーチのスパークリングカクテル)を経由し、ここでレッドブル(エナジー飲料)を注文してみる。
…が、やんわり断られた。ちくしょう、よく心得てやがる。お気遣いありがとう。
(※アルコールとカフェインの組み合わせは大変危険!)



そこで今度はラムコークを頼む事にした。そこまでしてカフェインを摂取したかったワケではない。ソフトドリンクっぽいのが欲しかったのだ。
ドリンクとは関係ないが、さっきから画像に写り込んでいるおつまみが美味しい。



最後を飾るのはモヒート、そして…ファンタだ。まさかのオレンジ。
「ファンタはグレープ」というのは日本人の誤った先入観に他ならない。でも締めのオレンジ美味い。



エネルギーを充分過ぎるほどに補充し、その日は泥のように眠った…(@桜木花道)





…かに見えたが、やはり船揺れで何度か目が覚めた。


見えたカニ