Sings The Lyrics of Ira Gershwin/Mitzi Gaynor
(Verve MGVS-6049)
(Verve MGVS-6049)
本国アメリカにはとってもジャジーなVocalを聴かせる女優さんが多いですね。そして、ダンスも出来たりで、本当に多彩です。ドリス・デイを筆頭にこんな歌手は本当にたくさんいます。本日の主役、Mitzi Gaynorもactress, singer, dancerと紹介されており、そんな一人だろうと思います。自分のような映画関係にはあまり強くない輩には、やっぱりVERVEに残された2枚のボーカルアルバムが注目ですよね。一枚は黄色の背景に彼女の全身が写った"Mitzi", もう一枚は本日アップのこのアルバムです。
バックはラッセル・ガルシアのオケで、Ira Gershwinのlyricsをつけて12曲を歌ったものです。Gershwin兄弟はというと弟のGeorge Gershwinが何といっても有名ですが、ここでもGeorge作の楽曲6曲と他にも有名な作曲家(Kurt Weill, Harold Arlen, Vernon Duke)の楽曲に歌詞をつけた6曲が取り上げられています。A-1の"Soon", B-4の"There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York"やB-6の"Isn't it A Pity"などはGeorgeの代表作ですし、Vernon DukeのA-6の"I Can't Get Started With You"やKurt Weillの"My Ship"などの佳曲がセレクトされているのがうれしいですね。"Soon"のでだしから、Mitziのスマートでジャジーな粋なヴォーカルを味わえますよ。個人的には、カバーの有名な"Mitzi"よりこちらのアルバムに肩入れしてしまいます。
所有盤はVerve INCの”Stereophonic"盤です。こっちはアップ画像ですが 周囲がオフフォーカスでなかなかいい仕上がりのカバーで決して"Mitzi"に負けてないと思うのですが・・・。
ミッチ・ゲイナーいいですね。彼女ですぐに思い出すのは、エセル・マーマン主演の映画「ショウ程素敵な商売はない」です。マリリン・モンローが圧倒的ですが、ミッチもなかなか。
この作品中最も好きなのは、「Isn't It a Pity」で、べヴァリー・ケニーと双璧だと思っています。
やはり、映画好きのazuminoさんらしいですね。
この辺りは映画も観ていないんで・・・
Beverly Kennyはデッカの"Born To Be Blue"ですね。
A-2のIsn't It A Pity, 自分も大好きです。
残念ながら自分は国内盤です。