Rushing Lullabies/Jimmy Rushing
(Columbia CL1401)
(Columbia CL1401)
ジャズシンガーと言うよりフォークブルースシンガーと言った方が良いかもしれないですが、彼の黒人特有の首も回りにくいような体躯から繰り出されるス ウィング感あふれるボーカルが好きです。この強烈な体躯と大きな目の人なつっこい顏貌が忘れられません。1900年代初頭、オクラホマシティ生まれと言い ますから,72年白血病でこの世を去るまで,この肥満で良く生きられたものだと感心します。 ミッドウエストでクラブ歌手として唄い始め,1930年代、ベイシー楽団の専属歌手になって彼の名は一役有名になります。コロンビアの"The Jazz Odyssey"や遺作となったRCAの"The You and Me That Used to Be"などが彼の代表作として知られていますよね。
今日は,このラッシングのコロンビア盤で自分が最も好きなカバーのアルバム"Rushing Lullabies"をアップします。まずカバーの籐椅子にちょこんと腰掛けてカメラに微笑んだ顔に愛着を感じてしまいますね。サイドAのオープニングは ベイシーと彼の共作の"You Can't Run Around"です。ギターのフィルインに導かれはじまるスローブルースが彼のボーカルの真骨頂です。"Deed I do", "PinK Champagne"などでも彼の深いブルースフィーリングを味わえます。サイドBではラストでの名曲"Russian Lullaby"でシャウトしながらの円熟したブルースシンギングが聴かれます。彼をサポートするバックがこれまた素晴らしく,Buddy Tate(ts), Skeeter Best(g), Sir Charles Thompson(org),Ray Bryant(p), Gene Ramey(b), Jo Jones(ds)のセクステットで特にテイトのアーシーなテナーが好調です。Skeeterのギターも効いていますね。
ブログと言うビジュアル重視の媒体なので,やはりこのアルバムをアップしたいと思わせるカバーです。存在自体がブルースと言った感じのカバーと思います。所有盤は米コロンビア6eyeのモノ盤です。
このアルバムは、残念ながら聞いたことがありません。見つけたら入手したいと思います。
彼のブルースシャウティングは最高です。
たくさん所有しておられますね。
自分はBrubeck&Rushingとこのアルバムがオリジナルですが他は国内盤の再発です。
あの体躯と愛らしい表情がすきですね。
もちろん,ブルースフィーリングは最高です。
アンダーレイテッドシンガーですけどね。