不合格の理由を考える

2010-09-11 12:30:39 | 司法試験関連
不合格の理由を考える。
①基礎体力不足。短答で落ちた人はこれが原因である。
②方向性の間違い。論文で落ちた人はこの可能性が非常に高い。

一生懸命勉強したのに何故,という思いが今後何度も脳裏を過ぎると思う。ここで注意したいのは,一生懸命勉強したから受かるわけではない,と言う事実である。「正しい」努力をして初めて合格できるのである。問題は「量」ではなく「質」である。

もっとも,どれくらいの「量」が必要かも個人差が大きい。中にはまるで勉強しないでも受かる人がいる。だから何だって話だが。人のことはどうでも良い。自分のことだけを考える。自分にとって必要な「量」をやるだけだ。例えば,覚えられなければ覚えるまで愚直に暗記するだけである。難しい話ではない。問題は「質」である。

吉野が思うに,勉強していない受験生はいない。しかし正しい勉強をしている受験生はそう多くないのではないか。「質」がポイントである。

それから,腹を括れ。これ大事。受験勉強はつまらない。受験生としての生活もつまらない。単調で華やかさの欠片も無い。楽しい事を期待してはいけない。来年5月の試験が終わるまで,原則「つまらない」。楽しいことを期待するから何も起きないと「つまらない」と感じてしまうのである。「原則」つまらないと思っておけば些細なことでも嬉しく感じる。逆転の発想である。吉野は受験生時代,何も楽しくなかった。特に年明けの1月から5月までは1週間の会話時間はほぼ無いに等しい生活をしていた。試験が終わるまで変な期待はしない。受験生ライフが楽しいなんてどんな幻想抱いているのかと。

そのかわり試験終了後は思いっきり夏を満喫してくれ。人間性の回復である。

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