予備試験論文受験組みの意識が非常に高い。最近,色々話す機会が増えたのだが,正直感心するばかりである。
7月に論文試験を終えたばかりで,普通なら「まぁ,一休み」,となるところだがそうではない。本試験への頭の切り替え,私立ロー入試対策,予備口述試験対策などで頭が一杯のようである。前期ペースメーカー論文答練も8月に集中受講するという気合の入りようである。つい先日まで,予備試験の直前答練を受講し,また答練をガンガン受けようというのだから頭が下がる。相談内容も,この夏の勉強計画や,使用教材,何をどう勉強すればよいか,という具体的なものばかりで,本当に情報収集に貪欲である。あっという間に,本試験に必要なスキルをマスターすることだろう。
もう一回言うが,本当に感心する。とにかく「素直」であるし,砂漠に水を撒いた感じで吸収していくのが話していて分かる。若くて優秀な人間に見られる傾向だ。予備試験組みが全員そうだというわけではないが,そういう集団もいるにはいるということである。なので,来季受験を考えているロー組みも負けていられないのだ。この夏場に既に激しく「本試験対策」をしようという人が現にいるのである。
激戦の火蓋は既に切って落とされている,と改めて実感した次第である。