秒速答案

2016-05-25 16:36:36 | 司法試験関連

25日から加藤先生の本試験秒速答案が資格スクエア本試験特集ページにアップされ始めていますね。受験生的には「「見るべきか、見ないべきか、それが問題だ」という心境だと思いますが。笑

しかし、ひと夏完全に情報を遮断するのも難しいですし、結局は気になってモヤモヤ気分に陥るのは目に見えています。そもそも、答案例と比較して論点を落としてるからダメとか、そういう単純な話ではないので、ある程度情報取集しておいた方がいいとは思います。試験直後の時期だからこそ、具体的に検討できるので。

勇気を持って読んでみては如何でしょうか?

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2次規範の重要性について

2016-05-25 10:09:40 | 司法試験関連

講義では本当にいつもうるさく言っていることですが、考慮ファクターを第2次規範としてあげないと、結果的に当てはめ段階で自分が行き詰まります。問題文の事実を拾うための「チェックリスト」としては、第1次規範のみでは抽象度が高すぎて機能しないことが多いからです。第1次規範は寧ろ最後の決めゼリフ的に機能するものであって、それ自体は事実を拾い上げていくには漠然としていることが多いのです。

刑事訴訟が一番わかりやすいと思うのですが、必要性・相当性・緊急性という例の「3兄弟」規範だけでは、実際に何をどう当てはめればいいのかの手がかりになりません。なので、結局何となく思いついたままに問題文から事実を拾うことになるので、配点対象になっている重要な事実を落としたりする危険性が高まるのです。またモデルとなる判例の事案との違い、すなわち「本件事案の特殊性」に気がつくこともできません。「あてはめ」が苦手な人は、おそらくこの辺のことを理解できていないのだと思います。

特に最高裁が社会通念審査や事例判断審査をしている以上、裁判官として要求される能力は、事案に応じて考慮すべきファクターがなんなのかを「事実関係から汲み上げる能力」だと思います。当局は司法試験で採用したいのは、優秀な裁判官と検察官です。だとすれば司法試験で要求されるスキルも裁判官や検察官の資質として要求されるものと同じになるはずなのです。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする