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ロム専からの脱出

2011-11-23 16:49:39 | 司法試験関連
「論文突破力」を身につけるためには,なるべく早い段階で,「アウトプットからのインプット」,というスタイルに切り替えた方が良い。ただ,勘違いしてはいけないのは,「問題演習だけで」インプットをカバーする,という発想は大変危険だ,ということである。インプットはインプットでキッチリ詰めて行わなければならない。そういう意味では,私の言っていることは世間で言うところの「問題演習中心主義」ではない。

要は,「いつまでも本ばかり読んでいたって駄目だ」,ということが言いたいのである。論文対策は「ロム専」では駄目なのだ(笑)。身につけた知識,スキルを実戦形式で磨いていく事が重要である。そういう意味で,早めにアウトプットからのインプットに切り替えなければならない。

「~からのインプットって何だ?」という人もいると思うが,これは,「演習してみて分かる知識修得の甘さ」と言うのがある,という意味合いである。当然そのような点については,復習段階で補強すべきであろう。

インプットはある程度のスケールで行う必要がある。ただそれだけでは不十分で,その次の段階として「まずアウトプットして」というレベルに移行しなければならないのである。

インプット段階で修得する知識量が不十分だと後々大変である。結局受験期間も含めかなり遠回りになるので,いわゆる「問題演習中心主義」は,両刃の剣であることを認識しておいて欲しい。この場合,こなすべき問題数は半端ない相当な数でないとカバーしきれない。問題集2,3冊やって済む話ではない。一時期「肢別本でインプット」が流行って,今その弊害が非常に顕著なのは周知の事実であろう。論文対策だって同じである。楽して受かる方法なんてない。
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